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元音楽教師、音楽ですべてを変える 〜第二の人生は音楽の世界?!〜  作者: 塩素
第4章 出世編

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第33話 飛び級



 昇格依頼(プロモーションクエスト)の受け方は簡単。

 いつもの窓口に行って、昇格基準を満たしているかを聞くだけだ。

 さっそくいつもの窓口へ行こう。


 

「あの、昇格依頼を受けたいのですが…。」


「あぁユウさん。いつもご苦労さまです。昇格基準の確認ですね。少々お待ちください。」


「………。」


「お待たせしました。あの…ユウさんは今、冒険者と魔法使いのランクはどちらも3級で間違いないですよね?」


「はい。その通りだと思います。」


「…。今のユウさんの基準ですと…第1級への昇格基準を満たしております。異例の事態なので……少し上の者と相談してきてもよろしいですか??」


「えっ…あ、はい。お願いします。」


「ありがとうございます。では、この建物内でお待ちください。」



 まさか、カエスーラでの少しの修行と、街の名声を集めただけで、第1級への挑戦ができるほどになっていたとは…。

 全然実感がわかないけど、努力の成果が出てそうで嬉しいな。

 とりあえず、結果を聞くまでここのカフェでゆっくりしてよう。

       ・

       ・

 備え付けの小さなカフェでコーヒーとブレッドを頼み、ゆっくりしていた。

 すると、真面目そうな冒険者がこちらにやってきた。

 また文句でも言われるんだろうか。



「あの…。ユウ・シャープさんですか??」


「……、はい。そうですけど…?」


「はぁ…!!私、ユウさんにお会いしたかったんです!噂を聞きました!凄い活躍でしたね!!」


「あぁ…、それはありがとう。いい噂が広まってるようでうれしいよ。」


「…それでですね……、少しご相談が……。」


「…?何でしょうか?」


「…私、これから洞窟攻略の依頼を受けていまして、他に3人ほどいるのですが、魔法使いがいなくて…。」

「よろしければ、ユウさん。一緒についてきてくださいませんか?もちろん、報酬は半分以上譲ります!!」


「……。」



 正直、ついていってあげたいけど、自分の昇格もあるしな…。

 こういうときは、教師としてきっぱりと断ったほうがいいよな。



「誘いはありがたいんですけど、私もこれから昇格依頼を受けるんですよ。だから、今すぐは少し厳しいかもしれません…。」


「あぁ…。それは大事な時に、失礼しました!どうぞ気にせず、そちらを優先してください!!また会った時にお話してください!!」


「すみませんね。依頼頑張ってください!!」


「はい!!」



 うん。こっちのほうが楽でいいよな。

 もやもやしてたら、どっちも気分悪くなるからな。

 そうしていると、窓口のお姉さんが戻ってきた。



「ユウさんお待たせしました。」

「今、第1級の依頼で、砂漠地帯の魔物(モンスター)討伐があります。それを達成したら、第1級冒険者の資格を与えますとの事です。」


「じゃあ、実質飛び級ということになるんですか??」


「そうなりますね…。ただ、第1級以上の冒険者に2人以上同行してもらってください。これは上からの命令ですのでお願いします。」


「分かりました。その依頼を受けます。」


「ありがとうございます。ではこちらが依頼(クエスト)です。ご武運を!!」



 特例として、第1級冒険者への飛び級が許された。

 第1級以上の冒険者2人か……、


 ウベティとアルスに決まり!!



 ◎依頼(クエスト)内容

 ーー砂漠の龍を求めてーー


 ・最近砂漠地帯に龍が出現して困ってるんだよ…   

 誰か倒しておくれ。安心して眠れないよ…。

 

 ・第1級向け依頼、昇格依頼(プロモーションクエスト)対応


 ・場所…砂漠地帯、『スッスランド』


 ・報酬…第1級への昇格、ソプラノ紙幣10枚


 

 なるほど、砂漠の龍の討伐か…。

 この世界にもやっぱり龍はいるんだ。

 龍ってやっぱりかっこいいし、見てみたかったから、楽しみだな。

 

 

 





次回第34話 男3人、砂漠地帯へ

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