第17話:ウォール街の熱狂と、次世代の「リンゴ」
2004年、春。アメリカ・ニューヨーク。
金融の中心地・ウォール街にあるニューヨーク証券取引所(NYSE)のメインフロアは、押し寄せた報道陣とトレーダーたちの熱気で包まれていた。
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「歴史的な日だ……! 1999年のドットコムバブル崩壊以降、これほど巨大なIT上場(IPO)は存在しない!」
上場企業のパネルに踊る、お馴染みのロゴ。
『NextStream Global Inc. (Ticker: NEXT)』
初値の公募価格は50ドル。しかし、売買が開始された瞬間に買い注文が殺到し、株価チャートは垂直に跳ね上がった。
公募価格から一挙に3倍以上の【165ドル】まで暴騰。時価総額は【15兆円】を突破し、設立わずか5年で、トヨタ自動車やソニーを凌駕する超巨大企業として世界の株式市場に躍り出た。
上場の鐘を鳴らしたのは、フォーマルなドレスを身にまとった20歳のTS美少女CEO・瑞樹。
報道陣のフラッシュが文字通り滝のように焚かれる中、瑞樹は優雅に微笑んだ。
「ALL100」の圧倒的カリスマ。
ウォール街の厳格な金融マンたちすらも、その存在感と美貌に気圧され、誰からともなく割れんばかりの拍手を送り始めた。
上場から数日後。クパチーノにあるApple本社。
「やあ、ミズキ。ニューヨークでの素晴らしいショーを見たよ」
ジーンズに黒のタートルネックを着た男——スティーブ・ジョブズが、薄型PCの画面から顔を上げて瑞樹を迎えた。
2004年当時、AppleはiPodの大ヒットで息を吹き返しつつあったが、まだiPhone(史実では2007年発売)の影すらない時期だ。
「ありがとう、スティーブ。でも、私が今日ここに来たのは昔話をするためじゃないわ」
瑞樹は立ち上がり、「技術100」と「知力100」の頭脳で設計した超機密端末のプロトタイプ(未来のスマートフォン)の仕様書をデスクに滑らせた。
「マルチタッチパネル、高速モバイル通信(3G/4G)、そして……最初から『NextStream』アプリが標準プリインストールされた、手の中の超小型PC。これを作りましょう」
ジョブズは仕様書を一目見るなり、その眼光を鋭く光らせた。
「……信じられない。私が頭の中で描いていた『理想の電話』の設計図が、すでに完璧な形でここにある。しかも、世界最大の動画プラットフォームの最適化付きで、か」
「決まりね。ネクストの莫大な資金力と技術、そしてAppleのプロダクトデザイン。これで世界を完全に変えるわ」
歴史が、圧倒的なスピードで前倒しされていく。
その頃、日本の秋葉原『ネクストタワー』。
株式上場による莫大な利益還元を受け、KAZUKINやハジメをはじめとする公認クリエイターたちの生活も一変していた。
「み、瑞樹さん……ネクストの株価が上がりすぎて、俺の持ってる自社株の価値が大変なことになってるんですけど……!?」
新潟から出てきたばかりの純朴な青年だったKAZUKINは、画面越しに瑞樹に怯えたような声を上げていた。
「ふふっ、良いじゃないですか、KAZUKINさん。それはあなたがネクストの歴史を一緒に作ってくれた対価ですよ。次はその資金で、世界最高峰の録音スタジオを作りましょう!」
『瑞樹さん……一生ついていきます!!』
全米を制し、ウォール街を熱狂させ、ついにスマホ時代の覇権までも手中に収めた瑞樹。
1999年の6畳間、15万円の種銭から始まったTS成り上がりストーリーは、世界のテクノロジー史そのものを書き換える領域へと到達していた。
ネクストタワーの最上階で、俺は街の明かりを見下ろしながら静かに微笑んだ。
「さあ……次は全人類の手の中に、俺たちのプラットフォームを届ける番だ」
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【瑞樹の現在のステータス・資産状況】
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名前:瑞樹
年齢:20歳
資産:1,200億円(個人保有株式の評価額除く・現預金および投資資産)
割り振り可能ポイント:490 P
【パラメータ】
・容姿:100(MAX)
・知力:100(MAX)
・技術:100(MAX)
・カリスマ:100(MAX)
・運:100(MAX)
【指標】
・『NextStream』世界時価総額:15兆円突破(NASDAQ上場)
・世界総会員数:80,000,000人突破
・Appleとの共同プロジェクト(次世代スマホ開発)始動
【現在の目標】
世界初のスマートフォン『Next-Phone』の共同開発、4G通信規格の策定主導、世界最高峰のWebエンタメ帝国の完成。
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