突然の告白
目を覚ますと中はまだうすぐらく誰も起きていないようだった。
おれはゆっくりと身を起こして、大きく背伸びをする。寝ていた場所を見下ろすと、リーシャとシィナが俺に添い寝するような状態で寝ていた。そんな光景を微笑ましく思ってそっと頭をなでると、二人ともくすぐったいがうれしそうな顔を浮かべる。俺はその後、水を少し飲んだら外に出てみることにした。
外に出ると日が出ていた。新鮮な外の空気を深呼吸で吸い込む。そして朝の素振りとラジオ体操をする。現在俺が立っているの亀形の自分で作ったゴーレムである。魔力を供給することでずっと働いている。寝ている間にかなり進んだようで、魔法で遠くを確認すると、町が見えてきた。
「ふぅ・・・やっと帰れる」
とため息をつく。
「そうですね、もうすぐお別れなのですね・・・」
と突如背後から声がかかったので誰かと確認すると、ルミスさんだった。
その顔はどこかさびしそうにしている。もちろん、一時とはいえ共に戦った仲間だ、彼女にはリーシャを守ってくれた恩がある。
「おはようございます。ルミスさん」
と言うと、彼女は礼儀正しくお辞儀しながら
「おはようございます。シンヤさん」
と言った。何度見てもその姿は綺麗でやっぱりお姫様なんだなあって感心する。
その後は部屋に戻り、みんなを起こして、ヘリから回収した食料で朝食を済ませる。その後は順調に進み、一時間ほどで町に着いた。町に着いたときは突如大きな亀がやってきたってことでびっくりしていた。
俺は亀のゴーレムから降りると、人ごみを分けて、ギルドへ向かう。
ギルドホールに入ると幼女が居た。
「むっ、あぁシンヤか・・・おかえり」
そう言う少女は淡々としている。クエスト内容がかなり違うことを、いやみを含めて言おうかと思ったが、あいにくそんな気力はなかった。
「あぁ、ひとつききたいんだけど、姫様保護したんだけど、どうしたらいい?」
と言うと、幼女は驚いた顔で立ち上がり
「そ、それは本当か!よくやったぞ!」
とちょっと顔を興奮気味に赤くしながら詰め寄る。
「あぁ・・・あと、ドラゴンも仕留めておいた」
と言うと幼女は突如、ポカーンとした顔になって呆然としている。
「え?ドラゴン?あ・・あぁ、ドラゴンまがいのモンスターか」
と考えを巡らせ、考えれる一番妥当な答えを導き出したのだろうが
「えーっと、確か名前はレッドドラゴンってやつ?」
と言うと、幼女は再度呆然とする。
「え?レッドドラゴン・・・?あれって4人PTでしとめれる物じゃないぞ!それこそ上級4人で集まっても倒せない確率のほうが高いだろうな」
といかにもそんな嘘には黙れませんよ?っていった感じ幼女は信じない。
「まぁ、そこは俺の魔法の力で圧倒したけどね。まぁ、信じれないなら外に出るといいよ」
と言うが、やはり幼女はまだ信じない。
幼女は俺に連れられるようにギルド会館を出た。そして大通りには2つに群衆が出来ていた。1つはドラゴンに対するもので、もう1つは姫様を囲うように出来ていた。
「まさか、ほんとうに倒したのか?拾ったのではなく?」
とまだ信じれないように言う。
「あぁ、証言がほしいなら、姫様にきけばいい」
と言って俺は群衆に歩き出す。群衆のそとから見ていると、姫様がこちらに気づいて手を振って近寄ってくる。それに気づいた群衆は今度は俺とルミスさんを囲うように出来上がる。
「あんたすごいな!ドラゴン1人で討伐したんだって!?」
とか町人たちが忙しく話しかけてくる。それを適当に聞き流しながらルミスさんの
耳元で
「では、俺の仕事はここまでみたいですね、リーシャを救ってくれて感謝します」
と言うとルミスさんの顔はどこか赤い。もしかして近寄られたのがそんなに嫌で怒っているのか?それなら申し訳ないことをしらな・・・。と反省していると
「ひめさまああああああああああああ!ご無事ですかああああああ!」
と野太い声が聞こえた。その方角を目を向けると思いっきり手をブンブン振る男が見えた。重たそうな鎧を着込んでいるのにすさまじい勢いで走ってくる。顔がかなりいかついのに、涙を流しながら。そのせいで群衆は自ずと割れた。そこを一直線に走ってきた騎士はルミスさんのひざまずき
「ひめさまああ!ご無事で何よりです!姫様を危険に晒した責任は私にあります!どうぞ煮るなり焼くなり好きなようにしてください!!」
と思いっきり頭を下げている。ルミスさんは困ったようにしていると、男はこちらに気づいて
「貴様何者だ!姫様に近いぞ!さては・・・襲撃は貴様の自作自演で姫様を救うことで報酬をもらおうとしたのだ!」
と男は見当違いの推測を言ってくる。なんというか・・・不憫
と感じているとルミスさんが俺をかばうように
「シンヤさんはそんなことしていません!それに無礼がすぎますよ!!将来・・・私の夫になるというのに!!」
その言葉をきき、俺も呆然あの男も呆然そしてまわりの群衆も呆然としていた。
どうも29話目となります。どうも最近からだの調子が悪いです。
まぁ、そんなこといっても所詮はいいわけですね。
まぁそんなこんなで誤字脱字ありましたらお願いします。これからさきは戦闘よりすこし内政よりな展開を想定しています。




