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第六夜:映画/人形の恋
【映画】
人生とは長い長い映画のようなものだと、私はそう思っている。
きっと私という映画はとても小さな映画館で上映されていて、客人の来訪を今か今かと待っているのだ。
ともすれば誰にも見向きされないような小さな映画館と、平凡でごくありふれた物語。
そこを訪れるのがあなたならいい。
あなたに、私という映画を観てほしい。
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【人形の恋】
最初から最後までケンカのひとつもしなかった。その時点で間違っていたし、僕らはすれ違ったままだった。
聞き分けのいいふりをするべきではなかったんだ、本当はもっと、諦めるより先にできたことがあるはずだった。
人形に恋はできない。そんなことにすら目を瞑った僕はどうしようもない馬鹿だった。




