↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
10/22

第10話 同じ場所で

夜。


ピンポーン。


めぐ「なに?」


朔『生もの』


めぐ「生もの?」


朔『悪くなるから開けて』


めぐ「魚?」


朔『早く』


めぐ「ちょっと待って」


ガチャ。


朔「お邪魔します」


めぐ「入っていいとは言ってない!」


朔「これ、冷蔵庫」


渡された箱を開ける。


めぐ「……ケーキじゃん!」


朔「生ものだろ」


めぐ「魚かと思った!」


めぐ「これ、どうしたの?」


朔「もらった」


なんとなく予想がついた。


朔「女」


めぐ「…………」


朔「なに」


めぐ「別に」


朔「食わない?」


めぐ「食べる」


朔「女からもらったけど」


めぐ「二回言わなくていい!」


二人でケーキを食べる。


朔「めぐ」


めぐ「ん?」


顔を上げると、朔が近い。


めぐ「…………」


朔「…………」


めぐ「……なに?」


朔「クリームついてるよ」


めぐ「え?」


朔の指が、めぐの口元をなぞる。


めぐ「自分で取れたのに」


朔「もう取った」


それでも、顔は近いまま。


めぐ「…………」


緊張で、唾を飲み込む。


朔「キス、されると思った?」


めぐ「……は!?」


朔「その顔」


めぐ「思ってない!」


朔「ふーん」


そのまま、指についたクリームを舐める。


朔「甘」


めぐ「…………」


朔「なに?」


めぐ「……なんでもない」


朔「…………」


今度は、朔が黙った。


めぐ「朔にぃ?」


朔「……シャワー借りる」


めぐ「は?」


朔「ちょっと行ってくる」


めぐ「自分の家、隣でしょ?」


朔「今は無理」


めぐ「なにが?」


朔「……聞くな」


めぐ「?」


朔はそのまま、シャワー室へ消えていった。


NEXT…


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。