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前書き
夢というのは、
最初から大きい必要はない。
本屋に一冊並ぶ。
誰かが読んでくれる。
「面白かった」
そう言ってもらえる。
それだけで、
人生は少し変わることがある。
第43話です。
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第43話 最初の一ページ
「文化祭?」
藍が聞き返した。
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「そう」
真由が頷く。
昼休み。
高架下の事務所。
学校帰りのますみと真由が顔を出していた。
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「今年さ」
「作品展示あるんだよ」
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「美術部だけじゃなくて」
「個人参加もできる」
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ますみが止まる。
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「……へぇ」
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真由はジュースを飲みながら続ける。
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「漫画でも」
「イラストでも」
「写真でも」
「小説でもいいって」
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藍とますみが顔を見合わせる。
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その空気を見逃さなかったのは、
奈々恵だった。
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「出してみたら?」
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ますみ。
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「無理」
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即答。
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藍。
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「私も無理」
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即答。
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木戸。
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「じゃあ決定」
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「なんで!?」
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「多数決」
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「二人しか反対してない!」
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「負けだ」
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「民主主義がおかしい!」
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事務所が笑いに包まれる。
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その頃。
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前原たちは、
白石から渡されたメモを見ていた。
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住所。
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名前。
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電話番号。
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そして。
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一人の男。
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「こいつが」
桜井が写真を置く。
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三十代後半。
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スーツ。
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営業スマイル。
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「説明会の司会役です」
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黒岩が頷く。
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「表にはいつもコイツが立つ」
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前原は写真をじっと見つめる。
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「……若いな」
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「三十八」
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「俺より下か」
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「そうだ」
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前原は煙草を一本取り出した。
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「こういう奴が一番厄介だ」
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「悪いことしてる顔をしてねぇ」
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一方。
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事務所では、
創作会議が始まっていた。
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ホワイトボード。
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藍が書く。
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【展示候補】
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① 笑花
② 雨の街
③ 路線図
④ 写真
⑤ 曲
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ますみ。
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「ちょっと待って」
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「なんで全部あるの」
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藍が笑う。
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「うちチームだから」
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レンも頷く。
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「ロゴも作る」
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航平。
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「路線図は任せろ」
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カナコ。
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「テーマ曲作る?」
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「作る!」
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「誰も止めないの!?」
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奈々恵が笑う。
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「面白くなってきたね」
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その時だった。
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ガチャ。
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扉が開く。
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「失礼します」
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知らない青年だった。
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二十四、五歳。
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眼鏡。
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細身。
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スーツ姿。
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どこか疲れている。
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「ここ……」
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「前原さんの事務所ですか?」
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全員が前原を見る。
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前原は煙草をくわえたまま答えた。
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「そうだ」
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青年は名刺を差し出した。
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「佐伯 悠人」
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市役所勤務。
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福祉課。
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部屋が少し静かになる。
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木戸が小声で敦に言う。
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「役所の人?」
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「みたい」
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佐伯は少し緊張しながら話し始めた。
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「黒岩さんから聞きました」
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「……若い人たちの相談に乗っている場所があると」
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前原は黙って聞いている。
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佐伯は続けた。
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「実は最近」
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「家にも学校にも帰れない子が増えていて……」
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「行政だけでは追いつかないんです」
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「もし」
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「力を貸していただけたら」
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静かになる。
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敦は少し驚いていた。
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今まで。
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前原たちは、
社会の外側にいる人たちだと思っていた。
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でも違う。
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社会の中にも、
同じことを考えている人がいた。
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しかも。
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市役所の人間が、
頭を下げに来た。
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前原はしばらく黙っていた。
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そして。
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煙草を灰皿へ置く。
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「貸さねぇ」
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佐伯が固まる。
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「……え?」
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前原は椅子にもたれた。
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「力なんかねぇよ」
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少し間を置いて。
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「でも」
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「飯くらいなら食わせられる」
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「話くらいなら聞ける」
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「それでいいなら」
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佐伯の表情が少し緩む。
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「……ありがとうございます」
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前原はぶっきらぼうに言う。
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「礼は早ぇ」
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「まだ何もしてねぇ」
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その光景を見ながら、
ますみは静かにスケッチブックを開いていた。
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笑花。
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その後ろに。
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新しい大人を描き始める。
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少し怖そうで。
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少し不器用で。
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でも。
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困っている人を見ると、
放っておけない大人。
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藍が覗き込む。
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「新キャラ?」
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ますみは少し笑う。
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「……うん」
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「名前は?」
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ますみは前原を見る。
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そして。
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少し考えてから、
鉛筆を走らせた。
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まだ名前はない。
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でも。
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物語の中でも。
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現実の中でも。
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少しずつ。
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「大人」が増え始めていた。
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後書き
第43話でした。
今回は新キャラクターを二人追加しました。
佐伯悠人(28)
* 市役所・福祉課勤務
* 真面目で誠実
* 現場と制度の間で悩んでいる若手公務員
* 前原たちと行政をつなぐ橋渡し役
そして名前だけ登場した、
説明会の司会役(38)。
この人物は今後、シェアハウス問題の重要人物になっていきます。
一方、創作組には「文化祭で展示する」という新たな目標が生まれました。
物語としても、「誰かを助ける話」と「何かを作る話」が、少しずつ同じ方向へ向かい始めています。




