見せてくれたもの
前書き
人が何かを見せてくれた時。
本当に大事なのは、
上手いとか、
下手とかじゃない。
「見せてくれた」
ことそのものだったりする。
第26話です。
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第26話 見せてくれたもの
「上手くね?」
翌日。
木戸だった。
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ますみは固まった。
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「なんで知ってるの」
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敦が目を逸らした。
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ますみが察する。
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「言ったな」
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「いや」
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「言ったな」
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「少しだけ」
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ますみは頭を抱えた。
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「最悪……」
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木戸は笑っていた。
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「別に絵見せろとは言わねぇよ」
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「ほんと?」
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「ほんと」
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「絶対嘘」
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「まぁちょっと見たい」
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「やっぱり!」
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事務所が少し笑いに包まれる。
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ますみは不満そうだった。
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でも。
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前みたいに帰ろうとはしない。
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そこが少し違った。
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その頃。
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航平はホワイトボードと戦っていた。
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「いや待って」
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「ここ駅多すぎる」
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藍が反論する。
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「必要だもん!」
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「人口何万人いる設定なん」
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「知らない!」
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「決めろ!」
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木戸が笑う。
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「地図オタク強ぇな」
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そこへ。
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レンがノートPCを抱えて現れる。
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「見ろ」
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全員が見る。
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「なに」
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「ロゴ」
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画面には。
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藍の街をイメージした。
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簡単なタイトルロゴ。
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歯車。
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列車。
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雨。
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そんなモチーフが入っていた。
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藍が止まる。
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「……え」
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レンは少し照れた。
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「昨日暇だった」
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「いやいやいや」
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藍が混乱する。
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「え?」
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「え?」
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「なんで作ったの」
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「面白そうだったから」
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即答。
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奈々恵が笑う。
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「創作者の悪い癖だね」
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藍はしばらく画面を見ていた。
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自分の頭の中だけだった世界。
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それが。
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少しずつ。
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外へ出始めている。
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その時だった。
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ガチャ。
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扉が開く。
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知らない女の子。
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高校生くらい。
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金髪。
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いや。
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染めてる。
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制服。
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スカート長い。
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イヤホン。
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そして。
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めちゃくちゃ警戒している。
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全員を見る。
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そして言う。
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「藍いる?」
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藍が固まる。
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「え」
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「マユ?」
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どうやら知り合いらしい。
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名前は
篠崎真由
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藍の同級生。
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木戸が小声。
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「友達いた」
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「失礼」
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藍が即反応。
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真由は部屋を見回した。
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前原。
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川本。
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木戸。
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グエン。
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森下。
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航平。
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カナコ。
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「……怖」
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正しい。
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全員頷いた。
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真由は藍を見る。
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「ここ?」
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「うん」
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「マジ?」
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「うん」
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「変なとこだね」
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藍が少し笑った。
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「それはそう」
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敦は少し気づいた。
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藍。
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学校の友達と話してる時、
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ちょっと違う。
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年相応になる。
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真由は少し躊躇ったあと。
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言った。
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「学校来てないからさ」
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藍の顔が少し曇る。
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「みんな心配してる」
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静かになる。
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でも。
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前原たちは何も言わない。
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真由は続ける。
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「先生とかじゃなくて」
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「普通に」
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「私とか」
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藍が止まる。
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完全に予想外だった顔。
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「……なんで」
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「なんでって」
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真由は少し困る。
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「友達だから」
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藍は黙った。
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たぶん。
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そういう言葉。
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最近聞いてなかった。
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その空気を。
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木戸が壊す。
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「よし飯行くか」
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全員:
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「急だな」
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木戸は立ち上がる。
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「シリアス長い」
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グエンが即賛成。
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「ゴハン!」
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真由が吹き出した。
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藍も笑う。
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空気が戻る。
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少しだけ。
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帰り際。
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ますみは窓際で。
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一人。
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スケッチブックを開いていた。
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誰にも見られないように。
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こっそり。
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でも。
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前より少しだけ。
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ページを開く速度が速くなっていた。
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そして。
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その様子を。
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奈々恵だけが静かに見ていた。
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何も言わずに。
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ただ。
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少し嬉しそうに。
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後書き
第26話でした。
今回は新キャラ。
篠崎真由(16)
* 藍の同級生
* ギャル寄り
* 意外と面倒見が良い
* 「学校側」ではなく「友達側」
を投入しました。
そして、
ますみのスケッチブック。
藍の世界。
レンのロゴ。
少しずつ、
「頭の中にしか無かったもの」
が形になり始めています。
そして次あたり、
ウクライナ留学生や、
アイルランド人オタクも登場させられそうです。




