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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

神様のいたずら

ハッピーエンドなんていらない

これは例えばの話
論ずるに値しないどうでもいい、もしもの話だ

「もしも、初めからシンデレラが幸せだとしたら彼女は王子様と結婚したのだろうか?」

もし、そうだったら

シンデレラは、見ず知らずの魔女に得体のしれない魔法を掛けられたのだろうか?

0時の鐘が鳴り響いても、王子様と一緒に居たのなら
王子様は彼女を好きになったのだろうか?

そもそも、舞踏会に行くより先に違う人を好きになって結婚していたかのでは無かろうか?

もし、そうなら不幸なシンデレラは
王子にすがるしか
幸せになる選択肢が無かったではないか

どうしてそれを、ハッピーエンドと呼ぶのだろう?

そんな風に思ってしまう。

物語は劇的で無くてはつまらない
ありきたりな物語は、誰も欲しない
ならば

「シンデレラは不幸だったからこそ、物語たりえたのでは無いのだろうか?」

結局これは、たらればの話で論ずるに値しない。

だって彼女は疑うことなく不幸で
それは、もうどうしようもないことで

それだからこそ、この物語の幕は開いたのだ。

二人だけの葬儀場で彼女は言った。
「私と一週間過ごしてくれたら、全部あげる」
そう、言ったのだ。

彼女が、神様に売り払った未来は三億円
欲したのは「幸せな最後」

そして残念な事に彼女が縋るのは
王子様なんかじゃなくて
どうしようもない俺なのだ。


だからこれは、ハッピーエンドなんかじゃなくて

終わる為に始まる物語




序文 非日常との出会い
2018/12/06 10:52
ぶらり、葬儀所の旅
2018/12/06 12:34
少女との出会い
2018/12/12 03:31
座談会にて
2018/12/13 04:28
少女の日常
2018/12/13 04:31
少年は
2018/12/13 04:35
一日目
2018/12/15 01:44
はじめてのおつかい
2018/12/15 01:46
欲しいもの
2018/12/19 08:32
本当は照り焼きが良かった
2018/12/19 08:42
マイホームへようこそ
2018/12/21 23:10
この世界は
2018/12/21 23:53
貴女は誰?
2018/12/23 03:22
共犯者
2018/12/23 10:45
音読って難しい
2018/12/24 16:37
空気すら有料
2018/12/25 13:42
最低の契約
2018/12/25 13:47
喫茶店
2018/12/26 11:44
小暮千秋1
2018/12/27 02:05
小暮千秋2
2018/12/27 12:43
審判の時
2018/12/28 15:14
勝者は
2018/12/28 15:18
副賞
2018/12/28 23:26
分け合えば
2018/12/30 08:52
帰り道
2018/12/30 20:09
その箱の中身は
2018/12/31 00:52
サンタの正体
2018/12/31 20:35
プレゼント
2019/01/01 01:14
足りない物
2019/01/01 08:12
Till death do us part
2019/01/01 18:33
ペアルック
2019/01/02 02:28
赤色
2019/01/02 16:51
幕間劇
2019/01/02 23:17
束の間の
2019/01/03 00:37
ユウキ
2019/01/03 17:00
始まり、その契約
2019/01/04 18:43
少年との出会い
2019/01/05 06:54
白馬の王子様
2019/01/05 13:11
答え合わせ
2019/01/05 13:12
回し車
2019/01/06 12:45
オールイン
2019/01/07 08:38
ハンゲツトウゲ
2019/01/07 10:55
禁じられた果実
2019/01/08 13:15
恋人という
2019/01/09 11:54
おちたあとに
2019/01/11 10:34
ガラスの靴
2019/01/11 10:34
泡沫の夢
2019/01/12 09:22
海の上で
2019/01/12 09:43
ハッピーエンド
2019/01/13 09:54
エンドロールのあとに
2019/01/14 07:43
神様
2019/01/14 15:45
幸せ
2019/01/15 10:12
その味は
2019/01/15 10:20
最後の晩餐
2019/01/16 00:12
本当の願い
2019/01/17 00:13
神の不在証明
2019/01/17 09:07
嘘つき
2019/01/17 09:24
幕切れ
2019/01/17 13:00
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