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『【ロストレイン】』〜失われた雨〜  作者: 桐生翔流
第2章 均衡
17/24

17話 解除

「頭いって…」

そう言って目を覚ましたロストの前に


一体の悪魔が立っている。


夢雨魔「やぁ。お前がロストだね。」


そう言うと 突如周囲を闇の瘴気しょうきが包み込む。


ロスト「君…誰?………ん?なんだこれ。さっきも同じやりとりした気がするな…」


こちらを見て不敵に笑う悪魔が静かに呟いた。


夢雨魔「お前はもう終わってるんだよ さぁ…大人しく私の手に落ちろ お前は永遠に私と戦い続けるんだよぉ!」


甲高い声で奇声を発する夢雨魔を見ている間に

ふと何かが語りかけてきた。


《【ロストォ…?誰だそいつは。お前はーーーーだろうがぁ。】》


ーーーー?…誰だソレ…


ーーーー…

俺は…ーーーー。

違う。


…黙れ…

…黙れ…

黙れ………ダ…ダマレ…


耳をつんざく爆発音と共に ロストの体から漆黒が舞い上がる。


「風よ 舞え」


漆黒が振り払われた時

闇よりも深い漆黒の瞳を見開き

夢雨魔を一点に見つめる人物がいた。


(こいつ…どっかで見たことある この異様な空気…。どちらにしろ私が負けることはない こいつの夢はもう喰らっている)


ただならぬ緊張感に夢雨魔は一筋の汗を垂らした


刹那せつな 光が通り過ぎたと思うと

夢雨魔の背後にロストがいた。


ロスト「貴様の小細工に付き合ってる暇は俺にはねーんだよ。わかったらさっさとこのしょうもない技を解けよ。腰抜けが」


自分の技を見破られた夢雨魔は焦った。


なぜバレたのかもわからないからだ。


異様な空気を感じながら再びロストに襲いかかるが 瞬殺。


気づくことのできない速さで 大太刀を振られ

一瞬にして粉々になる。


ロスト「もう一回寝りゃいいのか?」


馬鹿にするように鼻で笑い

もう一度眠りにつくロスト



(大丈夫 大丈夫だ 私の技は破られたことがない こいつにも破られないはずだ)



ーーーーーーー。



「頭いって…」

そう言って目を覚ましたロストの前に


一体の悪魔が立っている。


夢雨魔「やぁ。お前がロストだね。」


そう言うと 突如周囲を闇の瘴気しょうきが包み込む。


ロスト「あー…分かったわ これの解き方。現実世界のメアに知らせりゃいいんだな あいつの光に包まれりゃ貴様でもただじゃ済まねえはずだ。」


?「ふんっ…現代で私の技を潰せるほどの光を持った奴などお前以外にいないと思うがねぇ お前は二度と私の技からは逃れられないよ」


ロスト「やってみるか?」


目を閉じて集中するロスト


「隙だらけだよ!」


襲いかかる夢雨魔を尻目にロストはこう呟いた


ロスト「我が聖なる光よ。震えろ」


眩しい光が辺りを包みこみ景色が文字通り音を立て割れた。


「ロストーーー!!!!!!起きなさい!!!!!!!」



…っせーな…


目を覚ましたロストを心配そうに見つめるメア。


メア「なんかね!ロストが光ってたの!だからね!心配になって近づいたらメアの体からね!光が出たの!」


ロスト「きゃっきゃきゃっきゃと喚くな。」


あ!私の王子様だ!と喚くメアを横目に 家の外に出るロスト。


さぁ…やるか…

雑魚が。


ロストは臨戦態勢に入った

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