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不貞の濡れ衣を着せられて婚約破棄されましたが、お陰様で素敵な恋人が出来ました。  作者: 宮崎裕子


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仲の良い3人

「ジュリアン様ありがとうございます。私の為に怒って下さったのですね。でも、報酬を返すなんてジュリアン様の迷惑になってしまいましたね」

個人的に私の事に同情してくださっても、ジュリアン様が引き受けた仕事とは別の様に思うから、ジュリアン様の手間や時間を使ったのは確かなんだし、前金まで返してしまっては、無駄足の只働きになってしまう。


「いいのよ、ステラ様。

ジュリアン兄様はおば様に知られないように使うお金が欲しかっただけなのですから、そんなお金ろくな事に使いませんわ」

そうか、もともと侯爵家の方だものね。

お金に困っているわけではなさそうだわ、ならいいのかしら?


「そうだステラ、気にする事はないよ。リアンの今までの行いが悪いから、おば上が怒ってお金を使った時に分かるようにしたんだ。

それなのに懲りもせず平民の振りをして金稼ぎなんかするから、ヒモになれなんて言われるんだ」

この時とばかりにアルフォンス様も説教モードのようです。


「そうですわ、なまじ顔はいいから、変な依頼ばかり引き受けて。

だからいい歳をして私やお兄様に怒られるのです」

ジュリアン様を見れば、ニコニコと怒っている2人を見ています。

こんなに言われても全然へこたれていないジュリアン様って凄いです。


私もあの伯爵家で相当嫌味も言われて慣れてしまいましたが、仲の悪くない家族や好きな人達に言われたら凹むと思うのだけれど、ジュリアン様は何だか嬉しそうにも見えるんですよね。


「2人ともそんなに僕の事心配なのか… なんだか愛されているなぁー」

ああ、そう言う考え方も出来るのか。なんと言う前向きな考え。


「はぁー 怒るのが馬鹿らしくなりますわ」

そうは言ってもアンネマリー様のお顔がちょっとだけ赤くなっています。


アルフォンス様もため息は付いてるものの、ちょっとだけ嬉しそうに見えるのは気の所為でしょうか…


ふふふ 3人がとても仲良しな事がよくわかりました。



お読み頂きありがとうございます。

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