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俺が強すぎて人生ハードモード  作者: 雨宮悠理
Phase3 動乱の学園
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岐路の迷宮

「貴方は──“力” を使わないのですか?」


 リディアの冷ややかな声が、迷宮の奥底から響いた。


「……っ!」


 サクラは咄嗟に振り返る。しかし、そこにはもうリディアの姿はなかった。


 代わりに──


 万華鏡のような世界の奥から、無数のリディアが歩いてくる。


 前から、後ろから、上から、下から。

ありとあらゆる方向から、冷笑を浮かべたリディアが “同時に話しかけて” きた。


「ねぇ、どうして “使わない” の?」


「そんなに怖いの?」


「貴方の “岐路” の力なら、この状況を打開できるかもしれないのに」


「それとも……その力を “使う覚悟” が、ないのですか?」


──ぐらり、と。


 サクラの視界が揺れる。


(やばい……これは……)


 “欺瞞の世界” の中で、完全に精神が飲み込まれそうになっている。


──その時。


「サクラさん!!」


 ルナの叫びが響いた。


 直後、サクラの足元から光の波紋が炸裂する。


「……!!」


 波紋が広がるたびに、リディアの “幻影” が弾け、消えていった。


「……フフ」


 それを見たリディアは、小さく微笑む。


「本当に “拒絶” だけで抗うつもりですか?」


「──ッ!!」


 サクラとルナの背後から、“巨大な影” が襲いかかる。


 万華鏡のように歪んだ世界の奥から、黒く蠢く “巨大な怪物” が姿を現した。


 無数の腕が蠢き、うねる。眼球のようなものが、そこら中に浮かんでいる。まるで、悪夢のような異形──


「っ……!!」


 サクラが咄嗟に後ろへ跳ぶ。


 次の瞬間──


ドゴォンッ!!!


 “怪物の腕” が “サクラたちのいた場所” を叩き潰した。


(やばい、これ……ッ!!)


 即座に “別の空間” に飛ばされたのかと思うほどの破壊力。


「……ルナさん!!」


「分かってます!」


 ルナの足元から、“拒絶の波紋” が広がる。


 その瞬間──


 世界が一瞬だけ “揺らいだ”。


(いける……!!)


 サクラは即座に飛び込む。


 怪物の腕を避けながら、一気にリディアとの距離を詰め──


「捕まえる!!」


 リディアに向かって、思い切り腕を振るった。


──しかし。


「甘いですね」


ドゴォン!!!


 次の瞬間。


 サクラの腕は、リディアに当たる直前で “世界が反転”し、完全に方向を狂わされた。


そのままサクラの体が “逆さまに落ちる”。


「っ!?」


「サクラさん!!」


 ルナが駆け寄ろうとするが──


「フッ」


 リディアが 軽く指を鳴らした。


その瞬間──


「──ッ!!」


 ルナの足元が “ズブズブ” と沈み込んでいく。


(……沼!? いや、違う……!)


 これは、“世界そのものが変質”している。


「さて、どうします?」


 リディアが 冷酷に微笑んだ。


「貴方が “その力” を使わないなら……貴方たちはここで “消える” だけです」


「……っ!!」


 サクラの肩が震えた。


「……私は……」


「私は……!!」


(──使うべきなのか?)


 リディアの言う通り、自分の能力を使えば、この戦いをひっくり返せるかもしれない。


でも、それは──


「サクラさん!!」


 ルナの叫びが響いた。


 沈みゆく “世界の迷宮” の中で、サクラは──決断の時を迎えた。

みなさん、こんにちは!いつも読んでいただきありがとうございます!


こうして皆さんに物語をお届けできるのは、本当に幸せなことだと感じています。感謝の気持ちでいっぱいです!

この物語は定期的に更新を目指しており、皆さんと一緒に成長していきたいと考えています。少しでも続きが気になるような展開をお届けできたら嬉しいです!


ちなみに、途中で「あれ?前に読んだ内容がちょっと変わってる?」と感じることがあるかもしれません。それは物語の本筋を変えない範囲で、文章や展開をブラッシュアップしているからです。より楽しんでいただけるよう、細かい部分をちょこちょこ改稿するのが作者の趣味なんです(笑)。


そして最後に……

いいねやコメント、本当に励みになります!

いただけると「次の更新もがんばるぞー!」ってやる気がグンとアップします。どんな感想でもいいので、気軽にひとことでも残してもらえると嬉しいです!


それでは、今日も物語の世界へどうぞ!

お楽しみいただけますように!

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