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俺が強すぎて人生ハードモード  作者: 雨宮悠理
Phase3 動乱の学園
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静寂を切り裂く再会


 不穏な空気が漂う廊下を進む。

 ルナ、サクラ、そしてカイの三人の足音だけが静寂の中に響いていた。


「本当にこの先でいいのか?」


 カイがやや緊張気味に口を開く。ルナは小さく頷きながら、前を向いたまま答える。


「……間違いない。この先に何かいるわ」


 その言葉に、カイはごくりと唾を飲み込む。周囲の空気は明らかに異質だった。どこかぬるっとしたような感覚が肌にまとわりつき、遠くから低いうなり声のような音が聞こえてくる。


「いやな感じね……」


 サクラがぽつりとつぶやいた。普段は軽口を叩く彼女の声が、今はどこか緊張感を孕んでいる。それだけ、この空間が異常であることを物語っていた。


 そんな中、不意に――。


「!!!」


 激しい轟音が廊下を貫いた。


 三人はとっさに立ち止まり、振り返る間もなく、廊下の壁が激しく砕け散る。その破片が勢いよく飛び散り、思わず身を守るように顔を覆った。


「な、なんだ……!?」


 カイが声を上げる。崩壊した壁の隙間から、何かが突き破ってきたのだ。いや――正確には誰かがだ。


 ガシャーン、と音を立てながら廊下に転がり込んできたのは、制服姿の矢口キョウゴだった。


「うおっ……! ったく、なんなんだよ、あいつ……!」


 壁に背中をつけ、呻きながら立ち上がるキョウゴ。乱れた髪とほこりまみれの制服から、その状況の激しさが窺える。


「……キョウゴ!?」


 サクラが目を見開く。


 キョウゴが乱れた息を整えながら壁にもたれる。サクラが一歩前に出て、声をかけた。


「キョウゴ、大丈夫!? 一体何があったの!」


 サクラの声にキョウゴは肩をすくめ、苦笑を浮かべた。


「……まぁ、何があったかって言われても、簡単に言うならぶっ飛ばされたってだけだな。詳しい説明は後だ。……つーか、そっちの方が手っ取り早いだろ」


 キョウゴが指を差した先。廊下の奥、暗がりの中から二つのシルエットがゆっくりと現れる。


 それは――まるで絵画から抜け出してきたような美女たちだった。


 一人は知的な雰囲気を纏うメガネの女性。タイトなスカートに白いブラウス、かっちりとした黒のジャケットを身に纏い、完璧にセットされた髪型が彼女の冷徹な印象を際立たせている。


 もう一人は対照的に、露出の多いセクシーな服装を纏った女性。グラマラスな体型が目を引き、妖艶な笑みを浮かべながらこちらを見つめている。どこか人を挑発するような仕草が不気味ですらある。


 二人のそばには、捕えられたミホと石田がいた。


「ミホ!?」


 サクラが驚きの声を上げると、捕えられていたミホがこちらを見て、表情をぱっと明るくした。


「サクラちゃん!」


 ミホが叫ぶ。その声に石田もこちらを見て、小さく頭を下げたが、すぐに鋭い目つきで二人の美女を睨む。


「彼らが、私たちを邪魔している連中よ」


 知的な雰囲気のメガネの女性が、冷たい声で言い放つ。


「邪魔してるっていうか……私たちが思うように動いてもらえないから困ってる、って感じ?」


 セクシーな女性が妖しく笑いながら、ルナたちを見つめる。その目線はまるで獲物を品定めするようだった。


 サクラは眉をひそめ、冷静に問いかける。


「……あなたたちは、何者なの?」


 知的な女性がメガネを軽く押し上げ、無感情な声で応じた。


「あなたたちに名乗る必要はないわ。ただ、邪魔をするなら排除するだけ。それが私たちの役目」


 セクシーな女性が一歩前に出ると、その妖艶な仕草で手を振り、軽くウインクを飛ばす。


「まぁ、でも私たちと遊びたいって言うなら、ちょっとくらい付き合ってあげてもいいわよ?特にそこの可愛いオトコの子たちはね」


 挑発するようなその言葉に、キョウゴが小さく舌打ちをした。


「くそ……あいつらの強さ、ただのタイタニアって感じじゃねえ……」


 キョウゴの声にカイが眉をひそめた。


「……なんなんだアイツら。あんな不穏な空気を纏った人間がいるのかよ」


 緊張感が場を包む中、ルナが静かに前へと出た。その瞳には揺るぎない決意が宿っている。


「……ミホさんたちを解放して。そうでなければ、私たちも容赦しない」


 その言葉に美女たちは互いに目を見合わせ、薄い笑みを浮かべた。


「容赦しない……? フフフ、いいわね。容赦しないってのは、私たちが一番得意なことよ」


 セクシーな女性がそう言った瞬間、廊下全体が歪むような感覚に襲われた――。

みなさん、こんにちは!いつも読んでいただきありがとうございます!


こうして皆さんに物語をお届けできるのは、本当に幸せなことだと感じています。感謝の気持ちでいっぱいです!

この物語は定期的に更新を目指しており、皆さんと一緒に成長していきたいと考えています。少しでも続きが気になるような展開をお届けできたら嬉しいです!


ちなみに、途中で「あれ?前に読んだ内容がちょっと変わってる?」と感じることがあるかもしれません。それは物語の本筋を変えない範囲で、文章や展開をブラッシュアップしているからです。より楽しんでいただけるよう、細かい部分をちょこちょこ改稿するのが作者の趣味なんです(笑)。


そして最後に……

いいねやコメント、本当に励みになります!

いただけると「次の更新もがんばるぞー!」ってやる気がグンとアップします。どんな感想でもいいので、気軽にひとことでも残してもらえると嬉しいです!


それでは、今日も物語の世界へどうぞ!

お楽しみいただけますように!

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