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俺が強すぎて人生ハードモード  作者: 雨宮悠理
Phase2 嵐を呼ぶ力
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月下の告白

 夜の街、涼しい風がビルの間を吹き抜ける中、艶やかな車のボディが街灯の明かりを反射し、不釣り合いな存在感を放っている。


 車の影から現れたのは、制服のブレザーを着た長い黒髪の少女だった。


「こんばんは、淡海さん。」


 驚きの声が漏れる。夜風に揺れる髪と、その端正な顔立ちに見覚えがある。月瀬家の令嬢――ルナだった。彼女は少し恥ずかしそうにしながらも、礼儀正しく微笑んでいた。柔らかい声が耳に届く。その親しげな雰囲気に、マヒロは一瞬たじろいだ。


「……ルナ、さん。こんな時間にどうしたんだ?」


 気まずそうに問いかけるマヒロに、ルナは少し頬を赤らめ、視線を彷徨わせた。


「実は……挨拶に来たんです。」


「挨拶?」


「ええ……実は、明日から私、あなたたちの通う高校に転入することになったんです。」


 その言葉に、マヒロの目が大きく見開かれた。


「どういうことだ? 転入って……。」


 ルナは微かに頬を染めながら、申し訳なさそうに言葉を続けた。


「……父が、淡海さん……たちともっと親しくなりなさいと言いまして。それで私を転入させたんです。」


「えっと……そうなんだ。まあ、別に構わないと思うが……。」


 なんとなく言葉を濁すマヒロに、ルナは少し肩をすぼめたが、それでも優しい表情を保った。


「それより……淡海さん、どこか元気がないように見えますけど、何かあったんですか?」


「いや、別に……」


 マヒロは視線をそらしながら答えるが、ルナはじっと見つめたまま。


「すみません。お節介かもしれませんが私でよければ、話してください。何かお力になれることがあるかもしれません。」


 その真摯な態度に、マヒロは少し戸惑いながらも観念し、藤沢カイのこと、そして七神アキトに断られたことなどをぽつりぽつりと語り始めた。


 ルナは真剣な表情でうなずきながら、その話を最後まで聞いた。そして、全てを聞き終えた後、彼女は静かに口を開いた。


「……そうだったんですね。それは……大変でしたね。」


 マヒロは「まあ、別に」と素っ気なく返したが、ルナはその返事には目もくれず、どこか考え込むようにしていた。そして意を決したように顔を上げ、こう続けた。


「もしかすると……私が力になれるかもしれません。」


「えっ?」


 思わず驚き、ルナの真剣な表情に息を飲む。


「いや、でも……。通常の治療では難しいというし、君は確かタイタンが……。」


 使えないはず。そう言おうとした言葉を途中で飲み込んだ。だが困った表情のマヒロとは対照的に、ルナの表情は迷いなく凛としている。


「淡海さん……、実は私にも、タイタンの力が目覚めたんです」


 夜風が静かに吹き抜ける中、ルナの瞳には確かな意志が宿っていた。

みなさん、こんにちは!いつも読んでいただきありがとうございます!


こうして皆さんに物語をお届けできるのは、本当に幸せなことだと感じています。感謝の気持ちでいっぱいです!

この物語は定期的に更新を目指しており、皆さんと一緒に成長していきたいと考えています。少しでも続きが気になるような展開をお届けできたら嬉しいです!


ちなみに、途中で「あれ?前に読んだ内容がちょっと変わってる?」と感じることがあるかもしれません。それは物語の本筋を変えない範囲で、文章や展開をブラッシュアップしているからです。より楽しんでいただけるよう、細かい部分をちょこちょこ改稿するのが作者の趣味なんです(笑)。


そして最後に……

いいねやコメント、本当に励みになります!

いただけると「次の更新もがんばるぞー!」ってやる気がグンとアップします。どんな感想でもいいので、気軽にひとことでも残してもらえると嬉しいです!


それでは、今日も物語の世界へどうぞ!

お楽しみいただけますように!

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