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俺が強すぎて人生ハードモード  作者: 雨宮悠理
Phase1 目覚めの轟
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15/76

天空の巨神

 マヒロの意識がふわりと浮き上がり、気づけば全く別の空間にいた。


(ここは……?)


 周囲を見渡すと、巨大な石柱が並び、どこまでも続く神殿のような場所だった。周りに浮かんでいるのは雲か、まるで天空に浮いた島のよう。足元はピカピカに磨かれた白い大理石のように光沢を放ち、静寂が空間全体を包み込んでいる。


「ようこそ」


 突然、背後から声が聞こえた。マヒロが振り返ると、そこには黒い色で塗りつぶしたような人型の何かが立っていた。


「ひっ……!」


 その異様な姿に、マヒロは思わず身構える。人間の形をしているが、のっぺりとした黒で覆われて、およそ通常の人間に付いているパーツがない。体の輪郭は歪み、全身が黒い靄に包まれているように見える。それなのに、その姿勢や佇まいはどこか紳士的で落ち着いた雰囲気を醸し出していた。


「お迎えにあがりました。どうぞ、ご安心を」


 影は微かに頭を下げ、柔らかい声で語りかけてくる。


「いやいやいや……怖えだろ!」


 マヒロは思わず声を荒げたが、影はまるで気にする様子もなく、淡々と続けた。


「あなたをお連れする準備が整いました。どうぞこちらへ」


「え……どこに?」


「この場所を訪れるべき者のみが招かれる場所へ。今は、ただお従いください」


 その穏やかな口調に、逆らう気力が削がれていく。


(……何だよこれ……でも、ついて行くしかないよな)


 マヒロは渋々影の後をついていくことにした。


 進む先には、巨大な石像が佇んでいた。その姿は人間の形をしているが、何百もの筋が絡み合ったかのような複雑な彫刻が施されている。周囲に漂う厳かな雰囲気と、目に見えない圧力にマヒロは思わず息を呑んだ。


 像は無言ながらも存在そのものが威圧感を放ち、視線を向けただけで全身に重みを感じるようだった。そして影は幾つかある石像のうち、一つの石像の前で足を止めた。


「こちらがアトラス神でございます」


 影が穏やかに告げた。


「アトラス神は、かつて天空を支えた偉大なる存在。タイタニア――タイタン巨神一族の一人です」


「タイタニア……タイタン巨神一族……?」


 マヒロは呆然とその言葉を繰り返した。


「その名を忘れないでください。タイタニアとは、力そのものを象徴する存在たち。その中の一人であるアトラス神が、あなたの力の源です」


 影が手をかざすと、石像が眩い光を放ち始めた。


「この光を感じてください。あなたの力は眠りから目覚めます」


 次の瞬間、マヒロの視界が白く染まり、全身が光に包まれた。


「……恐れることはありません。すべては、あなた次第です」


 その声が遠ざかると同時に、マヒロは意識を現実に引き戻されていった――。

みなさん、こんにちは!いつも読んでいただきありがとうございます!


こうして皆さんに物語をお届けできるのは、本当に幸せなことだと感じています。感謝の気持ちでいっぱいです!

この物語は定期的に更新を目指しており、皆さんと一緒に成長していきたいと考えています。少しでも続きが気になるような展開をお届けできたら嬉しいです!


ちなみに、途中で「あれ?前に読んだ内容がちょっと変わってる?」と感じることがあるかもしれません。それは物語の本筋を変えない範囲で、文章や展開をブラッシュアップしているからです。より楽しんでいただけるよう、細かい部分をちょこちょこ改稿するのが作者の趣味なんです(笑)。


そして最後に……

いいねやコメント、本当に励みになります!

いただけると「次の更新もがんばるぞー!」ってやる気がグンとアップします。どんな感想でもいいので、気軽にひとことでも残してもらえると嬉しいです!


それでは、今日も物語の世界へどうぞ!

お楽しみいただけますように!

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