第八話 なくなった■■
予約投稿したほうが楽だね!
by そらとぶカピバラ
【Devil】
それは悪魔。
悪魔については、宗教や伝承によってさまざまな物語が語られている。
その中には、かつて神に仕えていた天使が、傲慢によって神に背き、
堕天した、そして、神が愛している人間を誘惑させて...。
罪を犯させる。
という伝承もある。
Devil1は悪魔に、もう戻れないように、罪を犯させている.....。
〜とある前線基地〜 前線基地が攻撃されてから2時間後...。
Devil4
「.....Devil1.....Devil3」
Devil2
「.....」
副隊長であるDevil2は、焦りを感じていた。
ポイントマンであるDevil3が砲撃によって被弾し、重傷。
そして隊長であるDevil1の失踪。
一つの出来事で、Devil隊員屈指の戦闘力を誇る二人がいなくなった。
残された二人にとっては、絶望、そして後悔だった。
Devil2は、あの時Devil1を止められていれば.....。
Devil4は、あの時Devil3を庇っていれば.....。
今思えば、あの時まで、Devil1が記憶を語らなかったのか、わかる気がする。
そう絶望と後悔をしていると.....。
???
「Devil2、Devil4、いい加減前を向け!」
そう怒鳴り声がし、振り返る.....。
振り返ると、同期のHawk分隊4人が集まっていた。
怒鳴っているのは、Hawk分隊隊長であるHawk1だった。
???
「まあまあ、そんな感情的にならずに...」
Hawk1
「Hawk2下がれ、今俺はこいつらと話してんだ!」
宥めようとしたHawk2を庇うように、もう一人が口を挟む。
Hawk4
「Hawk2の言う通りだよ、隊長」
Hawk1
「Hawk4まで.....わかった、できるだけそうする」
そうHawk隊員が宥め、話を進める。
Hawk1
「で...俺が話したいのは、そっちの隊長の、」
【Devil1を助ける勇気はあるか?】
Devil2・4
「.....」
助けたいかと言われたら助けたい。
だが、仲間をこれ以上失うという結果にはなりたくない。
でも、もっといいエンディングを見るためにこう返す。
Devil2・4
「俺たちは...」
【Devil1を助けたい】
Hawk1
「よし!それじゃあ一緒に助けてやろうではないか!」
Devil2
「でも何で、助けてくれるんですか?」
Hawk1
「Devil隊とは同期だし、あいつと少し話がしたくてね...」
Devil4
「はは...できるだけ隊長にはお手柔らかに...」
Devil2だけじゃなく、Hawk1にも説教されるどこかの隊長を想像して、思わず苦笑する。
Hawk3
「でも隊長さんに何があったんだ?失踪したとしか知らないが?」
そう話すHawk3にあの時の違和感を思い出す。
Devil2
「そういえば、失踪する前の隊長はどこか...おかしかった」
Devil4
「おかしかった?」
Devil2
「いつもの絶望している感じではなく、何かに怒っているようだった」
「俺が少し恐怖を感じるほどに殺気をだしていた」
Hawk1
「まずいな...あいつは、いつ死ぬかわからない...」
Hawk4
「どういうこと?」
そう質問するHawk4、するとすぐに答えが返ってくる。
Hawk1
「あいつは、目の前で敵兵にDevil3が殺されたと勘違いした」
「そして自我を失い、前線で戦っている...」
Devil4
「それがどう繋がるんです?」
Hawk1
「人間は、体か心が傷つくとアドレナリンを出す」
「アドレナリンは身体能力が上がり、痛みも軽減される」
「つまり、あいつは大怪我を負っていても気づかない可能性がある...」
【だからDevil1はいつ倒れてもおかしくない】
隊員達
「ッ!」
Hawk3
「じゃあ...どうすればいいんだ!」
Hawk1
「それはわからな.....」
通信兵1
「お話の途中失礼します!」
「味方兵からの連絡です、Devil1らしき人を発見したとのことです!」
Hawk1
「座標は!」
通信兵1
「今から―――」
Devil2
「.....待っててくれ」
そうDevil1が生きていることを願う。
より良いエンディングへ辿り着くために.....。
解説
・ アドレナリン → 強いストレスや恐怖、興奮を感じたときに副腎から血液中に分泌されるホルモン。分泌されると集中力と瞬発力などが上がり、痛みや疲れなどを感じにくくする効果がある。
【最悪の事態になっても、絶望してはならない。絶望は、私たちが敗北を認めたときに初めて完成するからだ。希望を持ち続ける限り、戦いは終わらない。】
ウィンストン・チャーチル /第61・63代イギリス首相
第八話を見てくれてありがとう!第九話お楽しみに!
by そらとぶカピバラ




