第九話 良い■■■■■■に向けて
第九話見てくれてありがとう!
by そらとぶカピバラ
〜???〜
Devil1
「...」
もう、どれぐらい戦っただろうか。
敵兵が着けていた時計を見る。
.....2時間。
短いようで、長く感じた2時間。
体の至る所から、血が出ている。
だがDevil1は気にせず、前哨基地にいた敵司令官に銃を向ける。
敵司令官1
「ぁあ、やめてくれ.....」
そう嘆く敵司令官に銃を向け直し、
パァン!
...引き金を引いた。
Devil1
「.....」
「.....これで最後か」
「ッ!」
無理やり耐えていた体が限界を迎え、壁にもたれ掛かる。
「もうだめか.....」
Devil1はそう言い、
手に持っていたPMを頭に向ける。
そうすると、今まであったことが走馬灯で流れる。
数年前に昔の隊長と親友を失ったこと。
Devil隊員たちと初めて会ったこと。
Devil隊員と同期のHawk隊員と会ったこと。
Devil隊員に過去を話したこと。
Devil隊員と一緒に写真を撮ったこと。
今となっては、懐かしく思える。
「フゥー.....」
覚悟を決め、引き金を引こうとする。
怖い、だけど、罪は消えない、そう思って。
震えた手で.....
引き金を引いた
ズドォン!
.....それは引き金を引いたPMではなく.....
どこか、聞き覚えのある銃声だった。
引き金を引こうとしたPMが撃たれ.....
Devil1の手から遠くに飛んでいった.....
Devil1
(ああ、また救われてしまうのか)
あの時過去から救ってくれた人を思い出す...
そうするとなぜか安心するように、眠くなっていく...
???
「お.....い.....りし.....ろ.....」
意識が朦朧とする中、そう誰かの声が聞こえ、視界が暗転した.....
〜とある前哨基地〜
Hawk3
「どうやら、あの前哨基地らしいが?」
そう走りながら言うHawk3。
すると...
パァン!
前哨基地の方から拳銃の銃声がした。
Hawk1
「急ぐぞ!」
前哨基地の近くまで来て、Devil2は狙撃銃のスコープを覗いていた。
Devil2
「ッあれは!」
なにかDevil2は見つけたようで、他の隊員たちは近くに寄る。
Devil2
「見つけた!.....ッ!」
周りの隊員たちは、「見つけた!」の後に漏れた声が気になった。
すると...
ズドォン!
何を思ったのか、狙撃銃を発砲した...
Devil2以外はまるで、Devil1を撃ったようにしか見えなかった。
Hawk4
「なんで、なんで撃ったの!」
仲間を撃ったことに叫ぶHawk4。
その叫びを気にせず、Devil1に駆けるDevil2。
Devil2
「おい!しっかりしろ!」
呼びかけには反応しない、すぐに脈と呼吸を確認する。
Devil2
「.....まだ脈と呼吸はある.....」
そこに追いかけてきた、他の隊員達が集まる。
その場所には意識がないDevil1がもたれ掛かっていた。
Hawk2
「.....生きてる?」
Devil2
「.....ああ」
Hawk1
「さっき何で撃ったんだ?」
先程の発砲について聞く。
Devil2
「このバカが、拳銃で自決しようとしていた」
「一か八かそれを狙撃で拳銃を撃った」
Devil2は転がっている壊れたPMを見る。
他の隊員たちは黙る。
Hawk1
「とりあえずDevil1を近くの野戦病院まで送るぞ!」
Hawk1がその沈黙を破り、搬送を開始する。
Devil2は遠くまで砂が覆う砂漠を見ていた。
だが、さっきまで起こっていたつむじ風はもう一つも無かった。
解説
・ タイトルにもあるつむじ風は、海外だとダストデビル(dust devil)と呼ばれる。
【もしあなたがハッピーエンドを望むなら、まずは自分がその物語の主人公として相応しい行動をとらなければならない。】
ウォルト・ディズニー /実業家、プロデューサー
第九話見てくれてありがとう!
Devil分隊は、どんなエンディングを見るのかな?
by そらとぶカピバラ




