第四話 過剰反応
第四話だよ! ぜひ最後まで読んでみてね!
by そらとぶカピバラ
〜軍事基地 射撃練習場〜 AM 9: 00
ベッドから出た後、朝礼などを済ませ、軍事基地内にある射撃練習場まで来ていた。
Devil1
「試しにこの銃、使ってみるか」
そう言って取り出したのは、AK-12SKというアサルトライフルだ。
(今まで旧式のAKしか使ってなかったから、取り扱えるだろうか)
Devil1がそう心の中で思っていると、後ろから声がした。
Devil3
「よ!」
Devil1
「Devil3か」
偶然出会ったDevil3が持っていた銃は、PP-91、サブマシンガンだった。
Devil3 「そっちも新しい銃探しかい?」
Devil1 「ずっと古い銃を使っていたからな」
どうやら、Devil3も新しい銃を探しているらしい。
Devil3
「よかったら手伝おうか?」
Devil1
「ああ、助かる」
そう話しながら、射撃位置へ向かった。
Devil3
「モザンビーク・ドリルでいいかい?」
Devil1は頷く。
射撃準備が終わったDevil1を見て、Devil3はこう言う。
Devil3
「スタンバイ」
「GO」
Devil3が合図した瞬間。
バババァン!
Devil1が構えているAK-12SKが火を吹く。
その銃口から放たれた弾丸は、胴体に二発。頭に一発。すべて
的の中心に当たっていた。
Devil3
「1.67秒、ほんの少し遅いけどやっぱやるね〜!」
「ド真ん中に当たってるよ!」と少しはしゃぎながら言う。
Devil1
(今の技術があれば、親友たちも...)
朝見た忘れられない記憶が蘇る。
Devil3
「おーい、大丈夫?顔色悪いけど」
Devil1
「...ああ、考え事をしてただけだ」
Devil3
「ほんとに? 何かあったら相談しろよ!」
Devil1
(相談...か)
誰にも明かしていない自身の過ちを相談したことがなかった。
Devil1は相談しようとしたが、相談することではないと思い、心の中へ押し込めた...。
それからDevil3と、射撃練習やトレーニングなどを三時間ほどし、いつの間にか昼になっていた...。
Devil1
(そろそろ昼飯か...食堂に行こう)
そう思い食堂に向かった...
〜軍事基地 食堂〜 PM 12: 30
食堂は昼時ということもあり人で混雑していた。
食事をトレーに乗せ、空いているテーブルへ運んで、席についた。
すると...。
Devil2
「よう、あんたも飯か?」
Devil1
「ああ、そうだ」
Devil2が隣の席に座った
Devil2
「相変わらずここの飯は美味しくもなく不味くもないな」
Devil1
「.....戦場のレーションよりマシだ」
そう食べながら話していると
Devil4
「おお、ここで仲良く食べてたのか。向かい側、失礼するよ」
そう言って、Devil4は向かい側の席に座る。
Devil4
「そういえば昨日の怪我大丈夫だったか?」
Devil2
「ああ、明日には傷跡はなくなってるだろう」
Devil2
「まあ、俺が死ぬことはないだろ」
???
【まあ、俺が死ぬことはないだろ!】
Devil1
「...ッ!」
その言葉が、地雷で死んだ親友の声と重なった。
それと同時に頭の奥がズキッと痛む。
Devil4
「おいDevil1 顔色悪いぞ大丈夫か?」
Devil1
「...ああ 耳鳴りがしただけだ」
Devil2
「.....」
その後、昼食を食べ終え、自室に戻り、すこし休憩しようとした瞬間...。
【お前が親友たちを殺した】
Devil1
「ッ!」
【お前が居なければ】
【親友たちは死ななかった】
記憶の中の声が、頭の中へ直接響いてくる...。
Devil1
「やめろ...」
【お前が居なければ】
【親友たちは幸せに暮らせた】
Devil1
「...」
【お前が居なければ】
【こんな世界にはならなかった】
Devil1
「...そうか」
Devil1はホルスターから、PMを取り出し...
自分の頭に銃口を向け...
Devil1
「.....」
引き金を引こうとした瞬間...
Devil2
「何してんだ!」
頭へ向けていたPMを取り上げられ、Devil2は言った。
Devil2
「さっきから様子がおかしいと思って見に来たら.....自分の頭に拳銃当てて自殺しようとしてるし.....」
Devil2
「隊長には死んでほしくない。だから、二度とそんなことしないでくれ.....」
Devil2
「それと.....何があったのか、分隊員の前で話してくれ」
Devil1
「.....すまなかった」
Devil2
「さあ、Devil隊員を呼びに行くぞ、Devil1!」
Devil2に腕を引かれ隊員達がいる部屋に向かった.....。
部屋にはDevil分隊員4人が揃っており.....。
Devil3
「隊長のことは聞いたよ」
Devil4
「何があったか教えてくれ」
そう言われDevil1はこう口にした。
【...俺は、生きる価値のない人間だ】
軍事解説
・ AK-12SK → 2025年に公開されたAK-12のコンパクトモデル
前モデルと比べて改良が施されている。
・ AK-12 → 2018年にロシアに採用されたアサルトライフル、
現在の新しい世代のAKシリーズであり、ピカティニー・レールなどが
標準装備されている。
・ ピカティニー・レール → 銃にスコープやライトをつけるための、
幅が約20mmの決まった台のこと。
・ PP-91 → 1990年代、ロシアで製造されたPP-71を元にした
サブマシンガン、対テロ作戦に対応するため作られた。
・ モザンビーク・ドリル → CQBや護身射撃の技術の一つ
胴体に二発、撃ち込んで動きを止めた後、
頭に一発追加で撃ち込む合計三発の連射法を指す。
・ PM → 1951年にソ連などで採用された拳銃、TT-33
の後継として作られ愛称は設計者ニコライ・マカロフの名から
「マカロフ」と呼ばれている。
【過去があなたを苦しめるのではない。過去に対するあなたの解釈が、あなたを苦しめているのだ。】
(アルフレッド・アドラー / 心理学者)
後書きに、偉人の名言、格言を追加してみたよ!
by そらとぶカピバラ




