第二話 砂塵が舞う室内戦
第二話だよ! 前話の4人は、どう戦うのかな?
by そらとぶカピバラ
〜とある砂漠の敵拠点 建物入口付近〜 PM 3 : 15
Devil1
「集まったな、この建物はDevil分隊4人で攻略する」
「Devil2は慣れないCQBの戦いになるだろう この制圧戦 くれぐれも油断するな」
Devil2
「了解」
Devil3
「了解! 前は任せてくれ!」
Devil4
「了解 後ろから援護する」
Devil1
「突撃するぞ」
Devil1はそう言い、扉を開けた。
Devil3
「入口、クリア」
Devil3とDevil4が素早く扉周辺をクリアリングした。
どうやら入口付近に敵はいないようで...。
次に、隣の部屋のクリアリングを開始する.....。
Devil1
「スタングレネードを部屋の中に投げろ 耳塞いで口開けとけ」
Devil4
「イエッサー!」
そう言い、扉を少し開けると、手際よくスタングレネードを投げ入れ、すぐに閉める.....。
...ドォン!!...
スタングレネードの音が聞こえた瞬間、素早く突入し...。
Devil3
「エンゲージ!」
ズババババァン...
Devil2
「カバー!」
ズバババァン...
Devil3
「...クリア」
どうやら部屋の中には敵が二人潜んでいたらしい。
すると...。
敵兵1
「エンゲージ!」
その銃声を聞き、上の階から敵が集まってきた.....。
ズバババァン!
Devil2
「...ッエンゲージ!」
Devil1
「カバー!」
狭い空間の中で二丁のアサルトライフルが火が吹く.....。
Devil1
「大丈夫か!」
Devil2
「腕に掠ったが大丈夫だ!」
そう言うDevil2の腕には少し血が流れ、服も銃弾によって裂けていた。
Devil1
「了解 無理はするな」
そう言い4人はフォーメーションを崩さないように階段を上がっていく...。
〜屋内二階〜 PM 3 : 30
Devil4
「.....二階クリア」
Devil3
「にしても順調すぎないか?」
一階の戦闘以降、二階の全部屋を念入りに捜索したが、不気味なことに敵兵は一人もいない...。
Devil1
「警戒に越したことはないだろう」
そして三階に着き司令部があるであろう部屋の扉を開け突入しようとした瞬間...
Devil3
「..ッグレネード!」
爆発まであと2秒...。
Devil3の叫び声が聞こえ、四人はできるだけ遠くに離れる。
爆発まであと1秒...。
素早く伏せ、頭部を覆う
そして...
ドォォン!
キーーン...
爆発音とともに耳鳴りがする
4人は立ち上がり戦闘態勢に入る...
Devil1
(自分の身体は...五体満足だな...)
自分の身体を確認した後、仲間にハンドサインし
扉の周辺を固める...
Devil4はPKM汎用機関銃を使い...
ズドドドドドドドォン!
こちらから死角になっている所へ向け、室内を制圧射撃する.....。
しばらく撃ち続け装填していた弾薬を撃ち切る。
Devil4は、腰のホルスターに着けていたTT-33を取り出し構える。
Devil1
「行くぞ」
そう言い4人は突入し始めた...。
Devil3
「エンゲージ!」
ズババババァン!
「やめてくれっ! 我々は降伏する!」
銃を捨てた敵の司令官の叫びを聞き、Devil分隊は射撃を止める.....。
Devil1
「わかった こちらの指示に従え」
敵司令官
「ああ従う...」
敵兵たち
「.....」
Devil1 〈Hawk1 Hawk1 こちらDevil1 敵拠点、制圧完了 捕虜五名を確保している OVER〉
Hawk1 《Devil1 Devil1 こちらHawk1 了解 よくやった 捕虜に関しては我々が護送する OVER》
Devil1 〈了解 そちらに送り届ける OUT〉
そうして無線通信終え、捕虜を送り届けた後.....。
Devil1
「Devil分隊、帰るぞ」
そう言い、Devil分隊は行きに乗ったAPCで、戦場から帰還したのであった...。
軍事解説
・ CQB → Close-Quarters Battleの略称。
建物内や市街地などで行われる銃器を使った近接戦闘、戦術のこと。
・ クリアリング(クリア) → 進む先や部屋の隅に敵がいるか確認すること。
安全な場合はクリアと言い、味方に伝える。
・ スタングレネード(フラッシュグレネード) → 正式名称 閃光手榴弾。
180〜190デシベル(離陸時のジェットエンジンが120デシベル以上)の音と
100万カンデラ(懐中電灯にすると1.6キロ以上まで照らせるレベル)の光を出す。
ちなみにキーンという音はグレネードから出てるのではなく自身の耳鳴り。
・ エンゲージ → 接敵という意味。
・ カバー → 援護するという意味。
・ TT-33 → 愛称トカレフ、1933年にソ連で採用された拳銃、取り回し、貫通力が
高いのが特徴、日本の暴力団から警察に押収される例がある銃。
・ 捕虜 → 戦争などによって敵の権力内に陥った軍隊の構成員のこと。
捕虜には人道的に扱うことや生命、身体の安全を保証することが
国際人道法(ジェネーブ条約)で厳しく定められている
【第三話を読む前に】
次話には、戦闘・流血・殺傷などの残酷な描写が含まれます。
苦手な方や体調の優れない方は、閲覧をお控えください。
物語上必要な描写となりますが、無理をせずお読みください。
by そらとぶカピバラ




