表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
プロアイドル  作者: 新規四季
始まりは夢のようで

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

167/323

166

神宮寺ソフィー。

なんでも私の先輩に当たる人物だった。

2年でもこんな辺鄙なイベントに出るものなのかと、この世界の厳しさを改めて実感する。


夢を見て、扉を叩いて。

自分の住んでいた世界では、他なんて無い。

だからこそ、行けると思ったのかもしれない。


けど、甘くなかった。それが事実。


「こんなにお客さんが盛り上がってるのって初めてなんだ」


ソフィーはしみじみと言う。

悔しそうに見えるけど、いい事じゃない?


「私ね、去年も出てるの。今の……そうだな、半分くらいの人」

「……それは、閑散としていますね」


ステージ上に誰もいなくなって、しばらくザワザワと余韻に浸っているのか、次を期待しているのか。

まあ、楽しそうな人達を見ると、みんなが口を揃えて言う所の人気のないイベントというのを想像しにくい。


「まあ、去年のことは知らないですけど。人がいっぱいで、楽しんでくれてて。楽しくなかったんですか」

「ううん。すっごく楽しかったよ!」


屈託ない笑顔でそう言う。その後に落ち込んだ顔を見せてこうも言った。


「ただ、悔しさもあるんだ」

「悔しさ」

「影崎夜が来なければ、人は集まらない。私では人を集められない」


なるほど。

勝ち馬に乗る、では無いけれど。

誰かがこの環境を作って、それに乗じているだけと考えて悔しいのか。


各々好き勝手に楽しんでいるその裏側に関われているかどうか。

そこを気にしている。

今後自分一人でこの会場を作らないといけない。

そう考えて、ソフィーは現実的では無いと実感してしまったのか。


「それにね、あなた達にも苦渋を舐めさせられてると思ってる」

「……なんで!?」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ