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「あ、プロデューサー」
私はスーツ姿の長身イケメンを見つけて駆け寄る。
それに続いて蒼ちゃんも来てくれた。
シレッと私と手を繋ぐ。可愛いなぉこの子!
じゃない。プロデューサーに聞きたいこと言いたいことがあるんだった。蒼ちゃんの可愛さの前にすべて忘れる所だった。危ない。
「皆さん。良かった。無事に着いたんですね」
「着いたよ。けどそれだけ」
「どういうことですか」
安堵も束の間、プロデューサーに私達の置かれている状況を説明すると、話終わりには鬼の形相になってしまった。
「落ち着いてよね。私たちが頼れるのはプロデューサーだけなんだから」
「プロデューサー、こわい」
「すぅ、はぁ……。すみません、取り乱しました」




