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雅飛鳥(143)
さ、さすがに不味くない?
さっきから動いてない。
それどころか満員電車みたいにぎゅうぎゅう押されて苦しい。
さらに最悪なことにライちゃんと繋いでた手を離してしまった。
首を振って、何とかどこにいるかを探す。
真後ろにいてホッとする。
「ライちゃん!はぐれたら入口に集合ね!」
「分かりました〜」
「ホントだね!?」
こんな状況でものんびりとした口調で、信じていいんだよね!?って気持ちが強いけど、ライちゃんは昔からこうだ。
大丈夫と信じよう。
それよりも、く〜る〜し〜!!




