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弱きより起つ  作者: 天野大地
第一話 旅の始まり
5/48

5― 依頼

 日曜日で御座います!

 日付は目次の題名横で!

 『発展途上な世界で』は…

 執筆中で御座います!

 今しばらくお待ち下さい!

「僕は用心棒な訳だから、仕事を探して旅をしているんだよ」

 和装の人物、げんは言う。

「襲われている人を助けて、僕を雇わないか、と訊くのが

何時いつものかたるね」

「何で?」

 いまだ襲われていた場所に居るまま、えずは立ち上がった状態の少女、

マサラが簡潔に尋ねる。

「…自覚はしているけど…ただ何事も無く、僕を雇わないかと訊いた所で

おうじる人なんか居ないから」

 淡々(たんたん)と語るのが標準の源が少々言葉に詰まるのは、

心情的にはれたくない事実だと言いたいのだろう。

 源は十六歳と自己紹介したのだが、十一才の少女マサラよりも少々背が低く、

マサラが源を男だとは認めない容姿ようしをしている。勿論もちろん、和装とは言っても

髪型は丁髷ちょんまげではない。一種のポニーテイルと言えるであろう髪型だ。

後頭部の上の方で上向きにわいている。なので根元は上向きで弧を描いていて、

其の状態でも毛先は腰位までの長さが有る。

「そっかー!ゲンは可愛いけど護衛出来るようには見えないもんねえ♪」

 マサラは楽しそうに言うが、源は不満そうに成る。

口調は淡々として、顔は眠そうな無表情だというのに、

何処どこか不満だと明らかに分かるのだ。

「男に可愛いなんて言うものではないよ。

 其れで、君は僕を雇わないかな?」

「えー?あたし?」

「依頼料は、最低限で護衛中の食事と寝泊まり出来できるだけの場所、だね」

「え?其れって…」

「うん?」

「一生ご飯は用意するから一緒に暮らそ?って言ったら、

家族に成ってくれるの?」

「いや。守る必要が無ければずっとは居ないよ?」

「何でぇええ?!一緒に暮らそうよぉおお!!」

「君は初対面の男にはもっと警戒した方が良いよ」

「ぶっふ!……其うだね!じゃあゲンがずっとあたしを守って♪」

「ずっと守ると言うのはもう用心棒の仕事じゃあないね。

結婚を本気で考えた相手に言いなさい」

「えー?じゃあ…ケッコンしよ♪ゲンはオトコノコ、なんでしょ?」

「子どもが結婚なんて、どう言っても本気って事には成らないよ」

「あたしはオトナだよー!お師さまのお世話だってしてるんだからね!!」

「ほら!初対面の男に自分の事情はペラペラ喋るものじゃあない!」

「あれ?ゲン、怒ったの?!」

「怒ってはいない。警告だよ。警告というのは守らないと危険って事だからね?」

「何が?どう危険なの?」

ず、君は女の子だ。男は皆油断ならない敵だ、と思わなくてはいけない」

「えー?何でー?」

「男は皆、強い性欲を持っている。時に本人でも抑えが利かない程、

女性を襲いたく成ってしまうんだよ。悪い事だと分かっていても、ね」

「えー?じゃあゲンはー?」

「其んなの本人に訊く事じゃあないよ」

「女性を襲いたく成るって、性欲って何なの?」

「初対面の男に訊く事じゃあないね。家族に訊きなさい。

 女の子は早い内に知っておいた方が良いかな?

男の性欲は本当にさかいいからね。

 所で依頼だけど。するの?しないの?」

「えー?頼まないと、どう成るの?」

「此処でさようなら、だね。

 僕だって仕事が無いと食べていけないからね」

「えー!!冷たいぃー!」

「僕だって食べなきゃ生きて行けないから」

「じゃあお友達に成って!!」

「無理だよ。僕は旅人だから」

「じゃ……じゃあ晩御飯用意するから!もう一寸ちょっとお話して!!」

 マサラが必死に成って懇願すると。

「其うだね。結論するにはもう少し考えた方が良い。

 君を襲っていた悪童達ギャングキッズの件も解決していないし」

 源はあっさり肯定する。

「良いとしどころじゃあないかな。

 では。食事一回でもう少し考える時間を供給する仕事をうけたまわったよ」

 源はやはり無表情なのだが。

 何処かニヤリ、と笑みを浮かべた様な雰囲気が有った。

 本日は天気が悪く御座います!

 お出掛けは雨が降らない内に

済ませたいものです!

 あ、食料調達の為ですよ?

 今日は其れ以外は御座いません。

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