表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
マスターネオはネコまない ―黒猫GMのマスター魔法奪還ログ―  作者: Master NEO
第三章 マスターネオの決意

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

53/75

第四十三話 別のログ

 声が違った。


 今まで聞いていた「ログの声」は――柔らかく、どこか遠かった。観察しているような、見守っているような声だった。


 だが、今の声は――硬く、近く、意図的だった。距離がない。まるで耳元に直接届いているような声だった。


「……誰だ」


`````````

「答える必要はない」

`````````


「なるほどね」


`````````

「黒猫。お前には選択肢がある」

`````````


「聞こうじゃないか」


`````````

「今すぐ、取り戻したマスター魔法を渡せ。そうすれば――全員をログアウトさせてやる」

`````````


 ネオは足を止めなかった。《ジャンプ》で進み続けながら、ログを読む。


「断る」


`````````

「……即答か」

`````````


「渡せるわけがないだろ。渡した瞬間、また全員が戻れなくなる」


`````````

「賢いな。だが――集落にいる者たちは、今、危険だ」

`````````


「《マスターリスト》で見てる。今のところ、全員無事だ」


`````````

「今のところは、な」

`````````


 ネオの速度が、上がった。


「カイ、リリィ――先に集落へ」


「お前は?」


「もう一つ、聞きたいことがある」


 カイとリリィが先へ向かった。ネオは立ち止まり、ログを見た。


「……一つ聞く」


`````````

「何だ」

`````````


「もう一つのログの声――ずっと見てた声。あれは、お前とは違う存在か?」


 沈黙。


`````````

「……何のことだ」

`````````


「そうか」


`````````

「……」

`````````


「自分で会いに行く。それだけだ」


 ログが、途切れた。


 ネオは走り出した。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ