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マスターネオはネコまない ―黒猫GMのマスター魔法奪還ログ―  作者: Master NEO
第三章 マスターネオの決意

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第三十九話 廃都のプレイヤーたち

 固定から解放されたプレイヤーたちは、混乱していた。


「何が起きたんだ……?」


「急に動けなくなって……」


「どのくらい経った?」


 ネオは《マスターリスト》で全員の状態を確認した。HP消耗なし。ステータス異常なし。ただ――時間感覚が数時間分、飛んでいる。


「固定されてた間、本人たちには止まってた時間は分からないんだ」


「それって……」


 リリィが複雑な顔をする。


「怖いな」


「……そうだな」


 プレイヤーの一人が、ネオに気づいた。「あんた――黒猫。助けてくれたのか?」


「まあそんなところだ」


「ありがとう……!俺たち、どうすればいい?」


「集落がある。南に数時間ほど歩けば着く。そこに行け――仲間がいる」


「分かった。ついていくよ……」


 プレイヤーたちが、南へ向かい始めた。《マスターリスト》でその移動を確認できる。点が動いていく。


「……これ、全員の状態が分かるなら、かなり楽になるな」


「そうね。誰かが危険な状態になったら、すぐ分かる」


 カイが言う。「でも――相手も、こっちが全員を把握してると分かったら、厄介なことをするんじゃないか?」


「……かもな」


 ネオは北の空を見た。まだ――先がある。


「急ぐ。次のマスター魔法は――もっと深いところにある」


```

「……気をつけて」

```


「珍しいな」


```

「何が?」

```


「心配するのか、お前が」


```

「……いつもしてるよ」

```


 その言葉は――真っ直ぐだった。ネオはそれを受け取って、しばらく何も言わなかった。


「……そうか」


 そして、歩き出した。


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