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マスターネオはネコまない ―黒猫GMのマスター魔法奪還ログ―  作者: Master NEO
第三章 マスターネオの決意

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第三十五話 北の廃都

 集落が落ち着いたところで、ネオは北へ向かった。


「一人で行くの?」


 リリィが問う。


「三人で行く。ただ――集落のことはセナに頼む」


「分かった」


 セナは頷いた。「……気をつけてくれ」


「当然だ」


 北の地形は記憶にあった。かつてこのゲームの開発中、高レベルプレイヤー向けに作られた「廃都エリア」――今は荒廃し、アクセスが困難になっているはずだ。


 歩くこと三時間。空が薄暮のような色になってきた。オレンジがかった灰色。完全な夜ではない。


「……見えてきたな」


 地平線の先に、廃都の影。かつては石造りの壮大な都市だったはずが、今は半分が崩れ、半分が歪んでいる。形の残っている建物も、傾いたり、表面にヒビが入ったりしている。


「ゲームのイベントエリアとしては、最大規模のやつだ」


「なんかいる?」


「……いるな。強いやつが」


 ネオはログを確認した。ボスの存在を示す反応が、都市の中心から出ている。


「次のマスター魔法が――あそこにあるな」


「分かるの?」


「なんとなく。引っ張られてる感じがする」


 カイが言う。「俺も感じる。なんか、引力みたいなの」


「《ドロー》が反応してる。向こうの魔法に、こちらの魔法が引き寄せられてる――そういうことだな」


 三人は廃都の門をくぐった。崩れかけた門柱の下を、静かに通り抜ける。


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