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マスターネオはネコまない ―黒猫GMのマスター魔法奪還ログ―  作者: Master NEO
第二章 マスターネオの奮闘

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幕間 設計師のメモ(断片)

*以下は施設の棚に残されていた、設計師の手記の断片――*


 ――


 GMというものを、どう設計するか。長い時間をかけて、考えた。


 最初のアイデアは、完全な管理者だった。神に近い存在。何でも見え、何でもできる。


 でも――それでは、世界が死ぬと思った。


 完全な管理者がいれば、世界は完璧に動く。でも、誰も本気で生きない。危機もない、成長もない、驚きもない。


 だから――欠点を設計した。


 GMは強いが、万能ではない。権限は持つが、使い方を覚える必要がある。失敗もする。迷うこともある。


 そういう存在が――世界と一緒に動く。


 このゲームを作るときに、僕はそういうことを考えていた。


 「なんとかなる」と思いながら、「なんともならない」と知っている。


 そういう存在が――一番、面白い。


 ――倉城光



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