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マスターネオはネコまない ―黒猫GMのマスター魔法奪還ログ―  作者: Master NEO
第二章 マスターネオの奮闘

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幕間 サーバールームの夜

 サーバールームでは、無機質にキーボードを叩く音だけが鳴り響いていた。


 制御不能に陥って、既に数時間が経過していた。全員の顔から、疲弊が拭えなかった。モニターの青白い光が、それをより鮮明に映し出している。


「残ってるプレイヤーは、何人だ」


「……確認できているのは、十数名。だが――」


 キーボードを叩く音が止まる。


「確認できていない個体が、いる」


「識別不能か」


「そう。ログにない。ログインの記録もない。しかし映像には、確かに映っている」


 画面が切り替わる。そこには――カイ。男の後ろ姿。三人と並んで歩いている。


「これは……誰だ」


「不明。追跡しようとするたびに、ログが途切れる。まるで意図的に消えているかのように」


 もう一人が、低い声で言う。「考えられる可能性は?」


「三つだ」


「……言え」


「一――我々の観測系に問題がある」


「二――向こう側が意図的に隠している」


「三――」


 また、言葉が止まる。長い沈黙。


「三は」


「……もともと、ゲームの外側から来た存在ではない」


 その言葉の意味を、全員がゆっくりと理解する。


「ゲームの内側から、生まれた――?」


「可能性として、だ。否定はできない」


 モニターの光が、青白く揺れる。


 そのとき。一台の端末が――静かに、ログを吐き出した。


```

「聞こえてるよ」

```


 部屋の全員が、凍りついた。


 それは――こちら側のシステムから、出力されていた。


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