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AIが運営するVRMMO  作者: ケイ
4/19

初めて人を●●た日

AIオンライン バージョン1

・ゲーム開始時のマップへのダイブ方式の変更を検討


――――――――――――――――――――――――――――――



『連続ログインボーナス一日目。下級HPポーションを5個プレゼント』


『初心者応援キャンペーン一日目。下級MPポーションを5個プレゼント』


『チュートリアル終了記念。ガチャを一回回せます』


メニューを閉じた瞬間に目の前に項目がポンポン表示される。


これをタップするとアイテム欄にはいるのかな?


『ガチャを始めます。好きなタイミングで画面をタップしてください』


あーこれリセマラとかする人出てきそうだなと思ったがリセマラするとなるとあのスカイダイビングを何度もする羽目になるのか…俺はいいや。


何か武器でも当たるといいなと願いを込めて宝箱の表示された画面をタップした。


『毒瓶を5個手にいれました』


まぁ…武器は武器…かな?


アイテム欄を見てポーションをタップしてみると手のひらに光が集まる。

数秒でポーションが手に収まったところを見ると再びヘルプが表示された。


『ポーション、毒瓶等は飲むか対象にぶつけることで効果を発揮します。ただしぶつけた際に発揮する効果は50%低下します』


なるほど、確かにぶつけた方が飲ませるより早いしな。


ポーションをフリフリすると中の液体も動く。こんな細かいところまでよくできてるなーと思いつつ周囲を見た。


敵もいないし町まで歩きながら細かい設定をすませましょうかね?


―――――――――――――――――――――――――――――


()()()()()


手の内にポロンと緑色のポーションが収まる。


()()


そしてまたそれが消えてアイテム欄に戻った。


「ポーション収納ポーション収納ポーション収納」


ポロンポロンと光が集まったり散ったりして面白い。

たぶん誰しもやると思う。そんな気がする。


砂漠をしばらく歩くと目の前にメニューを開く男の人がいた。

あの動きはたぶん俺と同じチュートリアルの説明を受けているのだろう。

やつもこんなところに飛ばされて不憫よな。俺もか。


少しずつ近づいていくと男がメニューを開いている傍で蠢く黒い物体がいた。

サソリっぽいそいつは男のもとへゆっくりと近づいて行き…


あろうことかメニューを開いて現在進行形でチュートリアルをしている男をポカポカと殴り始めた。


「マジ?おい待ってろ!今助けてやっかんな!!」


慌てて画面をタップし始めた男は俺の声を聞きこっちを振り向くと俺の顔を見て助かったぁと言いたげな顔をした。


俺は設定したての省略コマンドで回復アイテムを呼び出す。


「ポーション!」


それをおもいっきり振りかぶって男に投げつけた。


そして投げられたポーションは――――


ポーションは――――――



赤黒い液体の入った髑髏マークの蓋をしていた。

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