4 生きて、朝日を拝むために
事件が解決し、警察が黒塗りの車を連行していった後。
僕たちは、朝焼けに染まるいつもの公園で、ベンチに並んで座っていた。
雨上がりのアスファルトから立ち上る匂いの中、ロシナンテ号のサビたフレームが、朝の光を反射して、プラチナよりも美しく輝いて見えた。
「龍太さん……本当に、生きててよかった。死んじゃったら、何もかもおしまいだもんね」
僕が小さく呟くと、龍太さんは『旋風は江を駆ける』のボロボロの表紙を撫で、深く息を吸い込んだ。
「ああ。死んでその精神が受け継がれるより、こうして朝の冷たい空気を吸い込んで、腹が減ったと感じるほうが、よっぽど価値があるぜよ。歴史の構図は、これからも変わらんかもしれん。巨悪はまた、名前を変えて現れるだろう。だがな、カケル。俺たちは『まともな感覚』を武器に、何度でも生き残って、何度でもロシナンテ号を漕ぎ出すがぜ」
彼は僕の肩を、少し痛いくらいに強く叩いた。
「カケル。あんたはもう、部屋に閉じこもった少年じゃない。俺の、最高に頼りになる四銃士の一人だ。さあ、腹が減った。コンビニで梅干しの入ったおにぎりでも買って、祝杯を挙げようじゃないか。生きてナンボ、笑ってナンボぜよ!」
僕は、初めて自分の足で、地面をしっかりと踏みしめる感覚を味わっていた。
学校という檻ではなく、この広い世界というフィールドで、僕にはまだ、やるべきことがたくさんある。
自転車のベルが、朝の空気にチリンと高く響く。
坂本龍太、三十歳。
スマホと自転車と、親友への誓いを胸に抱いた、現代の侍。
彼の背中を追いかけて、僕は僕自身の物語を書き続ける。
歴史の洗濯は、まだ、始まったばかりだ。
自作のプロローグとアイデアを入力して、この章もすべてAIが書きました。




