第46話 未来永劫
この期に及んで特に進展のない話をブッコム
クソ作者の鑑。
それが俺だァ!!
チュドーン!!!(爆発演出)
翌日早い時間からルシファーを慕う魔族達が総出でパーティーの準備に取り掛かり準備は早々に終わった。
ルシファ――も手伝おうとしていたけど他の魔族達に役立たずと蔑まれて終始楽しそうにいじけているだけだった。私目線でもマジで役立たずだった。
私的にはゴライアススコーピオンが無かったのが心残りだけどしょうがないね。そうしてまたまた料理をエントランスに運んでボロボロの長テーブルに並べて・・・
これで良し!
今度は泣かないようにしなきゃ!!
みんなとパーティー楽しむんだ!
みんなも楽しみなようでエントランスは既に魔族達でいっぱいだ、ガヤガヤと賑わっている。
ルシファーは奥の玉座に座っていた。
・・・ていうかなんでわざわざエントランスに玉座設置したの?無駄にでかいし邪魔でしょアレ。
まあ、それは置いといて私は私で魔族に質問攻めにあっている。
歳とか好きな食べとか会話の内容が恐ろしいまでに人間と同じ。魔族のイメージ通りの血生臭いワードは一切出てこない。
「諸君」
ルシファーその一声で辺りに静寂が訪れ、ルミアと交流を図っていた視線たちは全てルシファーに注がれる。
「今日は実に素晴らしい日だ、記念すべき日となるだろう・・・」
魔族の長がゆっくりと立ち上がる。悪魔のような立派な角に黒と赤の二色が入り混じった巨体は立ち上がると存在感と威圧感を一層増す。
ルミアもルシファーの方を向いたが誰かがルミアの服を引っ張っている。
「ん?なに?シャーロット」
いかにも悪だくみしていそうな顏でシャーロットがヒソヒソと話す、実に楽しそうに。
「姉御ちょいと耳拝借・・・ごにょごにょ」
「え!?できるけどいいの・・・?」
「いい、いい!盛り上がるぜ?」
「う~ん、わかった」
ルミアがゴソゴソと道具を取り出した。
「クククク・・・笑いが止ま ダゴン!!!!
ナイフが飛んできてルシファーのおでこにぶっ刺さった。
「どう?止まった??笑い」
「・・・あざーっす」
ルシファーが白目をひんむいたままお礼を言って額のナイフを引き抜く。
「ナイススロー!!」
誰かそう叫ぶと辺りから、わあああああぁぁぁぁ!!!っとエントランスをかち割らんばかりの大歓声がルミアの耳をつんざく。
「わぁ!?うるさッ!!!」
「な?大盛り上がりだろ!!」
「おかしくない!?トップにナイフ刺したんだよ!?やっておいてアレだけどこの反応おかしいよね!?」
「あのぐらいじゃルシファー死なないしな、演説長いし、あれで懲りるなら儲けもんだぜ」
「魔王の尊厳は!?」
「「「「「ないない、んなもんない」」」」」
どうやら満場一致らしい。それにしても芸術的なまでに声が揃ってる予行演習でもしてたの?
「うをぉぉぉぉい!そこぉ!!!我の悪口言ってるだろ!!」
玉座から目ざとく悪口の気配を察してルシファーがこちらを指さしている。
「うるせー!!さっさとパーティー始めろボケェ!!!」
「そっちがうるせー!!上等だよ!パーティー開始じゃタコォォォ!」
こうして世界一汚いであろうパーティー開始宣言で楽しいひと時が幕を開けた。
どこもかしこも笑顔で会話を楽しんでいるので自然にこちらの会話も声が大きくなる。
「ねぇそういえば野菜ってどこでどうやって栽培してるの?」
「ああ・・・城の裏から樹海を少し進むと畑があるんだよ、今度案内しようか?」
「・・・そういえば畑って見たことないなぁ」
「うちの畑はすげーぞ?ルシファーが作物に適した気候を閉じ込めてるから万年旬の作物が収穫できるんだぜ!!」
「へぇ~・・・」
正直説明されても実感がわかないけど多分封印の力を応用してるんだろう。
それはひとまず置いといてまるで自分のことのように自慢げに話すさまは、なんやかんやでルシファーが慕われているんだと私でもわかった。
うちの今の王様よりずっといいな・・・ゲバルトは誰も慕っていない。
「おい、ルミア」
「あ、ルシファー何?」
「何?じゃないわッ!!返すわ!二度と投げるなッ!!」
「いたッ!」
ナイフを返してくれた後にコツンと頭を叩かれた。
お父さんにも叩かれた事ないのに。
あ、お父さん叩かれたい側だった。
顏を上げるとルシファーの額が赤い。
それはそうだろうナイフ刺したし。
・・・? あれ??
血を見てもなんとも思わない、どす黒い感情が湧いてこない・・・?
「ん?どうした?我の顏になんか付いてる?」
「うん、血が」
「そりゃそうだろ!お前さてはバカだな!?もしかしなくてもバカだな!?!?え??なに不思議そうな顏してんの!?怖ッ!!この人怖ッ!!なにこの人怖ッ!!!」
「私最近血を見たかったからここに来たの」
真顔でルミアが言う、声のトーンからしても嘘ではないだろう。
「衝撃のカミングアウトが過ぎるが!?え?我を討伐しにきた?」
「ううん、死ぬ前に魔族殺してみたいなって」
「えぇー・・・物騒・・・」
「なのに血を見てもなにも思わない・・・変だなぁ」
「んー・・・」
ルシファーがガリガリと頭を掻きむしる。
「ルミアよ、その血が見たい自分は本当の自分だと思うか?」
ルミアが首を横に振る。
「だろ?昨日渡したお守りの効能って所だな」
「え?このお守りなんなの?」
「我がマブアミーゴがくれたものだ、心を正常な状態に近づける効果がある」
「へぇ・・・」
自分の首から下げたお守りにそっと手を添える。
これが私の二つ目の宝物。ずっと、ずっと。
(ざまぁみろですが 前書きで作者は木端微塵になってしまった!!)




