第47話 蛙に仕える
「笑いがとま」ダゴン!!
わああぁぁぁああぁぁあぁあぁ!!!!!!
イヒヒ・・・ちょうど今頃だねぇ
ルミアがナイフを持っているのを多くの魔族が目撃したよぉ・・・・
長かったねぇ、後一手で私の目的が成就されるのさぁ・・・!!
ようやくおままごとじゃない
本当のパーティが始まるよぉ・・・
イヒヒヒ!!イヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ!!!!
「君、これを洗っておいてくれ」
「はい、ご主人様」
金属のトレーをご主人様が私に渡す。受け取る私の手は震えていてトレーの上にある血の付いた解剖用の医療器具がカタカタと小刻みにと煩わしい音を立てる。
「・・・怖いのかね?」
ご主人様の問いにビクッと肩が上がった。
「いいえ・・・いいえッ!!」
否定しなければ、ご主人様の機嫌を損ねたら私も・・・
「いい、いい君のような下賤な輩には私の作品の美しさなど到底理解できまいよ」
「・・・」
汗が止まらない震えが強くなって余計にトレーがカタカタ鳴く。逃げ出したい、けれど・・・あの時のように助けてくれる人はいない。
ゲバルトが王になり奴隷制度が復活した。真っ先に影響を受けたのは城に仕えていた召使い達だった。
あの時のことは今でも鮮明に覚えている。召使い全員が客室に召集されて兵士に部屋を塞がれた。
なんの説明も無いまま何人かが組み伏せられて手足を縛られた。当然何人かが反発したけどその場で槍に貫かれて誰も抵抗したら命がなくなることが分かって誰も抵抗しなくなった。
その後は地下牢に向かって歩かされた、この時は少し助かると思っていた。だって、あの時のようにルミア様が血相を変えて駆けつけてくれたから。
「何してるの!?その人たちを離して!!」
また、私の手を引っ張って連れ出してくれるのかと思ってた。
でも、兵士がルミア様を取り押さえて暴れるルミア様を5人がかりでどっかに連れて行った。
そしてそれ以降ルミア様の姿を見ることはなかった。
今となっては本当に悔やんでいることがある。10年前私がまだ召使いだった頃ガマと言う貴族に売られそうになった。その時に助けてくれたルミア様に私はとんでもない事を言ってしまった。・・・とても深く傷つけてしまうことを。
これはその罰だろうか?奴隷として私を買ったご主人様の名はガマ。カエルに似た顔の貴族。
そう、私は10年の時を経て結局は彼の手中に収まってしまったのだ。
ご主人様の趣味は芸術作品を作ること。
材料は生きた人間の女性。
生きたまま四肢をもがれて体に鎖を通され壁掛けにされる。
・・・そして絶妙な管理により死ねずに長い間苦しみつつ生きながらえることになる。
私が材料になるのも時間の問題・・・元々私は材料として買われている。
生き地獄を味わいたくない一心でご主人様に永遠の忠誠を誓った。今は芸術活動の助手を始めとした家事全般のことを一身に引き受けている。
家事については召使いの経験が生きて直ぐにご主人様に気に入られることが出来た、でも、この芸術活動は無理だ。
いつまでも慣れることがない、慣れるはずがないのだ、だって
明日、あの手術台に括り付けられているのは私かもしれないのだから。
「ふむ・・・君、ちょっとその台に寝てみるかい?」
ご主人様の突然の言葉。それは人間としての死を意味するものだった。
単純な事なのに理解しているのに、どういうことなのか理解を拒む、思考が真っ白に染め上げられる。
「どうした?早く」
足がすくんで動けない。台に残った鮮血が想像を絶するほどに恐怖を掻き立てる。金縛りにでもかかったかのように体が言う事を聞かないそれどころか呼吸すらままならなくなってきた。
まだ言葉がでる内に媚びなければ。
私はあんな惨たらしい死に方したくない。
したくない・・・
「わ、わ・・・私が居なくなったらご主人様が困ってしまいます!私はひ・・・必要でなんですよ!でしゅ、ですからほ・・・他の材料を使って下さい!!」
「冗談だよ、君が言う通り君が居ないと部屋は汚くなるし材料の調達も少し面倒になってきた、これからもよろしく頼む」
ガマの表情が汚い笑顔に染まる。
それを見て私は心の底から安堵を覚えた。
よかった、やっぱり私は必要なんだ。私が居ないと困るんだ。自分に危害が及ばないならもうなんでもいい。これからは今まで以上に積極的にご主人様の芸術活動にも協力していこう。そうすれば少なくとも私は安泰でいられるから。
なんやかんやでいい二人組なんじゃないですかね。
こいつらも生存候補に入ってます。
シャーロットは残念ながら・・・
この二人を応援して上げて下さい。
あ、しない?ですよね応援する人の人間性疑いますもん。
関係ない話なのですがスマ〇ラでステージ作ったんですよ
スマ〇ラ持ってて暇で暇で溶けて消えてしまいそうな人は
「イヌは」でステージ検索かけてみてください。
「遊べないこともない」がコンセプトのステージです。




