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第三十四話 ティロサウルス

「これが…私の異能の正体か!?」

テイロスは文献を調査し、まとめていき自身の異能の正体に辿り着いた

「ティロサウルス…大昔にいた恐竜かい?」

ピンテアが問いかける

「厳密には海の生き物なので恐竜では無いようですが…爬虫類のかなり祖先のようですね」

少し浮ついたような声で、テイロスはピンテアに答える

(もしこの異能であれば…)

「少し特訓してきます!」

テイロスは図書館を出て修練場へと向かった

「待って待って!私も見てみたい!」

ピンテアもテイロスの異能を見るため後を追った


修練場にて

「スペシエ・ビダレスター!」

巨大なティロサウルスが壁にぶつかり、大きな衝撃を修練場にもたらした

「これまでのスペシエ・ビダレスターの威力と全然違う 未熟でも最初に習得する技だったからそういうものだと思っていたが…」

「これはすごいねー!火力だけならレキンアルブに並ぶんじゃないかな」

「レキンにすら…」

テイロスは自身の真の異能に心臓が跳ね上がるのを抑えながら、力を噛み締めた

「今のすごかったな、テイロス」

背中越しにアイザックが声をかけてきた

「隊長!いつからこちらに?」

「たった今だよ ちょっとお前に頼みたいことがあってな スピルがデーバという街に向かってたのは聞いてたよな?」

「はい ブラッドスコーピオンの過去の保有者の親戚に会いにいくと聞いてました」

「そうそう 実はデーバの街で異能持ちが現れてな 対処してるが苦戦してるらしい それでお前を応援に送ろうと思って」

「わかりました 異能の詳細はわかりますか?」

「なんでも巨大なウツボを召喚する異能と影の異能らしい」

「影の異能!?超レアな異能じゃないか!」

横で聞いてたピンテアが食いつく

「アイザックくん それ私も同行してもいいかな!ダメと言ってもついていくけど!」

「うーん ピンテアさんは身柄が狙われてるから危険だと思いますが…言っても聞きませんよね…スピルもテイロスもいるし、フィダイルさんまでいるならなんとかなるかな…総隊長には俺から話しておきますから、自分の身の安全第一でお願いしますね」

「もちろん!」

「ごめんなテイロス 仕事が増えたけどよろしく頼む」

「了解!」

そして2人はデーバへと向かい、現在へと至った

--------------

影の世界

「数がいようがなんだ!この影の世界は俺たちの世界だ お前らに有利は取らせん!」

影そのものが棘のようになって襲いかかる

スピルは剣で薙ぎ払い フィダイルはワニの嚙みつきで無効化する

ピンテアは防御の水を纏い テイロスは異能を使わず避けた

(あのでけえ恐竜みたいなのを出したやつだけ異能を使わなかったな 防ぐ技を持ってないか大技を使って血を消費したか…どっちにしろ崩すならあいつからだな)

「ギアニ さっきのリベンジを果たしてこい 俺がサポートする」

「おっけー!任せとけ!」

ギアニがテイロスに向かって走り出す

「アンジェラはただ召喚するだけじゃねえ!俺の能力を引き上げる力だって持ってんだ!」

大きく振りかぶりテイロスを殴りつけようとするギアニ

テイロスは防御の構えをとるがそれでも崩されてしまう

「はっ!お前はお仲間たちと違って大したことなさそうだな!」

ギアニの挑発にテイロスはニヤリと笑って返す

「本当にそう思うか?」

「何を…なっ」

自身の拳が自身の出血で真っ赤に染まってることに気づいたギアニは驚愕した

「俺の拳はアンジェラの硬度で強化したはず なんでだ!」

「ウツボの皮膚は確かに硬い 滑りもあってなかなか歯が立たないだろう 

だがそれは現代の生き物の話 古代の生き物の基準では通用しない」

「てめえのさっきの技、やっぱ恐竜か!」

「恐竜ではない 海棲爬虫類だ 君の能力の天敵だよ」

続く

なんか無意識のうちに水に関わる能力が多くなってるような…(ワニ、水そのもの、ウツボ、ティロサウルス…)

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