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第三話 異能持ち 集う

港町コンスタンツァ

「よーしあと10km!みんながんばれー!」

スピルは複数人の隊員とともに走っていた

数日前

「スピルくん 君の能力を安定させるためには3番隊の隊長を訪ねるといい」

「3番隊…アイザック隊長のところですか?でもなぜ?」

「なぜ?なぜも何もあるかい?あれだけ言ったのに無茶な力の使い方をして…そもそも君は…」

「ご、ごめんなさい!早速行ってきます!ありがとうございます!」


現在

(ブラッドスコーピオンを使いこなすためとは言えここまで大変だとは…)

ドシャっと倒れ込む

「みんなよく頑張ったな!少し休憩したら能力開花訓練を始めようか!」

(こ、ここからが本番か〜)

覚悟して入った警察隊 そして願っていた覚醒ではあったけど、いざ力を手に入れればまた新しい課題がうまれる

(かなり無茶な力の使い方をピンテアさんにも注意された

あの時はあれが最良だと思ったけど、でも俺一人の力では守りきれなかった

守りきれないのであれば意味がない まだ俺は未熟なんだ)

(でも力の使い方を学び重ねていけばいくだけ吸血獣を多く倒せるわけだし、頑張るか!)

闘志に燃えるスピル

そこに1人の隊員が近づいてきた

「君がブラッドスコーピオンのスピルくん?」

「え、ああそうだけど…君は?」

「私はビタ コウモリの能力を持ってるんだ 聞いたよ〜かなり無茶な力の使い方したって?」

「…もう噂になってるのか 広がるのが早いな」

「ピンテアさんお喋りだもん 遠くの支部と国外遠征してるチーム以外はみんな知ってるんじゃない? だからほらあっちの人とかめっちゃ睨んでるでしょ?」

「睨んでねえ そんなボンクラがブラッドスコーピオンを持ってるのが信じられねえだけだ」

「そういう君は何の能力者なのさ?この合宿に参加してるってことは能力がまだ安定してないんでしょ?」

「俺のレキンアルブは不安定なんかじゃねえ!ここにいるお前らの誰よりも強い力だ!あんまり舐めてるとお前から噛みちぎるぞ」

「隊員同士の戦闘は御法度だよ? 能力があっても規律を守れないんじゃ警察隊じゃなくて野良犬なんじゃない?」

「んだと!?」

騒ぎを起こす2人とスピルをよそに、我関せずと言った雰囲気の男と、騒ぎに怯える女がいた

「ま、まあまあ」 

スピルが思わず止めに入る そこに隊長のアイザックが戻ってきた

「なんだなんだ早速打ち解けてるな!それでこそ我が国の警察隊員だ!」

整列する5人 スピルの背中越しにベロを出しあっかんべーをするビタと分かりやすく怒っているレキン 

「では能力安定訓練を始める

君たち5人は貴重な能力を顕現させることに成功した

血で模した異能 ブラッディオンの能力を持つ隊員は貴重だ 一人で何倍もの戦力として数えられる

君たちもその能力を活かし、国と国民を守る隊員として大いに期待している!」


「早速任務の話に移ろうか

森の奥に低級吸血獣の群れがいる

数は75体 今の君たちには少し負担が重いかもしれないが、少しだけ大変な課題を解決していくことが強くなる1番の方法だ」

(75体…1人15体か ブラッドスコーピオンを手に入れるまでは絶対無理だったがあれから合宿までに何回か討伐任務を経験して分かったことがある)

全身の運動能力の向上

覚醒者の運動能力は同世代の平均の2〜10倍まで引き上がると言われている

スピルは今まで自分の思うタイミングと実際に剣を振るスピードが合致していなかった

それが彼の討伐能力の低さの理由だったのだが、覚醒によりタイミングが一致し確実に葬れる回数が増えた

「はっ75なんて言わずもっときてもらっても構わねえがな… 血装甲!」

レキンが力を使いサメのような血の鎧を纏った

「俺が全部掻っ攫ってやるぜ!」

土の中にも関わらずレキンは自由自在に泳ぎ始めた

この特殊能力の強さも覚醒者の討伐能力の向上に一役を買っている

「うーん討伐は協調性も大事なんだが…まあいいや

君たちも早く行かないとレキンくんが全部倒してしまうかもしれんぞ なんせ彼は覚醒状態を15分は維持できるからな」

「15分!?」

(俺なんか全身に鎧を纏えば2分が限界なのに…)

レキンが言ってたことは強い自負に裏付けられていたのか

「協力戦か ビタ 君はコウモリの能力だと言っていたね」

「あ、えーとヘビ使いの

「テイロスだ レキンが派手に暴れる以上気配を悟り隠れ始めた吸血獣がいるだろう そいつらを倒すなら君の耳の力が必要だ」

「なるほどね りょーかい じゃあいくよ!」

そういうとビタは耳をコウモリの形に変え音波を拾い始めた

「紙に書き起こしていくね バルボラちゃん!書き起こしお願い」

「ひゃい!」

数分後

「大体こんな感じかな」

「ふむ こいつらが動く気配はあるか?」

「今の所固まって潜伏してるね」

「なるほど スピルくん 君の血装甲能力はどのくらい持つ」

「フルアームなら2分 部分的なら8分はいけます」

「ふむ…ならスピルくんとバルボラくんはこのエリアを 私とビタくんでこっちを担当しよう」

「えー私こんなに活躍したのに倒すのもやらなきゃなの〜!」

「それはそうだろう 戦闘能力込みでの訓練だからな」

「しゃーないか…よしじゃんじゃか倒すよー!」

ビタはコウモリの羽と爪を生やし飛んでいった

「それじゃ2人ともよろしく頼んだぞ」

「はい!」「ひゃい!」

「さて…バルボラさん?どうしたんですか」

「ごめんねスピルくん…私すごい足引っ張ちゃうかもしれない 私の能力は牛になれるんだけど、血装甲の時間が圧倒的に短いの 完全装甲なら20秒持たないかも」

「なんだそんなこと 俺だってまだこの力を使いこなせてませんよ。一緒に装甲時間伸ばせるよう頑張りましょう!」

満面の笑みのスピル

「ま、眩しい…スピルくん輝いてるね…そうだね!やる前から弱気にならずに頑張ろう」

2人で拳を上げおー!と叫ぶ

それを見守るアイザック隊長

(2:2:1か セオリー通りの配分になったな…さて、この戦いでどれだけ彼らは協調性を身につけられるかな?)

ブラッディオン 血で纏った異能の総称 異能が使える隊員は多くありません(が、増えると思います)

血装甲 ブラッディオンの力で変化したり鎧を纏ったりすること 一話でスピルがやってたのも血装甲です

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