119 喜ばれてしまった!
同じ湯に浸かる女子高生二人。彼女らの関係はただの友達で、それ以上でもそれ以下でもない。
しかし一つだけ言えるのは、かなり親しい仲であるということだ。
「いいじゃないか!!せっかくなんだから!!」
「いやだからって『おっぱい触らせてくれ』はないでしょ!?」
女子高生は親しければこういうこともしたりする。多分。
もしかしたら菫が異常なだけかもしれないが。
いや絶対そうでしょこれ。
「そんなに嫌がる必要ないだろう!?減るもんじゃないんだから!!」
「そういう問題じゃないでしょ!?触られる側は恥ずかしいの!!」
気持ちはすり減るから出来ればやめてほしい。
という百合の主張は彼女に届かず、冷静に百合に攻撃を仕掛けていく。
「心花には触らせたのにか?」
「え゛__!?」
なぜか数ヶ月前に心花を家に止めた時の情報が漏れている。
これは流石に驚きを隠さず、少しかすれるような変な声が出てしまう。
「どうしてそれを…」
「それは言えないな。でもあまり恋人の友人を舐めないほうがいいぞ??」
「くぅぅ…」
絶対話の流れか何かで菫に話しちゃったやつじゃん。
(心花ぁ…後でお説教してやる…!)
二人きりの時はつい浮かれて恥ずかしい言動をしてしまっているから、それをバラされるとたまったものじゃない。
これは恋人としてしっかりと話し合う必要があると感じ、明日にでもちゃんと話をしておこうと考えた。まあだからといって今の状況が変わるわけではないが。
「まあ??百合は優しいから??私一人だけを仲間外れにするなんてことはしないと思うけどな??」
「い、一応まだ葵には触られてないんですけど…」
「そういう問題ではない。百合の身体を触ったことがあるかどうかの話だ」
「そっすか…」
触るための理由がいい加減になってきた気がするけど、実際仲間外れというワードを出されると百合は断れない。
菫もそのことをよくわかった上でこういう事を言っているだろうが、だからこそかなり厄介だ。
「まあ良いよ…。仲間外れは良くないしね…」
「!!」
「でも!!こういうのはこれっきりだからね!!葵と心花は恋人だけど菫は違うんだからね!?」
「それはわかっているさ。今回だけだ」
「本当かなぁ」
今までの言動からしてこの言葉はあまり信用できない。
でもだからといって今は信じるしかないので、とりあえずは信じてみることにする。
「細かいことは気にするな!!それより!!触っても良いか!?」
「別に良いけど…優しくしてね…?」
「もちろんさ!!神に誓って丁重に扱おう!!」
子供みたいに目を輝かせている菫を見て、百合は心の中で若干引いていた。
(そんなに触りたかったんだ…)
とても同性とは思えないほどのおっぱいへの執着。
思い返してみれば心花の時もこんな感じだったような?
ってことは菫ってもしかして__!?
(いやないない。感覚バグりすぎでしょ)
これは心花がおかしいだけで、本来なら女同士の軽いじゃれ合いみたいなものだ。だから変に意識する必要なんてないし、菫だって全く意識なんてしていないだろう。
ならもう覚悟を決めて、菫のしたい事をやらせてあげよう。
「じゃあ…どぞ」
「ああ!!」
タオルの上から胸に手を当ててくる。そしてその手に少しずつ力を入れ、百合の柔らかい部分をムニムニと揉んでいく。
「おぉ…これが巨乳…!!」
ずっと欲しかったおもちゃを買ってもらった子供みたいな反応。彼女がこんなに喜んでいるとか見た事ないぞ。
ってことは菫はおっぱいで簡単に釣れちゃうってこと?何それちょっと面白くなってきたじゃん。
「せっかくだし直に触ってみる?」
「いいのか!?」
「でも私食べたいスイーツがあるんだよねぇ〜」
「構わない!!いくらでも買ってやる!!」
「マジ??やった」
めっちゃ簡単に釣れちゃった。まあ恥と引き換えにだけど。
でもこれからはこの戦法を使うことでいろんなことができそうだから、そのための先行投資と思えば安いものだ。
「じゃあ早速直に触ってもいいか!?」
「いいよ。あ、でも見るのはダメ。それは流石に恥ずかしい」
「ああ!!触れるだけで十分だ!!」
こんな脂肪の何がいいんだろう。
そんな疑問を菫に抱きつつ、彼女の思うがままに触られ続けた。




