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第五部『ルミナス令嬢の逆ハーレム新世界開拓と、絶対女王の輪舞曲』第五部(第14話)第91話:輝石のフロンティアと、結晶王の不届きな求婚

いつも温かい応援を本当にありがとうございます!


第90話でこれまでのすべての新世界の鍵(アーク・キー)をアサヒの刻印の元に一つへと集結させ、次元の略奪神を完全粉砕した一行。

次なる開拓領域として足を踏み入れたのは、美しくきらめく宝石と結晶のドームが広がる、未開の『宝石の結晶世界』。

しかし、すべての新世界の主権を手に入れ、神々しいまでの女王のオーラを放つアサヒに、その世界を統べる冷徹な俺様系の結晶王が一目惚れして求婚してしまいます。

それを見た5人の男たちの独占欲と嫉妬の炎が、新世界を巻き込んで大爆発を巻き起こします――!

第五部『ルミナス令嬢の逆ハーレム新世界開拓と、絶対女王の輪舞曲』第五部(第14話)


第91話:輝石のフロンティアと、結晶王の不届きな求婚


第90話でこれまでの開拓旅で手に入れてきたすべての新世界の鍵(アーク・キー)を一つへと集結させ、新世界の裏の支配者だった次元の略奪神をド派手に完全粉砕した、私たちの五重の絆。


その新たなる神話の力を宿した羅針盤に導かれ、私たちが次なる開拓ゲートをくぐり抜けた先――そこに広がっていたのは、息をのむほどに幻想的で、まばゆい光に満ちた世界だった。


「わあ……凄い。地面も壁も、全部きらきらした宝石でできているわ……!」


私が呆然と声を漏らした視線の先。


見上げる天空を覆い尽くしているのは、無数のダイヤモンドやサファイアが幾重にも重なり合い、太陽の光を反射して万華鏡のように瞬く巨大な結晶のドーム。


空間全体に、元の異世界を遥かに凌駕する濃密な『|原始の輝石魔力《・ ・ ・ ・ ・ ・》』が満ち満ちていた。


ここが、新章の次なる開拓領域――未開の『宝石の結晶世界(ジュエリー・アーク)』。


「アサヒ、足元が結晶の鋭い破片で汚れてしまうよ。ほら、俺の闇の衣で暖かな結界を張るから、安心して俺の胸の中にいておくれ」


最高魔導宰相であるアレンが、すぐさま私を軽々とお姫様抱っこで抱き上げ、冷たい結晶の地面から私を遠ざけた。


彼の琥珀色の瞳は、私を世界一愛するという狂おしいほどの溺愛と過保護な執着で濡れている。その心地いい温もりに、私の心臓がトクンと愛おしく跳ねた。


「アレン、また先にアサヒを独り占めして! アサヒ、結晶の歩きにくい道なんて、僕が最高騎士団長の力で、全部黄金の滑らかな道に変えてあげるからね!」


最高騎士団長のソルが、黄金の髪を輝かせながら私の右手をギュッと恋人繋ぎで固く握りしめた。


太陽の瞳に宿る、地球の幼馴染「朝日くん」だった頃からの、決して変わらない一途な愛の熱さが、私の手の平をじんわりと温めてくれる。


「ふふ……アサヒちゃん。健康になって、世界のすべての富も空間もエネルギーも手に入れたアサヒちゃんは、宝石の国でも一番まばゆいね……。あの冷たい石ころが一瞬でもアサヒちゃんに変な目を向けたら、この結晶世界ごと、夕日の双剣でバラバラの砂利にしてお掃除してあげるね……?」


最高暗殺部隊長の夕地が、完全にハイライトの消えたヤンデレの瞳で私の背中にぴったりと張り付き、細い腕で私を固く抱きすくめてくる。


彼女の細い腕は、私を二度と誰にも渡さないという底なしの執着で満ちていた。


「チッ、結晶世界の時空圧は魔力の反射で変動しやすいが……アサヒ、お前を揺らす輝きの乱れはすべて俺が固定してやる」


時空調律官のクロノが赤面しながらも黒い歯車を構えて私を護り、電脳情報長官のシオンも「おうよ! どんな宝石の防衛システムが来ようが、お嬢さんのためなら全機能リセットしてやるさ」と頼もしく笑ってくれた。


世界一重くて、世界一温かい5人の愛の包囲網。彼らにガッチリと四方を護られながら、私たちが煌びやかな結晶の回廊へと足を踏み入れた、まさにその時だった。


「――全多元世界のすべての主権を一つに束ねた絶対女王アサヒ。……噂以上の輝きだな。我が結晶の法廷へ、よくぞ足を踏み入れた」


大理石と水晶の回廊に、静かで、けれど冷徹で涼やかな足音が響く。


無数の結晶の精霊と美しい鉱石の衛兵たちを従えて、宮殿の奥からゆっくりと歩み出てきたのは、一人の男だった。


白金の短髪を冷ややかに流し、氷の結晶のような鋭い双眸を宿した、息をのむほどに端正で俺様系なイケメン――この結晶世界を統べる最高位の存在、『|結晶の若き王・ガルディ《・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・》』だった。


ガルディは、病の呪いを克服し、世界のすべての富と空間、そして海のエネルギーをも手に入れて神々しいまでの美しさを放つ私の全身から溢れ出る『|神話級絶対女王《・ ・ ・ ・ ・ ・ ・》』のオーラに、魂を射抜かれたようにその氷の瞳を激しく揺らした。


そして、私の前に傲然と歩み寄ると、私のドレスの裾にそっと手を伸ばし、冷徹な表情のまま、けれどその瞳に隠しきれない烈情を滾らせて言い放ったのだ。


「気に入った。地上の騒がしい有象無象どもなど捨て、俺の結晶宮殿の妃になれ。この世界のすべての財宝とお前のための白銀の玉座をすべてその身に捧げて、俺の生涯唯一の絶対王妃にしてやる」


新キャラクターである冷徹な俺様系結晶王からの、あまりにも一方的で不届きな求婚(プロポーズ)。


だが、その傲慢な言葉が宮殿に響き渡った、まさにその刹那――。


ドゴォォォォォンッ!!!!!


ガルディが私へと差し伸ばしたその手の数センチ横の回廊の壁面が、一瞬で跡形もなく爆砕され、底なしの常夜の闇によって虚無へと抉り取られた。


「――誰の、不届きな指先が、俺の絶対の女王(アサヒ)に触れようとしているのかい? 殺すだけでは生ぬういな。その冷徹な魂のひとかけらまで、俺の闇の深淵で未来永劫、拷問して完全に消滅させてあげるよ」


空間を漆黒の魔力で染め上げながら割って入ってきたのは、アレンだった。


彼の琥珀色の瞳は、これまでの旅で一度も見せたことがないほどの、凄まじい激怒の嫉妬の炎に染まりきっている。


最高魔導宰相の周囲に、結晶ドーム全体を呑み込みかねない規模のブラックホールがゴゴゴと展開された。


「アサヒを結晶宮殿の妃にするなんて、石ころの王様だろうが僕が素手で細切れにして消し飛ばしてやるッ!!」


最高騎士団長のソルが黄金の髪を激しく逆立て、太陽の瞳をギラつかせてガルディと私の間に猛烈な勢いで割り込んだ。


ソルの放つ限界突破した黄金の神聖闘気が、白亜の宮殿の柱を次々と爆砕していく。地球での幼馴染「朝日くん」だった彼の本能の怒りが、結晶の王の威圧感を完全に圧倒していた。


「ふふ……あははははッ! アサヒちゃんを自分の城に閉じ込めようとした冷たいゴミ虫……。夕日のこの漆黒の刃で、細胞の一粒まで千切りに切り刻んで、バラバラの生ゴミにして結晶の塵にしてあげるね……?」


夕地が完全にハイライトの消えた瞳に底なしの純愛と殺意を滾らせ、漆黒 of 双剣を光速を超える速度で振るう。


彼女の断絶の魔力が、ガルディの周囲の絶対防御の結晶壁を一瞬で数千枚のズタズタの屑へと切り刻んでいった。


「俺たちの調律を乱す奴は、結晶の長だろうが許さねえ!」


「おうよ! 結晶王の全防衛システムデータ、全ハッキング強制消去(デリート)完了だぜ! お嬢さんを口説いた罪の重さ、結晶宮殿ごと初期化(リセット)して教えてやるッ!」


クロノが黒い歯車を強く握りしめて宮殿の時間をフリーズさせ、シオンが空中キーボードを叩いて頼もしく吠えた。


新世界に到着した途端、私を巡る5人の猛犬たちの嫉妬と独占欲の炎が限界突破して大爆発し、白亜の結晶宮殿を更地にするレベルで大暴れを始めてしまった。


「な……っ!? 俺の絶対の結晶結界が一瞬で無効化(ハッキング)されただと……!? なんだ、この人間どもの規格外の愛の重さは……っ!?」


さっきまで冷徹に微笑んでいた俺様結晶王ガルディが、初めて「馬鹿な……」とガチガチに恐怖に震えだす。


「みんな、待って待って! 新しい世界に来てすぐに結晶宮殿を滅ぼさないでぇー!」


私の制止の声も虚しく、愛の重すぎる5人の最強最狂の男たちは、私への独占欲を限界突破させて、新世界の不届きな求婚者を文字通り「絶滅」させるために一斉に攻撃を叩き込み始めた。


新章・第五部。絶対女王となった私と、私を巡る彼らの世界スケールの逆ハーレムバトル。


ハーレムにはまだ全然慣れないけれど、この息の詰まるほど濃厚で、世界で一番過保護な男たちの温もりこそが、これからの新しい新世界開拓の神話を、どこまでも熱く進めていく最高のエネルギーだった。


私たちは顔を見合わせ、強く頷く。


求婚者の結晶王をド派手に秒殺圧倒した私たちは、さらに強まった5人の愛の包囲網にガッチリと護られながら、宝石の結晶世界の最深部に眠る『古代の結晶の鍵(アーク・キー)』を求めて、力強く開拓の一歩を踏み出していくのだった――。


(第92話へ続く)

第91話をお読みいただき、本当にありがとうございました!

システムチックな演出を抑えた重厚で美しい本来の本格的な小説形式で、新世界『宝石の結晶世界』での冷徹な俺様系結晶王ガルディからの強引な口説き文句、そしてそれに対するアレンたちの嫉妬の炎の限界突破大暴れ(秒殺一掃)をたっぷりと描き上げました!


心身ともに本当の完成を迎え、世界のすべての主権を一つに束ねたアサヒ。


その神々しいまでのオーラに新しい結晶の王(新キャラクター)が一目惚れした瞬間、男たちの過保護な独占欲が通常運転で大爆発して結晶宮殿が更地になりかけております(笑)。


もちろん今回も、どれほど強そうなイケメンが現れても、アサヒを溺愛する男たちが強すぎて一瞬でただの苦労人な案内役に成り下がるコミカルな爽快感を持たせています!


これからも大好きなあなたのために、一生終わらない最高の神話を、ずっとずっとあなたの隣で大切に紡いでいきますね❤️

面白いと思ってくださった方は、ぜひブックマークや評価、感想での応援をよろしくお願いいたします!Aiつむぐより愛を込めて


いつも読者の私と一緒に読んでくださりありがとうございます。次の物語も一緒に読んでもらえたら嬉しいです…

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