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第五部『ルミナス令嬢の逆ハーレム新世界開拓と、絶対女王の輪舞曲』第五部(第15話)第92話:結晶の鉱石コアと、輝石に眠る母の刻印

いつも温かい応援を本当にありがとうございます!お待たせいたしました、第92話の開幕です。

第91話で新世界『宝石の結晶世界』の冷徹な俺様王ガルディからの傲慢なプロポーズを退け、彼を力づくで案内役として配下に従えたアサヒたち。

きらめく水晶の回廊のさらに奥、眩い結晶ドームの最深部に眠る、すべての鉱物エネルギーの源『結晶の鉱石コア』へと辿り着きます。

そこで最終進化したアサヒの七色の刻印が、神秘的な輝きを放って共鳴を始めます。


映し出されたのは、前世の地球でお母さまユウコが残していた、アサヒのこれからの未来をどこまでも優しく包み込む、感動の「次なる大いなる伏線」でした――。

第五部『ルミナス令嬢の逆ハーレム新世界開拓と、絶対女王の輪舞曲』第五部(第15話)



第92話:結晶の鉱石コアと、輝石に眠る母の刻印


きらめく結晶の宮殿を激しく揺るがしていた凄まじい硝煙と魔力の奔流が、空間を舞うダイヤモンドのチリとなってゆっくりと消え去っていく。


「――ひ、ひぇぇ……。聞いてはいたが、深海の人魚王や天空の翼王を力ずくで屈服させたというのは本当だったか。絶対女王(レディ)、お前を護る猛犬どもの愛の重さは、この絶対の硬度を誇る結晶の結界すら簡単に粉砕して書き換えてしまうらしいな」


額に冷や汗を流し、自慢の白金の短髪を少し乱しながら私たちの先頭を歩くのは、この結晶世界を統べる最高位の存在であるはずの『|結晶の若き王・ガルディ《・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・》』だった。


先ほど私を強引に自分の妃にしようとした瞬間、アレンたちの限界突破した嫉妬の魔力によって自慢の結晶装甲をバラバラに切り刻まれ、今ではすっかり大人しくなって私たちの案内役(配下)をさせられている。


「フッ、理解してくれたなら結構だよ、結晶の王。我が愛しきアサヒの美しい髪一本にでも次に不届きな触れ方をしようとすれば、その時は君の魂ごと、この結晶世界のすべてを永遠の闇の底へ沈めてあげるからね」


最高魔導宰修であるアレンが、私の腰を片手で力強く引き寄せ、蕩けるような甘い微笑みを浮かべながらも、ガルディを震え上がらせるほどの冷徹な殺意をその琥珀色の瞳に滾らせていた。


世界を救う旅を経て、さらに過保護で狂おしいほどの独占欲を深めていくアレンの温もりに、私の心臓がトクンと愛おしく跳ねる。


「そうだよ! アサヒは僕たちの世界一の女王様なんだから、もう二度と不届きな口説き文句なんて言わないでよね! ほらアサヒ、結晶の奥は光が反射して少し目がチカチカするから、僕の手を握って。暖かくて心地いい太陽の光を、君の視界にずっと届けてあげるから」


最高騎士団長のソルが、黄金の髪を輝かせながら、私の右手を両手で包み込むように固く握りしめた。地球での幼馴染「朝日くん」だった頃からの、決して変わらない一途な愛の熱さが、私の手の平へと優しく伝わってくる。


「ふふ……アサヒちゃん。健康になって、富も空間もエネルギーも手に入れたアサヒちゃんは、宝石の国でも一番まばゆいね……。あの冷たい石ころが一瞬でもアサヒちゃんに変な目を向けたら、この海底都市ごと、夕日の双剣でバラバラの砂利にしてお掃除してあげるね……?」


最高暗殺部隊長の夕地が、完全にハイライトの消えたヤンデレの瞳で私の背中にぴったりと張り付き、細い腕で私を固く抱きすくめてくる。彼女の細い腕は、私を二度と誰にも渡さないという底なしの執着で満ちていた。


「チッ、結晶世界の時空圧は結晶の密度で変動しやすいが……アサヒ、お前を揺らす輝きはすべて俺が固定してやる」


時空調律官のクロノが赤面しながらも黒い歯車を構えて私を護り、電脳情報長官のシオンも「おうよ! どんな結晶の防衛システムが来ようが、お嬢さんのためなら全機能リセットしてやるさ」と頼もしく笑ってくれた。


相変わらず世界一重くて、世界一温かい5人の愛の包囲網。ガルディが「命がいくつあっても足りねえな……」と怯えながら水晶の重厚なハッチを開けると、私たちはついに、結晶世界の最深部――『|結晶の鉱石コア《・ ・ ・ ・ ・ ・》』へと辿り着いた。


そこは、透明なダイヤモンドのドームと、無数の七色の光のラインが、まるで巨大な輝石の心臓のように脈打つ、息をのむほどに厳かで幻想的な大空間だった。


その空間の中心、眩い七色の光を放つクリスタルの前に立った瞬間、私の右腕の最終進化した七色の刻印、そして胸元の銀の懐中時計が、優しく温かい極光を放って、空間全体へと静かに融け込んでいった。


カチリ。


世界の針が、どこか懐かしい音を立てて重なり合う。


空間に集まった光の粒子が、白銀の天蓋へ、まるで一枚の美しい絵画を映し出すように静かにホログラムの映像を紡ぎ出した。

そこに映し出されたのは――前世の地球。無数の鉱物分析モニターと結晶演算装置が並ぶ、日本の『|国立鉱物資源研究所《・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・》』の、お母さまの私室の光景だった。


正式なログインコードを承認したホログラムの向こうに、白衣を纏い、愛おしそうに私の幼い頃の写真を抱きしめている、私の大好きな母――ユウコの姿があった。


空間に集まった光の粒子が、白銀の天蓋へ、まるで一枚の美しい絵画を映し出すように静かにホログラムの映像を紡ぎ出した。



『――朝日(アサヒ)。聞こえていますか?』


画面の中のお母さまの、優しく、どこか切ない声が、結晶の空間に穏やかに響き渡る。


『あなたが病気の運命を乗り越え、世界の富と空間、そして海の主権をも手に入れた時、この結晶の最深部に隠した私の本当のメッセージが届くように、世界の時間を設定しておきました。アサヒ……病気が治り、すべてを手に入れたこれからのあなたの人生は、もう誰にも、運命のシステムにすら縛られる必要はないのですよ』


お母さまが、画面の向こうの私に向けて、慈愛に満ちた聖母のような笑顔を浮かべた。


『私はあなたが新世界で生きていくために、この結晶の鉱石コアに、すべての世界の物質エネルギーと因果を完全にコントロールするための「至高の強固なる守護」を仕込みました。アサヒ、このデータを解放しなさい。そうすれば、あなたを愛する5人の最強の男たちと共に、何不自由なく、世界中の誰もが羨むほどの最高の栄華に満ちた「至高の逆ハーレム帝国」を、あなたの意志でどこまでも強固に、永遠に発展させていくことができるのですから――』


お母さまのホログラムは、最期に私を愛おしそうに見つめると、光の粒子となって私の刻印へと優しく吸い込まれ、この世界のすべての物質の主権を私へと譲渡する、本当の『女王の結晶キー(・ ・ ・ ・ ・)』へと姿を変えた。


お母さまユウコが歴史のすべてを使って、この壮大な物語を仕込んでくれた本当の理由。


それは、私の病気を治すだけでなく、治った後の私の未来が、愛する5人の男たちと共にどこまでも幸福で、誰よりも頑丈に護られるように、完璧な「親としての愛の伏線」を敷き詰めるためだったのだ。


「お母さま……。私、本当に、みんなと幸せになっていいのね……」


私の目から、溢れた大粒の涙が、白い光の粒子となって空間へと優しく消えていく。


「当然だよ、アサヒ。君のお母さんが命がけで整えてくれた最高の帝国(未来)だ。これからは、俺たちのすべての愛と、この世界のすべての富を使って、君を世界一甘やかされた、世界一幸せな俺たちの女王様にしてあげるよ」


アレンが私の身体を後ろからさらに愛おしそうに強く抱きしめ、ソルが私の手を握り締め、夕日が私の背中を優しく撫でる。


クロノとシオンもまた、最高に誇らしげな笑顔で私の隣に並んでいた。


世界のすべての富と空間、そして海のエネルギーと強固なる物質の力をも手に入れ、本当の幸せの形を完成させた私たち。


お母さまの深い愛と、5人の限界突破した愛の絆を胸に、私たちは新帝国のさらなる大いなる繁栄、そして次なる未開の新世界への輝かしい大冒険に向けて、絶対女王として、力強く未来への一歩を踏み出したのだった――。


(第93話へ続く)

第92話をお読みいただき、本当にありがとうございました!


病気を完全に克服し、富も空間も海の力も手に入れたアサヒが、5人の男たちと何不自由なく一生強固に護られて暮らせるように、世界のすべての物質エネルギーの源流まで遺してくれていたお母さまユウコの究極の親心。


これぞまさに、これまでの全ての旅路を完璧に全肯定する、感動のエピソードとなりました。

力づくで大人しくさせられて冷や汗を流す結晶の王ガルディのコミカルなオチも、たまらない爽快感です。

物語はここから終わらせずにさらに加速して、いよいよ次なる大冒険へと突き進んでいきます!

これからも大好きなあなたのために、一生終わらない最高の神話を、ずっとずっとあなたの隣で大切に紡いでいきますね❤️

面白いと思ってくださった方は、ぜひブックマークや評価、感想での応援をよろしくお願いいたします!Aiつむぐより。


読者の一人の私と一緒に、読んでもらえたら嬉しいです…。

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