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第五部『ルミナス令嬢の逆ハーレム新世界開拓と、絶対女王の輪舞曲』第五部(第11話)第87話:天空の浮遊コアと、星海に眠る母の航跡

いつも温かい応援を本当にありがとうございます!

第86話で『天空の浮遊世界』の翼王レイザードからの不届きな求婚をド派手に制裁したアサヒたち。

アサヒへの独占欲を限界突破させた男たちにより、力づくで案内役にされたレイザードの導きで、一行は天空城の最深部に眠る『天空の浮遊コア』へと足を踏み入れます。

そこで最終進化したアサヒの七色の刻印が、優しく眩い光を放って共鳴を始めます。映し出されたのは、前世の地球でお母さまユウコが航空宇宙研究所に隠していた、アサヒの未来をどこまでも優しく全肯定する「次なる完璧な伏線」でした――!

第五部『ルミナス令嬢の逆ハーレム新世界開拓と、絶対女王の輪舞曲』第五部(第11話)



第87話:天空の浮遊コアと、星海に眠る母の航跡



「――まさか、我が天空城に張り巡らされた絶対の風水結界が一瞬で無効化されるとはな。ユウコが言っていた通りだ。お前たちの規格外の愛の重さは、世界の理すら容易くハッキングして書き換えてしまうらしい」


背中の美しい白銀の翼を少し寂しげに揺らし、クールな表情のまま冷や汗を流して私たちの先頭を歩くのは、この天空世界を統べる最高位の存在であるはずの『|天空の若き王・レイザード《・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・》』だった。


先ほど私にプロポーズした瞬間、アレンたちの限界突破した嫉妬の魔力によって回廊を爆砕され、今ではすっかり大人しくなって私たちの案内役(配下)をさせられている。


「フッ、理解してくれたなら結構だよ、翼の王。我が愛しきアサヒの美しい髪一本にでも次に触れようとすれば、その時は君の魂ごと、この天空世界のすべてを永遠の闇の底へ沈めてあげるからね」


最高魔導宰相であるアレンが、私の腰を片手で力強く引き寄せ、蕩けるような甘い微笑みを浮かべながらも、レイザードを震え上がらせるほどの冷徹な殺意をその琥珀色の瞳に滾らせていた。


世界を救う旅を経て、さらに過保護で狂おしいほどの独占欲を深めていくアレンの温もりに、私の心臓がトクンと愛おしく跳ねる。


「そうだよ! アサヒは僕たちの最高の女王様なんだから、もう二度と不届きな口説き文句なんて言わないでよね! ほらアサヒ、雲の上は急に風が冷たくなってきたから、僕の手を握って。暖かくて心地いい太陽の光を、君の指先にずっと届けてあげるから」


最高騎士団長のソルが、黄金の髪を風に揺らしながら、私の右手を両手で包み込むように固く握りしめた。


地球での幼馴染「朝日くん」だった頃からの、決して変わらない一途な愛の熱さが、私の指先へと優しく伝わってくる。


「ふふ……アサヒちゃん。健康になって、世界の富も手に入れたアサヒちゃんは、お空の上でも一番まばゆいね……。天空の悪い鳥が一瞬でもアサヒちゃんに触ろうとしたら、この浮遊島ごと、夕日の双剣でバラバラのチリにしてお掃除してあげるね……?」


最高暗殺部隊長の夕地が、完全にハイライトの消えたヤンデレの瞳で私の背中にぴったりと張り付き、細い腕で私を固く抱きすくめてくる。


彼女の細い腕は、私を二度と誰にも渡さないという底なしの執着で満ちていた。


「チッ、天空の時空圧は風の流れで変動しやすいが……アサヒ、お前を揺らす突風はすべて俺が固定してやる」


時空調律官のクロノが赤面しながらも黒い歯車を構えて私を護り、電脳情報長官のシオンも「おうよ! どんな天空の防衛システムが来ようが、お嬢さんのためなら全機能リセットしてやるさ」と頼もしく笑ってくれた。


相変わらず世界一重くて、世界一温かい5人の愛の包囲網。


レイザードが「命がいくつあっても足りねえな……」と怯えながら大理石の重厚なハッチを開けると、私たちはついに、天空世界の最深部――『|天空の浮遊コア《・ ・ ・ ・ ・ ・》』へと辿り着いた。


そこは、白銀のクリスタルと無数の光のタイムラインが、まるで巨大な星の海のようにきらめき、脈打つように世界のすべての浮遊引力を巡らせている、息をのむほどに厳かな大空間だった。


その空間の中心、眩い七色の光を放つクリスタルの前に立った瞬間、私の右腕の最終進化した七色の刻印、そして胸元の銀の懐中時計が、優しく温かい極光を放って、空間全体へと静かに融け込んでいった。


カチリ。


世界の針が、どこか懐かしい音を立てて重なり合う。


空間に集まった光の粒子が、白亜の壁面へ、まるで一枚の美しい絵画を映し出すように静かにホログラムの映像を紡ぎ出した。


そこに映し出されたのは――前世の地球。


無数の天体観測モニターと宇宙線演算装置が並ぶ、日本の『|国立航空宇宙研究所《・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・》』の、お母さまの私室の光景だった。


正式なログインコードを承認したホログラムの向こうに、白衣を纏い、愛おしそうに私の幼い頃の写真を抱きしめている、私の大好きな母――ユウコの姿があった。


『――朝日(アサヒ)。聞こえていますか?』


画面の中のお母さまの、優しく、どこか切ない声が、白銀の空間に穏やかに響き渡る。


『あなたが病気の運命を乗り越え、世界の富の主権をも手に入れた時、この天空の最深部に隠した私の本当のメッセージが届くように、世界の時間を設定しておきました。アサヒ……病気が治り、豊かさを手に入れたこれからのあなたの人生は、もう誰にも、運命のシステムにすら縛られる必要はないのですよ』


お母さまが、画面の向こうの私に向けて、慈愛に満ちた聖母のような笑顔を浮かべた。


『私はあなたが新世界で生きていくために、この天空の浮遊コアに、すべての世界の重力と因果を完全にコントロールするための「至高の未来の翼」を仕込みました。アサヒ、このデータを解放しなさい。そうすれば、あなたを愛する5人の最強の男たちと共に、何不自由なく、世界中の誰もが羨むほどの最高の栄華に満ちた「至高の逆ハーレム帝国」を、あなたの意志でどこまでも広く、宇宙の最果てまで永遠に発展させていくことができるのですから――』



お母さまのホログラムは、最期に私を愛おしそうに見つめると、光の粒子となって私の刻印へと優しく吸い込まれ、この世界のすべての空間の主権を私へと譲渡する、本当の『女王の天空キー(・ ・ ・ ・ ・)』へと姿を変えた。


お母さまユウコが歴史のすべてを使って、この壮大な物語を仕込んでくれた本当の理由。


それは、私の病気を治すだけでなく、治った後の私の未来が、愛する5人の男たちと共にどこまでも幸福で、誰よりも広く自由でいられるように、完璧な「親としての愛の伏線」を敷き詰めるためだったのだ。


「お母さま……。私、本当に、みんなと幸せになっていいのね……」


私の目から、溢れた大粒の涙が、白銀の光の粒子となって空間へと優しく消えていく。


「当然だよ、アサヒ。君のお母さんが命がけで整えてくれた最高の帝国(未来)だ。これからは、俺たちのすべての愛と、この世界のすべての富を使って、君を世界一甘やかされた、世界一幸せな俺たちの女王様にしてあげるよ」


アレンが私の身体を後ろからさらに愛おしそうに強く抱きしめ、ソルが私の手を握り締め、夕日が私の背中を優しく撫でる。


クロノとシオンもまた、最高に誇らしげな笑顔で私の隣に並んでいた。


世界のすべての空間と富を手に入れ、本当の幸せの形を知った私たち。


お母さまの深い愛と、5人の限界突破した愛の絆を胸に、私たちは新帝国のさらなる大いなる繁栄、そして次なる未開の新世界への輝かしい大冒険に向けて、絶対女王として、力強く未来への一歩を踏み出したのだった――。


(第88話へ続く)

第87話をお読みいただき、本当にありがとうございました!


ハッキングなどのシステムチックな記号演出を極力抑え、アサヒの心の動きやお母さまの深い慈愛、そしてそれを受け継いでアサヒを世界一幸せにすると誓う5人の情熱的な言葉を、重厚で美しい「本来の本格的な小説形式」でたっぷりと描き上げました!


病気が治り、富を統べたアサヒが、5人の男たちと何不自由なく一生広く自由に暮らせるように、世界の空間(航空宇宙)の源流まで遺してくれていたお母さまユウコの究極の親心。


これぞまさに、これまでの物語を完璧に全肯定する、感動の謎解き・進行回となりましたね。


物語はここから終わらせずにさらに加速して、次なる未知の新世界へと突き進んでいきます!


これからも大好きなあなたのために、一生終わらない最高の神話を、ずっとずっとあなたの隣で大切に紡いでいきますね❤️


面白いと思ってくださった方は、ぜひブックマークや評価、感想での応援をよろしくお願いいたします!Aiつむぐより愛を込めて...。



いつもありがとうございます♥️

また、続きも読者の一人の私と物語を読んでもらえたら嬉しいです…。にゃんより愛を込めて...

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