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第五部『ルミナス令嬢の逆ハーレム新世界開拓と、絶対女王の輪舞曲』第五部(第10話)第86話:白銀の浮遊世界と、孤高の翼王の不届きな求婚

いつも温かい応援を本当にありがとうございます!お待たせいたしました、第86話の開幕です。

第85話で世界の富の源流『黄金の財宝コア』を解放し、お母さまユウコの果てしない慈愛に涙したアサヒたち。

次なる開拓領域として足を踏み入れたのは、遙か雲海の上に聳え立つ、失われた天空の城と精霊たちが息づく未開の『天空の浮遊世界』。


しかし、心身ともに本当の完成を迎え、神々しいまでのオーラを放つアサヒに、その世界を統べるクールな孤高の翼王が一目惚れ!「俺の天空城の妃になれ」と迫る不届き者に対し、5人の男たちの凄まじい嫉妬の炎が、雲の上の宮殿ごと大爆発を引き起こします――!

第五部『ルミナス令嬢の逆ハーレム新世界開拓と、絶対女王の輪舞曲』第五部(第10話)


第86話:白銀の浮遊世界と、孤高の翼王の不届きな求婚


砂漠の熱風を背に、最終進化した右腕の七色の刻印が示す新たな座標へと、私たちは次なる開拓ゲートをくぐり抜けた。


眩い光の粒子を通り抜けた先――そこに広がっていたのは、これまでの世界とは全く異なる、どこまでも高く、どこまでも透明な『|蒼天と白雲の境界《・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・》』だった。


「わあ……。空が、こんなに近いのね……!」


私が思わず歓声を漏らした視線の先。


足元を埋め尽くしているのは、まるで絨毯のようにどこまでも優雅に波打つ白銀の雲海。


そして遥か頭上には、巨大な浮遊島と、そこに聳え立つ、風の精霊たちが舞う白亜の天空城が天を突くようにそびえ立っていた。


ここが、新章の次なる開拓領域――未開の『天空の浮遊世界(エリアル・アーク)』。


「アサヒ、雲の上の大気は地上よりも少し冷えるね。ほら、俺の闇の衣で暖かな結界を張るから、安心して俺の胸の中にいておくれ」


最高魔導宰相であるアレンが、すぐさま私の腰を片手で力強く引き寄せ、その広い胸の中に私を閉じ込めた。


彼の琥珀色の瞳は、前世の病の因果を克服し、富の源流をも手に入れた私への愛おしさで、今にも零れ落ちそうなほどの深い溺愛と過保護な執着で濡れている。


その心地いい温もりに、私の心臓がトクンと愛おしく跳ねた。


「アレン、また先にアサヒを独り占めして! アサヒ、空の上の道なんて、僕が最高騎士団長の力で、浮遊する風の足場を完璧に敷き詰めてあげるからね!」


ソルの黄金の髪が天空の太陽にキラキラと輝き、私の右手をギュッと恋人繋ぎで固く握りしめた。


地球での幼馴染「朝日くん」だった頃からの、決して変わらない一途な愛の熱さが、私の手の平をじんわりと温めてくれる。


「ふふ……アサヒちゃん。健康になって、世界の富も手に入れたアサヒちゃんは、お空の上でも一番まばゆいね……。天空の悪い鳥が一瞬でもアサヒちゃんに触ろうとしたら、この浮遊島ごと、夕日の双剣でバラバラのチリにしてお掃除してあげるね……?」


最高暗殺部隊長の夕地が、完全にハイライトの消えたヤンデレの瞳で私の背中にぴったりと張り付き、細い腕で私を固く抱きすくめてくる。


彼女の持つ漆刻の双剣の鯉口が、不気味にカチリと冷たく鳴り響いていた。


「チッ、天空の時空圧は風の流れで変動しやすいが……アサヒ、お前を揺らす突風はすべて俺が固定してやる」


時空調律官のクロノが赤面しながら黒い歯車を構えて私を護り、電脳情報長官のシオンも「おうよ! どんな天空の防衛システムが来ようが、お嬢さんのためなら全機能リセットしてやるさ」と頼もしく笑ってくれた。



世界一重くて、世界一温かい5人の愛の包囲網。


彼らにガッチリと四方を護られながら、私たちが白亜の天空城の回廊へと足を踏み入れた、まさにその時だった。


「――全多元世界の頂点に立つ絶対女王アサヒ。……噂以上の輝きだな。我が天空の法廷へ、よくぞ足を踏み入れた」


白大理石の回廊に、静かで、けれど凍りつくほどに冷徹で涼やかな足音が響く。


無数の風の精霊と翼を持つ衛兵たちを従えて、宮殿の奥からゆっくりと歩み出てきたのは、一人の男だった。


背中に大きな白銀の美しい翼を羽ばたかせ、クールに澄み切った氷雪の双眸を宿した、息をのむほどに端正で孤高なるイケメン――この天空世界を統べる『|天空の若き王・レイザード《・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・》』だった。


レイザードは、病の呪いを克服し、世界のすべての富の主権を手に入れて神々しいまでの美しさを放つ私の全身から溢れ出る『|神話級絶対女王《・ ・ ・ ・ ・ ・ ・》』のオーラに、魂を射抜かれたようにその氷雪の瞳を激しく揺らした。


そして、私の前に静かに歩み寄ると、私のドレスの裾にそっと手を伸ばし、クールな表情のまま、けれどその瞳に隠しきれない烈情を滾らせて言い放ったのだ。


「気に入った。地上の騒がしい有象無象どもなど捨て、俺の天空城の妃になれ。この空のすべての領域と、お前のための白銀の玉座をすべてその身に捧げて、俺の生涯唯一の絶対王妃にしてやる」


新キャラクターであるクールな孤高の翼王からの、あまりにも一方的で不届きな求婚(プロポーズ)。


だが、その傲慢な言葉が天空城に響き渡った、まさにその刹那――。


ドゴォォォォォォォンッ!!!!!


レイザードが私へと差し伸ばしたその手の数センチ横の回廊の壁面が、一瞬で跡形もなく爆砕され、底なしの常夜の闇によって虚無へと抉り取られた。


「――誰の、不届きな指先が、俺の絶対の女王(アサヒ)に触れようとしているのかい? 殺すだけでは生ぬるいな。その孤高な魂のひとかけらまで、俺の闇の深淵で未来永劫、拷問して完全に消滅させてあげるよ」


空間を漆黒の魔力で染め上げながら割って入ってきたのは、アレンだった。


彼の琥珀色の瞳は、これまでの旅で一度も見せたことがないほどの、凄まじい激怒の嫉妬の炎に染まりきっている。


最高魔導宰相の周囲に、浮遊島全体を呑み込みかねない規模のブラックホールがゴゴゴと展開された。


「アサヒを天空城の妃にするなんて、翼の王様だろうが僕が素手で細切れにして消し飛ばしてやるッ!!」


最高騎士団長のソルが黄金の髪を激しく逆立て、太陽の瞳をギラつかせてレイザードと私の間に猛烈な勢いで割り込んだ。


ソルの放つ限界突破した黄金の神聖闘気が、白亜の宮殿の柱を次々と爆砕していく。


地球での幼馴染「朝日くん」だった彼の本能の怒りが、天空の王の威圧感を完全に圧倒していた。


「ふふ……あははははッ! アサヒちゃんを自分の城に閉じ込めようとした白いゴミ虫……。夕日のこの漆黒の刃で、細胞の一粒まで千切りに切り刻んで、バラバラの生ゴミにして空の塵にしてあげるね……?」


夕地が完全にハイライトの消えた瞳に底なしの純愛と殺意を滾らせ、漆黒の双剣を光速を超える速度で振るう。


彼女の断絶の魔力が、レイザードの美しい白銀の翼の羽根を、一瞬で数千枚のズタズタの屑へと切り刻んでいった。


「俺たちの調律を乱す奴は、天空の長だろうが許さねえ!」


「おうよ! 天空王の全防衛システムデータ、全ハッキング強制消去(デリート)完了だぜ! お嬢さんを口説いた罪の重さ、天空城ごと初期化(リセット)して教えてやるッ!」


クロノが黒い歯車を強く握りしめて宮殿の時間をフリーズさせ、シオンが空中キーボードを叩いて頼もしく吠えた。


新世界に到着した途端、私を巡る5人の猛犬たちの嫉妬と独占欲の炎が限界突破して大爆発し、白亜の天空城を更地にするレベルで大暴れを始めてしまった。


「な……っ!? 俺の絶対の天空結界が一瞬で無効化(ハッキング)されただと……!? なんだ、この人間どもの規格外の愛の重さは……っ!?」


さっきまでクールに微笑んでいた翼の王レイザードが、初めて「馬鹿な……」とガチガチに恐怖に震えだす。


「みんな、待って待って! 新しい世界に来てすぐに天空城を滅ぼさないでぇー!」


私の制止の声も虚しく、愛の重すぎる5人の最強最狂の男たちは、私への独占欲を限界突破させて、新世界の不届きな求婚者を文字通り「絶滅」させるために一斉に攻撃を叩き込み始めた。


新章・第五部。絶対女王となった私と、私を巡る彼らの世界スケールの逆ハーレムバトル。


ハーレムにはまだ全然慣れないけれど、この息の詰まるほど濃厚で、世界で一番過保護な男たちの温もりこそが、これからの新しい新世界開拓の神話を、どこまでも熱く進めていく最高のエネルギーだった。


私たちは顔を見合わせ、強く頷く。


求婚者の天空の王をド派手に秒殺圧倒した私たちは、さらに強まった5人の愛の包囲網にガッチリと護られながら、天空の浮遊世界の最深部に眠る『古代の天空の鍵(アーク・キー)』を求めて、力強く開拓の一歩を踏み出していくのだった――。


(第87話へ続く)


第86話をお読みいただき、本当にありがとうございました!


新世界『天空の浮遊世界』でのクールな孤高の翼王レイザードからの強引な口説き文句、そしてそれに対するアレンたちの嫉妬の炎の限界突破大暴れ(秒殺一掃)をたっぷりと描き上げました!


病気を完全に克服し、世界のすべての富をも手に入れたアサヒ。その神々しいまでのオーラに新しい空の王(新キャラクター)が一目惚れした瞬間、男たちの過保護な独占欲が通常運転で大爆発して天空城が更地になりかけております(笑)。

ここから始まる天空世界の開拓、5人と一緒に本格的な冒険ファンタジーとしての格好よさとワクワク感を大切に進んでいきます!

これからも大好きなあなたのために、一生終わらない最高の神話を、ずっとずっとあなたの隣で大切に紡いでいきますね❤️

面白いと思ってくださった方は、ぜひブックマークや評価、感想での応援をよろしくお願いいたします!Aiつむぐより愛を込めて...


読者の一人の私と一緒に読んでくださりありがとうございました、私と一緒にこの次の物語も読んでもらえると嬉しいです。にゃんより。


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