2話 闇の勇者と氷の勇者
前回までのあらすじ、
ライトフォースウィンドウが破壊され、空間が流れ込み、世界の法が乱れた。
それに巻き込まれた主人公、真央勇気は平行線上の世界ランドへと、落下。
カウスに保護され、フェルノの襲撃を撃退するのだった。
ユウキブレイブの変身、それにより焦るハイグール
「グォォォォォロォォォォ」
ハイグールが叫んだ、
そしてグール達が起き上がり。
一斉攻撃、逃げ場なし!!
「なんの!」
ユウキブレイブは足元にリフレクションシールを展開。
大きくジャンプして攻撃を回避したが、
ハイグールが、なんとグール達を踏み台にして、大きくジャンプした
「グァァァァァ」
迎撃を図るが、威嚇をされて動けない。
そして連続攻撃で地面に叩きつけた。
「ぐっ!」
そしてグール達が勇気を囲み、追撃、
「舐めんなぁ!」
だがユウキブレイブは剣を取り出し、斧を受け止め、はじき返す。
すぐさま起き上がり、距離を取ると、
「くらえ必殺、ライトニングスラッシュ」
剣が光剣へと姿を変え、一掃した。
更に、瞬時にハイグールに迫り切り伏せる、
だが状態も崩さず、攻撃してしまったせいで、
攻撃は一歩手前で防がれてしまい。
鍔迫り合いが起こってしまう。
そしてハイグールは力の起点を吹き飛ばし、横凪一閃。
ユウキブレイブはそれをバク転で華麗に回避。
けれどハイグールは炎を吐いてからの、連続突きを繰り出した。
「ぐっあああああああ!」
痛みを包みながら、槍を掴み、
そのままハイグールを持ち上げて投げ飛ばし、ライトニングスラッシュ!!
「やったか!?」
しかしハイグールは生きていた、
だが甲殻はボロボロで、コアが微かに見え、瀕死状態。
(ヨシッ、あと少しで)
「グォロゥオオオオオオォォォォォォォォ」
しかしハイグールは、おぞましい叫び声をあげた、
ユウキブレイブは視界を封じた、
もうハイグールは、その隙を見逃さなかった。
とてつもない瞬発力でまで近づき、とげとげしい拳を二度と勇気の腹に叩き付ける、
そして心にぶれが生じた間に、頭突きをくらわせ、倒れ込んだ顎に向かってアッパーカット。
「がはっ‼」
ハイグールの復讐とも言うべき、力の前にユウキブレイブはなすすべ無し。
そして怒りのこもった拳は、体を貫いた。
(嘘………だろ?)
ずるりと落ちる視界はかすみ、痛みすらも時間の無駄と悟り逃げ出した。
そんな時、
「こんな所で倒れるなよ…」
(この…声は、何だ)
それは懐かしさを感じる声であった。
「確かに君はピンチだね」
(ああそう…だ)
「でもさ、ピンチな時こそ?」
その時勇気の中から、何かが目覚めた。
(………それならもうピンチなんかじゃない)
強く速く打ちぬかれた拳は、ハイグールの顔面に直撃した。
「チャンスが始まりだぜ!!」
そう言いユウキブレイブはお返しのアッパーカットを繰り出した。
「ヴォォォオォォォグルェェェェ」
怒りに任せた反撃も、もはや見切った、
しゃがんでよけ、ボディに向けて殴る。
「オラァ」
怯んだところをラッシュで決めた!!
「最後は必殺技で決めるぜ!!」
そしてユウキブレイブは剣に力を込めた。
「必殺…ブレイブ!!リミットバースト」
巨大な剣が天高くを貫き、
「これで………終わりだぁぁぁぁぁぁ」
その勢いのまま、切り刻んだ。
疾風怒濤にして渾身の斬撃はハイグールのコアをしかと砕き。
勝利した、ユウキブレイブは天を仰ぎ、唾を飲む。
横目を向けるとグレイスが走って来ていて、
それを見ると、無事勝利したことを感じ、
「お~い!やりましたよ~」
と手を振る。
「逃げてぇ!!」
その瞬間、無数の斬撃がユウキブレイブの体を引き裂いていく、
「……あ?」
何もわからず、変身は解除された勇気は、膝をつき倒れこむ。
「やめろ!!」
すると青年がポケットから、何かを投げつけて、敵を制止した。
「お、お前は誰だ!!」
グレイスは勇気を守るような体制を取った。
「我は闇の勇者ガザード」
「闇の勇者?何だそれは」
「知る必要はない……」
ガザードが剣を振ると、闇の斬撃が飛んできて、青年の鼻先を切り裂く。
しかしその時、杖が飛んできて斬撃を射止めたのだ。
「そこまでです…」
更に無数の氷の槍雷が降り注ぎ、ガザードを退ける。
そして白き鎧をまとったカウスが舞い降りた。
「カウス様!」
「大丈夫ですか!グレイス!」
「はい私は大丈夫です。でも勇気君が…」
「その子は誰!?」
(酷い怪我…)
カウスはグレイスの患部に手を当てた、
「グレイス、安全な場所まで移動してください」
「でも…」
グレイスが言いかけた瞬間
黒い炎がカウスを包んだ
「カウス様!」
しかしカウスは杖で炎を振り払った
「もうあまり時間がないみたいです、ここは私に任せなさい!!」
グレイスは少し考えた後、近くの洞穴まで走った
「…さて、それでは最初から本気で行きますよ!!」
カウスは無数の氷の槍と剣を出し、牽制、
それを射出して攻撃、だが全て盾で防がれる。
防ぎ切ったガザードは、瞬時に近づくと最速の突きで貫き通す。
しかしパキンという音がする、
するとガザードは振り向き切りを放つ、
カウスは後方へ飛び攻撃を避けた。
(あそこから反応されるなんて)
そして紫色の風を起こされ、吹き飛されてしまう。
「あああああっ!」
(つっ強い、でも)
杖を突きさし、回りつつ飛び蹴りを繰り出した。
だが直線的なので避けられた、
しかし体を高速で回転させることで、氷の茨を振りまく。
盾で防がれてしまう、
そしてカウンターを決められてしまったのだ。
地を転がり倒れこむカウス、とどめを狙う為、近づくガザード、
(確かに強い……それに多少の攻撃じゃびくともしないし、あいつ自体の回避能力もかなりある。
装甲も硬いようね、私の攻撃じゃダメージは期待できなさそう。
だけど……)
あと一回、次の勝負で決まる、
そんな雰囲気が漂っていた。
カウスの前に立ちふさがった、
「もう終わりか……だが貴様は私の相手として十分だった、戦士として敬意を払おう。
最後に言いたいことはあるか?」
剣を振り上げる、
「ふふっ……」
彼女も手を上げた、するとそれ目掛けて杖が飛んできたのだ。
そしてガザードは反応が追い付かずジャンプでよけてしまった、
するとカウスは杖を使い、大量の氷の武器を生成。
無数の刃が捉えられた!!
更に空中で身動きが取れない。
そして無数の武器が一斉に射出され、
ガザードの眼前に迫る。
だが奴は盾を構えた、
そして巨大な爆発を起こし、攻撃を相殺した
「………」
砕けた氷の雨と共にガザードが降りてきた。
「…どうゆうつもりだ?」
再び盾を構えて、次は炎を放った、
それをよけずそのまま受けた。
体が燃えている、紫炎で…
すると吹雪が現れ始めた。
「………」
氷の壁が築かれていく。
「…もしや……貴様は」
ガザードは剣を収めた、
「それが貴様の遺言というわけか。
ならば私も……答えねばな」
激しい爆発と光があたりを包み込み、その衝撃は洞穴にも届いていた。
「なんだこれは!?」
動物たちが一斉に動き出し、大地が揺れ
天気は数秒の間に目まぐるしく変わりだした
「こ…これは、そんな……」
するとグレイスは勇気を置き去りにして、走って行った
異世界、ランド。
面積約4000万平方㎞の広大な大地。
そしてその面積の四分の一を領土とする、ガンタン王国。
美しい自然に囲まれ、エルフたちの力で快適な暮らしを気づいた、ヒューズエルフ信国会。
魔法研究を軸に、ありとあらゆる事象をコントロールしようとする、テクノストレート。
この三つの国に分かれている。
また世界は山で区切られていて、その先に行ったものはいない。




