↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
無限の勇気を持つ者たちへ  作者: フーミストーリー
PR
2/5

1話 光の誕生、闇の鼓動

子供が泣いている、恐らくは親とはぐれたのだろうね。

人はいるのに、彼の親は見つからない、

すると彼は誰だろう

「大丈夫、きっとどうにかなるから」

それを慰めているのは、この物語の主人公、真央勇気さ。

髪色は赤よりの茶髪で赤と紫のオッドアイでここでも特異な見た目をしていた。

しかし少年は中々泣き止まない、

すると肩を掴み、強く言う。

「確かにお前はピンチで辛いかもしれない、でも歩き出さなきゃ一生辛いままなんだぞ!!」

「う、うわーん」

更に泣いてしまった。

「んーとどうしよっかな?

あっ君は知ってるかい?ブレイシーザー」

少年は首を振る。

「ん~やっぱ知らないか、それなら話してやるから聞いてくれ」

そして勇気はブレイシーザーを面白く解説した。

もはや少年の目はキラキラ輝いていた。

「どうだ!!見たくなっただろう」

「うん!」

「それなら泣いてたら駄目だ。ブレイシーザーだって頑張れたんだから」

それからほどなくして母親は見つかり事なきを得た。

「ありがとうございます」

「いえいえ、それよりも子供からは目を離さないであげないでくださいね」

勇気はしゃがんで子供に目線を合わせて言う。

「いいかい、これからも泣かずにピンチを乗り越えるんだぞ!」

「うん!!」

そして勇気は立ち上がり駆け出す。

「もしかしてご予定がありましたか?」

母親が聞くと勇気は、

「大丈夫ですよ、まだ余裕あるので」

と答えた。

「それなら聞きたいことがあるんですけど」

「何です?」

勇気は首をかしげる。

「なんで息子を助けたんです?」

しかし勇気は走り去ってしまった。

「お~い!竜牙ー!」

実際そんな余裕は一切無く、一時間の遅刻を生み出してしまっていた。

もう誰もいなかった。

勇気は頭を抱え、

(やっぱ帰っちゃったか…仕方ないきちんと謝るか)

そして勇気はスマホを取り、電話をかけようとするが電波が無い。

「ん?どうした、ここってそんなに電波悪かったか?」

仕方がないので竜牙の家に行き、直接謝ることにするが、

(ありゃ?ここってどこだ?)

瞬きをした瞬間、そこには、空があった。

「は?」

わからない、

それしか浮かばない、本当に突然で強烈な出来事に死ですらも、彼は感じなかった。

「はああああああああああああ!?」

ズドーン

勇気の体に微かな痛みが響く、全身を縛り付けるような痛みが続き、勇気は立ち上がれない。

更に強烈な眠気が誘うと、勇気はゆっくり目を閉じた。

しばらくして、

その人はカウス・クラウド・スノエル、

ガンタンと呼ばれる国を守護するガーディアンの一員と言う。

髪色は白銀、眼は赤い、白いコートを羽織った、若い女性のようで、一切の体温が感じられない。

そして勇気は、そのカウスの屋敷で体を休めていた、

コンコン

「はい」

「カウスよ」

ガチャ

「少し、落ち着いた?」

「あっはい、もう大丈夫です」

勇気がそう言うとカウスは椅子に腰を掛ける・

「それなら、話していいかしら」

カウスが笑いかけながら話し出した、

「それじゃあ話すわ。まず始めに、ここは恐らくあなたの住む世界の平行線上にあるという事、そしてあなたは何らかの原因があって、こちらの世界へと落ちてきた。

そっちの世界で変なことが起きてない?」

勇気は頭を抱えた、

それに実際、おかしなことは起きていたのだ。

神隠しが増えたり、ビルが浮かんで見えたり、世界中でコンピューターが壊れたりと、

「確かに結構おかしなことありました」

「神隠しに浮かぶ建造物…完全に穴が開いてるみたいね……」

こちらであった事象にカウスは一つの結論を出した

「穴?」

「ええ恐らく世界と世界を区切る壁、私たちはライトフォースウィンドウって呼んでるけど。

それを誰かが壊してしまったということ」

世界と空間、それはルールであろう、だが空間が流れ出してしまった。

「…何で?」

勇気は疑問を隠し切れない、感じない方がおかしい。

「確かに見えませんけど。

そんな事をするやつです、理由なんてないんじゃありません?」

カウスはそう言うと、暖炉に手を突っ込み何かを動かすと、暖炉が収納され階段が出現

「ついてきてください」

手で催促するような仕草をして、階段を降りたカウスを追うように勇気も降りる

そこは暗闇空間、瞬時にカウスの杖が光だしあたりを照らす

凄まじいまでの光源に対し、勇気はしばし目をつぶった

そして目を開けた先には、壁一面を覆いつくす壁画

「な…なんですかこれ」

勇気はその壁画を見たとたん、体の毛が全て逆立ち、その眼は瞬きを殺すほどに…

「これはかつての時代に起きた、テンノとフェルノの戦いを書き記した壁画…」

それには天使たちが剣を用いて戦い、その上には神のごとき存在がたたずんでいる。

下には逃げ惑う人々、そしてその更に下には、おぞましき姿をした怪物達、

そしておよそ言葉という物では言い合わらせないほど、強大な存在が怒りをあらわにしていたのだ。

理由なき破壊、底にはそれがある。

ここで場面は地獄へと移る、

かつての戦いの傷も癒え、ありとあらゆる怪物どもが跋扈する。

「皆、目覚めたようね」

彼女は100万年の時を行きた生物、パニシクラム。

眼は紅色に耀き二股に割け、髪は黒く翼のように固まっている、爪は鎌のように変形していて。全身の甲殻は固く鋭い、そして全身から常に鱗粉を生み出している。

「ご機嫌はいかが?」

「良いわけないだろ!!」

と叫び剣を振り下ろし、仲間を殺した彼こそが総大将グレイグール。

変異したグールであり、黒い体をして、赤くボロボロのマントを身に着けている、その腕には刀身約2mの大剣、フェルブレードが握られていた。

そして彼は剣を振り上げた、

「聞けぇ野郎ども、これから我らは教の元、地上に住まうクズどもを恐怖と絶望の元に根絶やしにする!!」

その宣言に呼応するようにグール達は叫び声を上げた。


そして地上

「何でこれを俺に?」

勇気が衝撃の中、発せられた言葉はそれだけ、

そしてカウスが喋ろうとしたとき。

「カウス様!」

大声が響く、

「南西1500に魔獣反応が出ました」

白髪の青年がそう叫ぶ、

「そんな近くに!?」

「どうゆうことですか、カウスさん」

青年は勇気を見ると、複雑な表情をし再びカウスに向く。

「カウス様、私が行きます、ノブレスを貸してください」

「わかりました」

カウスはそう言い、スティックの様な物を青年に投げつけた。

「頼みます…」

そして青年は走っていった、

しかしその時、勇気の体に無数のアリが駆け巡るような感覚が襲う。

(何か…ヤな予感がする)

勇気が日ごろ感じることのない勘、初めての体験を勇気は信じ、後を追いかける。

しかしカウスはそのまま壁画に吸い込まれていった。

それは怯えではない、怠慢でもない、ただ必要なだけだ。


場所は変わって南の森

青年はノブレスを振りかざし、

鎧の姿になると、思い斬撃を振り下ろした。

「はっ」

青年の剣撃は確かに効いていて、少しも負ける様子は無い。

更に力をためると、剣が巨大化して、力任せにぶん回すと、

グールはほぼ全滅した。

「はぁはぁ、あと少しか…」

しかしぶん回しの反動で力が抜けた、

その瞬間、

「うわぁぁぁぁぁぁ」

青年は吹き飛んで、変身が解除された。

そこには普通のグールとは違う、

白いグールの上位種、ハイグールが現れていたのだ。

(くっ私としたことが!!まさかハイグールまでもが復活するなんて)

そしてハイグールが槍を振りかざし、

睨みつける。

(ここまでか)

自分の死期を悟った青年は目と閉じ、運命に身をゆだねた……

「やめろー!!」

バギィ!!

だがギリギリのところで、勇気がハイグールをぶん殴り制止させた。

「君は!?」

「この人に近づくな!!俺が相手だ…」

勇気は青年の前に立ちふさがり、守る仕草をする。

すると勇気の体が輝きを放ちだし、

ノブレスは吸い寄せられるような動きをして、赤く変化する。

そして頭の中にイメージが浮かんだ。

(な……なんだこれは)

しかしその間にハイグールは起き上がり、勇気に迫る。

「こうなったらやるしかねぇ!!」

そして青年は勇気にクリスタルを投げ。

それをにセットし、その言葉を放った、

「ブレイブアップ!!」

だが既に体には、ハイグールの槍が突き刺さっていた。

すると凄まじい爆発が引き起り、ハイグール血を吹き出しながら吹っ飛んだ。

そこにはつい先ほどまでの、体は存在していない。

白き装甲に赤熱したような色の装甲、

そして胸にはクリスタルが埋め込まれていた。

「ふ~」

勇気が息をつくと、装甲の隙間から炎が吐き出される。

そして赤熱した赤はヒロイックレッドに変わる。

そう彼こそが、いずれ終わる世界を救い出すため舞い戻った、

「ユウキブレイブさ!!」

さぁ反撃開始だ……

テンノは天使たちの楽園であり、

人が精神体になった時、転生するか天使となるかの審判を受ける場所でもある。

しかし闇に落ちた人間は精神体となった後、フェルノの怪物、

グールへと姿を変え、人間を失う。

その為死んだとしてもテンノに行けないので、その魂は完全に消滅してしまう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。