喧嘩するほど仲が良い証拠です
最悪なんですが、仕方ない私が蒔いた種だから
でも、シルクスの不機嫌は私が黙っていた寿命の話だろうアスに全てのちからをつぎ込んで生むだろうそのあとはボロボロになった身体でどこまで持つか…
「何で言わなかった?」
「いずれ知るだろう?」
「お前は長生きして、俺とアスと生きるんじゃなかったのか!」
「知らない、言うならアスを生む時点で私は死んでおかしくない」
「なんだと!」
「耳元ででかい声出さないでよ。きちんと説明するから」
「当たり前だ!」
だから声でかいって
「あのさ、私の体は器だって知ってるよね。しっかりとした器では無いのは?」
「知らん!聞いてない!」
シルクス、子供じゃないんだからそれは聞かないよ?
「言わなかったっけ…まあ、言わなかったかもね。でも知ってたよね私が器の中に入ってる力の結晶だって」
あ、言わなきゃ良かったかも。少しへこむかも
自分の出自言うのって結構厳しい
「神の子供だとは言っていたから…普通の身体じゃないことは気づいてはいたが…」
「その身体が力に追い付いてない事も?」
「俺に流れてくる力の多さでおかしいとは…」
うん、気付かない振りは出来ないか
「そう、私の身体は器としてはあまりにも脆弱で、力を分け与えてもそれに対して器がついてこない
だからほぼ、シルクスに流していた。月夏に勝てたのは多分そのおかげだね」
うん月夏が友好の神から貸されていた力は友好の神から流れていた筈
だから私はこの器での戦闘は避けたのだから。
それでなくても短いかも知れなかった器の寿命を頑張って伸ばす方法を考えていたのに
まあ、友好の神のお陰で寿命が短いことに気付けたのだから私の判断は間違ってはいなかったね
「…もしも、この世界じゃなくて魔法力のない世界に行っても…」
「変わらないと思う。むしろ余計に短い可能性もある。それに…」
「それに?なんなんだ?」
「シルクスが行けないのに私だけあっちに行っても…アスを産めないしシルクスが居ないし、腹黒に手篭めにされるなら死んだ方がマシ!」
月夏と結婚なんてとんでもない
それだけは嫌!
…あれ?シルクスがダウンしてる
「お主は落とすか上げるかどっちかにしたらどうだ?」
ん~…友好の神に同情されたねファイトシルクス
「癒し神と戦神の神子、私が言えた手前ではないが、どこが良かったのだ?」
…失礼な、良くなくても好きになるときはなるんだから仕方ないじゃない
…って自分で言ってりゃ世話無いわね泣きそう
「分からない…だが、好きになるのに理由はない。俺が好きなのは楓だ他の誰でもない楓だから…だと思う」
コチラを見て諦めの顔で笑ってるシルクスは良いとして、いや良くないけど!置いといて…可愛いとはお世辞にも言えない私を選んだシルクスは性格も良くなくても私を好きになってくれてありがとうだわ
「たまに見せてくれる笑顔が好き、そのねじ曲がった性格も髪の色さえ愛おしい」
根っからの真面目なシルクスが恥ずかしくなく私を向いてそう話すと私は?と、友好の神に顔を向けられた
「私って面食いなんだよね。月夏より上でないと駄目なの。この時点で月夏は排除。プラチナブロンドでスカイブルーの組み合わせってどう見ても私に好感触しか与えないよね。ついでに言えば真面目な所とか優しい所とかは私が知ってればいい、他の人が知らなくても良いんだよ」
「蜂蜜ごち。それ以上は良いわ俺の入り込む隙間なんて無いのは知っていたから」
んん?
「いつの間に友好の神と入れ替わってたの王子。」
「…知ってたよな?お前らの告白タイムに逃げ出したの気付いてたよな絶対知ってたよな?」
さあ、どうだろうね?
「…なんか、この勇者を見張れって言われたから見張ってるけど俺達こいつを止められないぞ」
「それは承知してるよでも、多分大丈夫。シルクスが滅多打ちしたからしばらくは起きないだろ」
「残念体質なんだなこいつ。あの二人の仲に入ろうとする方がどうかしてる」
「ラブラブだもんね」
「面白可笑しいからからかうけど」
「まあ、世界創生の神の子供だから仕方ないなにしても…」
「楓のからだ大丈夫だろうか…」




