パーティ組みます
問題を解決したわけではないが、とりあえず今は目先の事に目を向けなければならない
しこたま怒られたからじゃないもん私のせいじゃないし!勝手にあっちがロックオンしただけで私はいたって平和主義だもん
月夏以外には。
あまりにも遅いので探しにきたらしいシルクスに連れられ光龍のギルドに帰ると既にアレクとレイちゃんが到着していた
顔がひきつってるのは多分カイルさんが居たからだろうおネエのギルマスなんて思っても見なかったろうし
「…で?ギルドに入るの?」
「早すぎだろう決めつけるのは。少なくても考える時間はやらないと」
「あー…でもうちのギルマスあんなだけどいい人よ?」
「人の親をあんなの扱いするなまったく…」
「そうそ、身元不明な私をここまで強くしたのはシルクスとカイルさんのおかげだし。学院に入ったのもカイルさんの薦めがあったからなんだ」
「無視かよ、まあ…楓がオヤジを尊敬してるのは知っていたけど俺が入っていたなんてな…」
おや?シルクスは自分では気づいてないのかな
「信頼してるよ?尊敬も感謝もしてる。じゃなきゃ多分八つ裂きにされてたか兵器として意識は乗っ取られてこの国を脅かすモノになってたと思う」
「自分で言って辛くないか?」
「今が幸せなら後は気にしない!だって、もしもとか、考えても今があるから言えるんだと思うんだよね」
「へー、シルクスの腰巾着かと思ったら意外に考えてるんだな」
アレク…腰巾着とはこれいかに
「下手に楓を怒らせないでくれ鍛練中に本気で俺を害そうとするからな…」
「それはシルクスのせいでしょ?私なんにも悪くないわよ?」
「………………はい、そうでした………………」
なんでガクブル震えてるのかな?にっこりと笑いながらぐーパンを構えるとアレク達が笑いだした
なんだ?そんなに面白いことあったかな
「す、すまない、まるで劇場に足を運んでるみたいで楽しくてつい」
「そうね、私…光龍のギルドに入ろうかな…?こんな面白い人たちに必要とされるなんてそうそうないもの」
「確かにな、良ければ俺も所属したいんだが」
私たちの何を見て決めたのかわからんがシルクスに目をやるとシルクスも分からんと行った顏をしていたが既に能力面の検査は受けたらしくシルクスはアレクに手を差しのべた
「ようこそ光龍のギルドに!そしてこれから、宜しく。」
「ああ、宜しく」
ガシッと固く握りあってる手を見る
アツいなあ…
まあ、関係ないか
とりあえず、頑張って切磋琢磨しようじゃないか
「そう言えばシルクスとカエデはSSランクを受け持ってるんだな」
「ふたりでね、だから補助に回復が必要なんだよ。」
まさか、嫌だとか言わないよな
「俺たちで、大丈夫か?」
「ギルマスが入れるのを了解したんだから大丈夫だろ俺たちの補助と回復が必要だと言ってたし」
「そうなの?」
「楓、聞いてなかったのか?」
呆れた顏をしたシルクスにムッとした顏を向けると余計に呆れられた
「仕方ないじゃん今日は私はギルマスに会ってないもん」
「そう言えば楓は暗殺者に狙われていたな。聞いてないはずだ」
「そうだよ、で、ギルマスに今回の事言わなくても良いの?」
「一応言っといた方がいいよな。」
「じゃあ、行ってくるよ」
「俺も行く一応対峙したからな」
「…じゃあ俺とレイは学院に帰るな」
「ああ、明日またな」
「ああ学院で」
ようやくSSランクでもボロボロにならずにすみそうです