その2 ここはどこ?わたしはだれ?
うぅ、目がチカチカする。
ここは何処だ?
病院かな?
寝かされているみたいだ。
体が上手く動かない。
まあ、あんな衝撃を直に受けたら体のどこかが消し飛んでてもおかしくないか。
あれは一体何が起こったんだ?教室に爆弾でも投げ込まれたか?
そうだとしたらやばいよなー。
前の方に座っていたやつらは死んでるかもしれんな。
誰が座ってたかな?
関わりがなかった連中が多いからわからん。
全然悲しくもないし。
当たり前だが。
翔はどうなった?隣に座ってたはずだよな?
看護師さん近くにいるかな?
いたら聞いてみよう。
「おえおあうあ、あーう。」
ん?上手く声が出ない。喉もやられたのか?
「*^?、$=+>|}{\。€;.=[<}”%。」
!?
何語だ?これ。少なくとも日本語ではないな。
どういうことだ?ここは日本じゃないのか?
目で見て確認したいけど、まだ目がチカチカしてる。
不安だ。これから俺は大丈夫なのか?
やっと目が見えるようになってきた。
目を開けると、そこには女性がい、る?
シルエットは人だが、それは人ではなかった。
人には無いはずの鱗。人には無いはずの角。そして3つ目の目。
最初は作り物かとも思ったけど、3つ目の目が動いているのを見ると、もうダメだった。
怪物だ。
「あああっぁぁぁああぁぁああああ!!!」
思わず叫んでしまった。
殺されるかもしれない。
「*^*^、€;.$_“・。」
さっきの声と違う?
他にもナニかいるのか?
俺はどうすればいい?
誰か教えてくれーーーーーっっっっ!
オーケーオーケー。一旦冷静になろう。
もうこの状態だと、相手がその気になったら、俺は殺されるしかない。
今のところその様子は無いみたいだし、ちょっと周りを見てみよう。
最初に、アイツを見てみる。
うーん、たしかに怪物だけど、、、胸がでかい。
最初女性だと思ったのも胸がでかかったからだし。
あのサイズのおぱーい見たことねーよ。
さすがに興奮はしないけど、あれ何カップなんだ?
うっ、こっち見た。
これ以上見ているとアイツの逆鱗に触れるかもしれんから目を逸らす。
周りを見ているとわかる。
どうやら、ここは寝室らしい。
ベッドが置いてあるし、そこに誰か寝ているし。
誰と言っていいのかはわからないけど。
うげ、目があった。
さっきの怪物より人に近いな。
角ぐらいしか人との違いがない。
笑いかけられてる?なんで?
いや、人じゃないんだし笑っているように見えても違う意味なのかもしれない。怖っ。
今気づいた。
なぜか体が小さくなっている。
見慣れた自分の体じゃない。
俺の体に何が起こったんだ?アイツはなんなんだ?ここはどこなんだ?
全くわからない。
とりあえず現状、もう何もすることがない。
これからどうしよう?
ん?急に眠気が襲ってきた。
ダメだ。こんなとこで寝たら。
もう二度と目覚めることができないかもしれない。
ダメ、、だ、、、、、、、、、、、、
そこで、俺の意識は途切れた。
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「よし、全員転生しているな。」
「今後もしっかりと監視しておくように。」
「承知しました。」
「ですが、なぜ転生させる必要があったのですか?」
「それをお前が知る必要は無い。わかったな。」
「ヒィッ!し、失礼いたしましたっっ!」