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第十八話 学校生活再開です。

謁見の間は悠久の指輪が放つ閃光で誰もが目を背けた。

光が収まると部屋に居る者達は何事かと騒めいている。

左の人差し指に収まった指輪をルナティアはマジマジと見ていた。

国王も騎士や大臣達もルナティアの身体がほんの少し青く光っている事に気がついた。

その時ルナティアには心の中に世界の言葉が飛び込んで来ていた。

『自然治癒が高速治癒に進化しました。

回復魔法が治癒魔法に進化しました。

ユニークスキル「悠久の魔眼」を取得しました。

これにより竜眼と魔眼の効果を得られます。

ユニークスキル「戦姫の加護」を取得しました。

これにより身体ステータスが2倍になります。』


ルナティアのステータス

15歳

人間族 女

ステータス 健康状態

魔力 1600万マルス

筋力 130

防御 240

魔法防御 400

知能 700

魅力 400

素早さ 460

運 400(神の加護により+120)

魔力変換率 15300マルス/秒

気力 160


スキル

無詠唱 レベル8

魔力強化 レベル6

祈り レベル6

風属性強化 レベル7

高速治癒 レベル1

治癒魔法強化 レベル7

念熟 レベル5

魔力感知 レベル3

成長加速 レベル3

ユニークスキル

魔力制覇

悠久の魔眼

戦姫の加護

ギフト

天真爛漫

啓示

心愛の定め


使用可能通常魔法

風属性魔法 レベル3

使用可能高位魔法

治癒魔法 レベル1

光属性魔法 レベル5


世界の声を聞き、ステータスを確認する。

悠久の指輪に残っていた魔力と悠久の魔女が所持していたスキルの一部が指輪を通してルナティアに受け継がれたようだ。


「どうやら指輪はルナティアを受け入れたようだな。

これからもこの国のためにその力を貸してくれ。」

王座から国王は立ち上がると目の前の階段を降りてルナティアの直ぐそばまで降りてきた。

「陛下とこの国の未来を守る為に勉学に勤しみ。

必ず陛下のご期待に添えるよう努力致します。」


その後、無事に勲章の授与も行われてルナティアは帰路に着いた。


「お父様。

この勲章はとても重いです。」

食事も終わりルナティアとゼルス、セシリアと勲章をテーブルの上に置いて話をしていた。


「ルナティア。

勲章は確かに重い。

それが持つ価値と人々の期待の表れだからだ。

現実として、ルナティアが進むべき道を指し示しているのかもしれないが、自分が成すべきことと、自分の成したいこととは必ずしも同じでなくても良い。

お前が見ている道と人々が見ている道は同じでは無い。

それが隣で同じく歩いていたとしてもだ。

良き友に恵まれ、才に恵まれたもの道は光へと繋がる。」


「お父様。

天聖魔道士にして、魔道の開祖プレミウス様のお言葉ですね。」

キラキラとした目でルナティアはゼルスの言葉を聞いていた。


「そうだ。

プレミウス様はこうも言われている。

魔導に極み無し。

何故ならば、魔法とは人の想像力と概念を超えた無限の産物だからだ。」


「お父様。

私もお父様やプレミウス様のような立派な天聖魔道士になります。

その為に今できる事を精一杯楽しみます。」

天真爛漫という言葉が、ルナティアには最も相応しい言葉かもしれないとゼルスは日頃から思っている。

先の魔族との戦いを経ても、真っ直ぐで目の輝きも失せることもなく、明日を楽しみにしている。

父として心配な事も多いが、娘の成長や明日に期待が失せることは無かった。


翌日、元気にルナティアは登校した。

今日から一旦休校になっていたものが解除されて授業が再開される。

魔族との戦いがあった事で全校集会が朝から開かれた。


「皆さんも聞き及んでいるかとは思いますが、野外演習の際に魔族の襲撃を受けました。

皆さんのお陰で無事に乗り切りましたが、今後どの様な事がまた起こるとも限りません。

生徒だからと言って魔族は加減などしてくれはしません。

もしもの時のためにも、我々指導者も生徒諸君もさらなる警戒と今の現状に満足する事なく進歩が求められています。

そして、魔族が出現したということは国家の一大事であり、我が校にかかる期待も大きくなります。

今回はルナティアさんの活躍により魔族を倒すという偉業まで成されました。

皆さんもルナティアさんに負けないよう勤勉に励み、魔法を極めて頂きたい。

国王陛下よりも更なる我が校の教育に支援をして下さるとお言葉を頂いております。

魔道士を目指すものにとって、これからは危険な事も有ると思われます。

心して魔道の道を進むよう願います。」


魔族の存在が明らかになった事で国を挙げて対策を進めつつあった。

その一環として教育にも力を入れて魔族に対抗し得る人材の確保は国家事業として国を挙げての支援を進めていた。


教室に戻ったルナティア達は久しぶりに顔を合わせていた。


「ルナ。

勲章貰ったんだって?」

席に座ったルナティアの元にはミラルバが元気に声をかけて、シャーリンも様子を見つつクラスメイトが集まっていた。


「う、うん。

大袈裟だよね?

私だけの力で魔族倒したわけじゃ無いのに。」

クラスメイトに囲まれて恥ずかしそうに周りを見渡してルナティアは苦笑いを浮かべる。


「いや、ルナが居なかったら、私達は全滅だったよ。」

優しい声でシャーリンが言葉をかける。

ルナティアの申し訳なさそうな表情に助け舟を出す形に見えた。


「そうだよ。

私とリンも何も出来なかったし。

ルナは勲章貰って胸張っていいんだからね。」

結局ルナティアはクラスメイトから励まされて、本当にいい仲間達と出会えたと心から感謝した。


この日の授業は魔法理論と魔臓器についての講義だった。

講義は、魔法研究所所長でもある外部講師のワレサール・ルコミエルが講義に立った。


「魔臓器と魔法理論とは切っても切れない関係にある。

さて、それは何故か答えられる人は居ますか?」

魔法研究所とは、魔法技術の向上のため王国が設立した施設で魔力の研究と新魔法なども研究している。

そんな研究所でも魔法に対する極めて優秀な才を見せたのがワレサールであり、現在の年齢は35歳と異例の出世であった。

彼の異名は魔法を暴食する者と言われ、魔法に関するあらゆる書物を読破した経緯がある。


「先生!

宜しいでしょうか?」

手を挙げてルナティアが立ち上がった。


「あなたはルナティアさんですね。

噂に違わぬ美しい女性ですね。

それに魔族と戦い倒されたと。

なんと興味深いのでしょうか。

その可愛らしくも美しい容姿に加えて強さまで持ち得るとは神はなんと罪深き事をなされたのか。」

クラスメイトとルナティアはワレサールが自分の発言に陶酔していくのを呆れた顔で見ていた。


「あ、あのう……、先生?」

流石にそこまで褒められるとルナティアも恥ずかしくなって顔を赤らめていて、小さく手を挙げながら発言してワレサールの反応を確認している。


「おっと!

ついついルナティアさんの事が羨ましくて我を見失っていましたね。

では、ルナティアさん発言をどうぞ。」

何食わぬ顔で我に戻ると冷静な表情でルナティアを指差した。


「は、はい。

魔法理論は魔力を魔法に変換するための法則や仕組み、概念など客観的要素も加えて理論化された学術で、魔臓器は空気中の魔素を取り込んで魔力に変換しています。

どちらを学ぶにあたって切っても切れない物だと考えられます。」

発言を終えるとルナティアは席に座った。


「なるほど。

半分正解ですね。

確かに魔力から魔法に変換する理論と魔臓器が行う魔素から魔力、そして魔法に変換する理論と同じ考え方であり、見方としてはそれで間違い無いですね。

ですが、もう一つ重要な事があります。

それは何だと思いますか?」

皆が揃って静かに何も言わなくなったしまった。

ルナティアも真剣な表情で考えを巡らせていた。


「はい!先生。」

暫く誰も反応しなかったが、ルナティアが手を挙げて立ち上がった。


「またルナティアさんですか?

他の方達は分からないのですか?」

その言葉に全員が苦笑いを見せている。


「仕方ありませんね。

ルナティアさんに答えて貰っても良いのですが、もし間違っていたら罰ゲームを受けてもらいましょう。

ルナティアさんどうですか?」

ワレサールの言葉にルナティアは少し自信なさげな表情を見せた。


「は、はい。

罰ゲームですか?」


「ええ。

罰ゲームです。」

誰もが罰ゲームの内容を言わないワレサールの真意を知りたがっていた。

ルナティアもどんな罰ゲームをさせられるのか、不安が心に過っていた。

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