表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
48/53

第48話:決戦と氷の冠

地面が再び震えた。


ハスターはすんでのところで横に転がった。




ラストの拳が、ほんの一秒前にあった頭の位置を打った。




何も起こらなかった。




ハスターは眉をひそめる。




「…またこの遅延か。」




彼は跳ね上がるように立ち上がり、二歩後退、腕を構える。




低い姿勢。


重心は安定。


ガードは開放。




武術の基礎、シンプルで効果的。




ラストは微笑む。




「よく踊るな。しかし無駄だ。」




彼が打つ。




ハスターは前腕で受け止める。




衝撃は鮮明。




半秒が過ぎる。




そして——




残像が炸裂した。




腕が激しく折れるように曲がる。




ハスターはうめき声をこらえる。




「—チッ!」




よろめきながら後退。




腕はだらりと垂れ下がる。




深く息を吸う。




「コピー:決意。」




痛みは消えた。


損傷はそのまま。


ただ苦痛だけが消えた。




腕を見つめ、ゆっくり動かす。




「…なるほど。問題は力じゃない。」




目をラストに向ける、今度は集中して。




「問題は『タイミング』だ。」




ラストは眉を上げる。




「ほう?」




ハスターは突然回転し、円を描くステップで足を振り上げる。




ラストは難なく受け止める。




何の効果もなし。




そして——




残像が発動しようとする。




だが、ハスターはすでに足を引いていた。




彼は後ろに滑り、わずかに息を切らしながら笑う。




「はあ…わかったことがある。」




ラストは固まる。




ハスターは再び構える、今回はより精密な姿勢。




「追加の一撃を入れない。」




一歩横に。




「衝撃がその仕事を終えるのを防ぐ。」




さらに一歩。




観察。


角度。


呼吸。




目が輝く。




「記録:残像現象。」




ラストは舌打ち。




「チッ。」




加速する。




雨のような連打。




ハスターは受け流し、避け、倒れ、起き上がる。




時に遅すぎる。


時に驚く。




「—うおっ!今のはまずい!」




一撃がガードを貫通。




後方に飛ばされる。




地面に叩きつけられ、そして残像。




体は激しくよじれる。




しかし、彼は立ち上がる。




「コピー:決意。」




少し血を吐き、笑みを浮かべる。




「まじで…分析しにくい相手だ。」




前進する。




今度は動きが変化。




短い一撃。


逸らす。


相手の重さを利用。




「コピー:武術—剛気。」




ラストは一歩下がる。




「…」




ハスターの攻撃は強打を狙わない。




導く。


軌道を変える。


ラストを動かすしかない状況に追い込む。




同じ場所に二度打たせない。




地面で、ラスタバンがうめく。




片膝をつき、辛そうに起き上がる。




目はハスターに釘付け。




「…はあ…」




血まみれでも笑う。




「ハスターはコピーするだけじゃない。」




ラストは顔を少し向ける。




ラスタバンは続ける、声はかすれているが確かに力強い:




「コピーから学んでいる。」




沈黙。




「最高の生徒だ。」




戦いの中心にいるハスターは、神経質に笑う。




「おい…そんなプレッシャーかけないでくれよ。」




ラストは拳を握る。




体が震え、アニマが皮膚下で脈打つ。




ハスターの呼吸は短い。




脚は震える。




ラストは視界から消えた。




——後ろ。




遅すぎる。




ラストの腕がまるで万力のようにハスターを締め上げる。




完璧な保持。


固定。


脱出不可。




残像がすでに震えている。




ハスターは神経質に笑う。




「…これは、マジでやばいな。」




ラストが顔を耳元に近づける。




「予想以上に耐えたな。」




アニマが一段階上昇。




最後の一撃が準備される。




——ストップ!!!




声が鞭のように響く。




すべてが止まる。




残像は空中で消えた。




ラストは目を見開き、固まる。




「…なっ?」




ジャン=マルクが腕を組んで前に進む、偽の厳しさの表情で。




「ラスト、失格。」




沈黙。




怒りが湧く。




「なに?なぜだ?!」




ジャン=マルクは咳払い。




「えっと…ええと…」




少し視線を逸らす。




「ルールを守らなかったからだ。」




ラストは歯を食いしばる。




「どのルールだ?!」




「アリーナから出ろ。」




長い沈黙。




ラストは激しくハスターを放す。




アリーナを足を引きずりながら去る、子供のようにふくれる。




「不公平だ…」




アリーナの境界を越えたとき、低い声が彼を呼ぶ。




スタッフの一人、囁き:




「リーダーは自分で戦いたかったから、お前に終わらせなかった。」




ラストは立ち止まる。




声は続く、苦々しく:




「勝っても三回目の戦いはなかっただろう。」




顔に苦笑。




「…チッ。」




声は締めくくる:




「うちのリーダーを知っているだろう。常に光を自分に向けたいんだ。」




ラストは拳を握り、笑う。


危険な笑み。




その間、アリーナの中心でハスターはまだ立っている、少しぼんやり。




自分の手を見つめる。




ラストが消えた出口を見つめる。




「…」




戦いは中断された。


味気ない勝利。


緊張はただターゲットを変えただけ。




静寂が両陣営に重く降りる。


勝利は互角。


最後の戦いはハーヴィー対ジャン=マルクに決まる。




ジャン=マルクは笛を鳴らす、馬が駆ける。


エファはその威厳を感じる。


ジャンは飛び乗り、馬の背に正確に着地。


ハーヴィーは冷静で力強い歩みで言う:




「さあ、終わらせよう。」




ジャン=マルク:


「馬上で戦うのは構わないか?ふふ、最後に名前を教えてくれ。」




ハーヴィー:


「ハーヴィー…」


ラピスラズリのような色で、誇りなさげに。




ギルド全員が驚く。




カンタン:ラピスラズリ!?


マリーン:もう終わりだ、親分!




ジャン=マルク:静粛!


「お前が標的のハーヴィーなら、完璧だ。」




周囲にオーラが広がる。


馬は前足を上げ、地面を強く叩く。


馬の目は赤く光る。




主人公たちはすぐに感じる:危険だ!




ハーヴィーは手でジェスチャーを行い、言う:


「氷の冠銀の地」




地面は氷に覆われ、馬の蹄も凍り付く。




ハーヴィー:ふう…




雰囲気が急に変わり、ほぼコミカルに。


ジャン=マルクは汗だく:えっと…えっと…


馬から降り、箱から袋を取り出す。


恥ずかしそうに汗だくで差し出す:


「すみません、100枚はないですが、50枚で十分です。」




こうして、我々のグループは**神話創造者ギルド**と出会った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ