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準魔法少女  作者: ザキ・S・レッドフィールド
第3章・とびっきりの最低VS準魔法少女
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準魔法少女と失恋王子・3

〈プロポーズなのです!〉

【良かったじゃないハルちゃん! コレで玉の輿よ!】

〘ハルちゃんがアイドルだったら速攻で時事系動画投稿者達が報道しているよ~〙


「ままま待ってください‼ いきなりそんな事を言われても・・・ッ」

「分かっている。18歳の俺と13歳のハルだと年が少し離れているからな」

「い、いえ・・・年の差の問題ではなくて・・・その・・・」

「まさか身分を? ハルは身分関係なくファエストの王女のレナを実の妹のように可愛がっていると聞いたが?」

「確かにレナちゃんはわたしを実の姉ように慕ってくれるしわたしもレナちゃんと実の姉妹みたいに仲良なりたいと思っていますが・・・」

「もちろん強制的に付き合えだなんて言うつもりはない。こっちが勝手に食事に誘ったり美術館や動物園みたいなハルが喜びそうな場所に誘うだけだ。本当に嫌なら断って構わない」

「いや・・・その・・・」


 どどど、どうしましょう・・・異世界の人とはいえ王族の誘いを断ったらすごく失礼だし、かといっていきなり会ったばかりの人とデートまがいな事をするのも・・・。

【何言ってんのよ。利益になりそうな誘いだけ受ければいいだけよ。相手に興味無くても付き合うだけ付き合って気に入らなければポイすればいいだけよ。ソレで恨んで何かして来てもラウジーが止めてくれるだろうし。相手が興味のある内に儲けちゃいなさいよ!】


「まさか、ハルにはもう婚約相手が?」

「いえ、そういう訳では・・・」


【あら、視線だけ黒須君を見るなんて一途ねえ。でもこっちの王子の方がいいんじゃない?】

〈そうなのです! 黒須君はハルちゃんが結婚するかも知れないのに興味なさそうにこっちをみているだけなのです!〉

〘人気面でも一般人より王子様の方がウケはいいよ~〙


「兄さん! まさか、まだラウジーの事を⁉」


 ケビン王子?

【身内の犯罪知ったかのような表情ね】


「ケビン、ハルは女だ。問題は無い筈だ」

「そうだがここまでラウジーに顔だけでなく体格までソックリな人に告白だなんて・・・実質ラウジーに告白しているのと大差ないじゃないか!」


 あの、ソレわたしが男性みたいって聞こえるんですが?

【あら、ケビン王子の背後に身長2m近い兵士がいつの間に】

〘筋肉モリモリだ~〙

〈汗臭そうなのです〉


「ケビン王子、ラウジーさんが無線で俺が朝の訓練で使用した汗拭きタオルの匂いをケビン王子が嗅ぎたいとの連絡が」

「ま、待て! お前は確か昨日からシャワーすら浴びてnぶごごごご・・・ッ」


〘ケビン王子が真っ黒なタオルを背後から顔に押し付けられた~〙

 黒いのは元から・・・だと思いたいのです・・・。

【さすがラウジー、地獄耳ね】

〈ケビン王子が失神したのです〉


「・・・ハル、好意を抱いている男がいても婚約していないという事は相手がまだハルを異性として興味が無いという事でいいかな?」

「え、ええと・・・」


【そうよ、黒須君は『仲間』としてはハルちゃんを信用しているけど恋人扱いはしてないでしょうねえ】

〈魔法少女をイタイ子と言うから問題外なのです!〉

〘この王子様ならハルちゃんのアイドルデビューも金銭面でフォローしてくれそう~〙


「もちろん断ったり最終的に気になる男性を選んでもハルやその男性を恨んだりしない事は約束する。単に俺が勝手に食事に誘ったり、行きたいところに連れて行ったりするだけだ。その上で自分を好きになってくれるなら大歓迎だ」

「あ・・・その・・・ええと・・・」


 どどどどうしよう・・・こういう時ってどうしたらいいか経験無いですよ・・・。

【大丈夫よ。この王子はちょっとやちょっとの事で怒ったりしないだろうし、それに一般人が一国の王子と付き合える経験なんて二度とないチャンスよ?】


「・・・分かりました。黒場」


【いい所なのに戦場用の無線での連絡が終わったら声をかけてきたわ】

 ある意味助かった気が・・・。


「直美班長が、話があるから戻ってきて欲しいそうだ」

「直美さんが?」


 まさかまた別の事件が?

〘でも黒須君はあんまり焦っている様子じゃないよ~?〙

【事件だったとしても大した事じゃあなさそうね】


「内容は戻ったら話すとか言っていたが急ぎじゃなさそうだ。俺はすぐに向かうが・・・お前はまだ王子と話す事があるなら後からでもいいぞ? 直美班長も急がなくていいと言っていた」

「いえ、わたしにも関係があるのでしたら・・・。アーク王子、申し訳ありません」

「いや、大丈夫だ」


【あら、アーク王子がハルちゃんの耳元に顔を?】

〘ナイショ話するみたい~〙


「クロス=リュウが気になるんだね」

「⁉⁉⁉⁉⁉⁉⁉⁉⁉⁉⁉⁉」

「やっぱり・・・」


【アレ? もしかしてレナちゃんの兄みたいに黒須君狙うパターン?】

〈黒須君と王子様の対決が始まるのですか?〉


「俺はファエストのバッツとは違う。クロス=リュウに罪は無い。彼に手を出すような事はしないと誓うよ」

【本当かしら?】

〘でも悪意とかは無さそう~〙


「ただ、クロス=リュウに負けない努力はするよ」


〈そう言ってハルちゃんに微笑んだのです〉

【この王子、本気ね】

〘でも黒須君に危害は加えなさそう~〙


「ハルにも強制はするつもりは無いよ。ただ、振るなら俺の良い所も悪い所も見た上で振って欲しい」

「ええと、異国の王子様を振るとかの無礼は・・・・・・」

「さっきも言った通り、振ったからといってハルに何かペナルティがあるわけじゃないから安心して欲しい。・・・・・・それともまさか、ハルはクロス=リュウみたいな10才くらいの小学生が好みなのか?」

「違います! というか黒須君は同級生です!」

「そうか同級生だったのか。強力なライバルだな・・・」


【あら、残念そうにため息吐いているわね】

〘でも諦めている感じじゃなさそう~〙


「それじゃあ、俺も兵達と共にラクーンに一旦戻るよ。それじゃあ」


〈また笑顔をハルちゃんに向けて兵隊さん達と一緒に帰っていたのです〉

【あの王子用の大型車に乗って帰ったわね】

 あああ・・・強制しないと言っても理由も無しに断るのは失礼ですし、かといって付き合って特に悪い面が無かったら断り辛いし、どうすれば・・・。

〘そんなに黒須君の方がいいの~?〙

【アレみなさいよ。黒須君、もう車に乗っているわよ?】

〈ハルちゃんに興味ない証拠なのです!〉

 いえ、わたしが勝手に黒須君に好意を抱いているだけですので黒須君は悪くないです。

 告白すらしていないのに黒須君がわたしに持つのを期待するのは単にわたしの我儘になりますから。


「クロバ=ハルさん、そろそろ出発しますが?」


〘ここに来るときに乗って来た車の運転手さんの声だ~〙

 いけない、わたしも早く乗らないと皆さんに迷惑が。

【さ~て、あの王子がハルちゃんをどこまで落とせるか、今から楽しみねえ~】

バイオ レクイエムのDLC『レオン マスト ダイ』がレベル4以降がクリアできん・・・。

運の要素もあるけどキツイ・・・。

7の『イーサン マスト ダイ』よりキツイかも・・・。

気付いたら半日過ぎて貴重な休日が過ぎる事も・・・。

たすけt

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