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準魔法少女  作者: ザキ・S・レッドフィールド
第3章・とびっきりの最低VS準魔法少女
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準魔法少女の退院祝い

・PM15時05分:・ファミリー支援センター 医務室前


「ハルちゃん、黒須君、お疲れ様。今回も味方側の死者は0よ!」


〘笑顔の直美さんが出迎えてくれた~〙

〈やっぱり良い知らせなのです〉


「あの、直美さん、サクリさんは大丈夫ですか?」

「その事で呼んだのよ。さあ、入って」


 医務室、それもサクリさんの事で・・・中に何が?

【医務室の中にはベッドに腰かけているサクリちゃんと付き添いの医者、ラウジーもいるわね】

〘サクリちゃん、病衣服で腕に点滴打ってもらってる~〙


「まあハルさん。ご心配おかけしまして申し訳ありません」

「いえ、サクリさんが元気そうで良かったです」


 点滴打ってもらっているとはいえ、口調からしてかなり調子が良いように感じるので安心しました。

〈ハルちゃんと別れてそんなに時間が経っていないのに凄いのです〉


「ハル、君がサクリに使ったマーロヒィ・ポーウは頭部以外のほとんどの部分が再生できることが分かった」

「頭部以外ですか? 凄い・・・」

「ただし、その再生は色々複雑で、簡単に言うと必要な成分を体中から無理矢理集めて使用し再生する仕組みだ」

「つまりサクリさんが使用後に眩暈などがあったのは再生の代償が大きかったという事ですね・・・」

「このマーロヒィ・ポーウを使えば大怪我をしても安心とは思わないでほしい。怪我のレベル次第では後遺症も考えられる」

「はい、気を付けます。・・・サクリさん、すみません・・・・・・そんな危険な物を使用してしまって・・・・・・」

「いえ、あのマーロヒィ・ポーウのおかげですぐに現場に復帰できますわ。義手を創るにしても時間がかかりますし、その場合だと現職復帰にはさらに時間がかかったと思いますわ。ハルさんには感謝していますわ」


【嬉しそうな笑みを見るとすぐに現場復帰できるのが本当に嬉しいみたいねえ】

 ハッキリ言って結果論なのに・・・とてもありがたいです。


「すぐに復帰できると言っても今日は安静にしてもらうよ。一応経過検査も必要だ」

「はい・・・」


〈サクリちゃん、今度は落ち込んでいるのです〉

 仕事熱心な方なので何もしないのが辛いのかもしれません。

【ブラック企業に洗脳された社畜みたいねえ】


「・・・ラウジーさん、この後わたし達は何か予定はありますか?」

「今回の件はアークとケビンに後始末を任せてある。ハル達は帰宅して休んでほしい」

「でしたら、サクリさんもですね。サクリさんに差し入れを持ってきても大丈夫ですか?」

「茶菓子程度なら大丈夫だ」

「分かりました。サクリさん、食事の約束が茶菓子になってしまいますが大丈夫ですか?」

「もちろんですわ!」


〈サクリちゃん、ハルちゃんの両手をガッシリ掴んだのです〉

【よっぽどハルちゃんとの食事を楽しみにしていたのね】

 喜んでもらえてわたしも嬉しいで・・・ん?

〘ハルちゃん、サクリちゃんの胸元見てどうしたの~?〙


「サクリさん、わたしと同い年ですよね?」

「はい。13歳で今年の8月で14歳ですわ」


 ・・・・・・サクリさん、同い年なのに胸が凄く大きいんですね・・・・・・。

【普段着では大きさが分からなかったから小さいと思っていたけど、どうやら着やせするタイプっぽいわね】

〘病衣服脱いだらもっと大きさが分かりそう~〙

〈ハルちゃんのクラスの女子と比べても大きいのです〉

 サクリさんと茶菓子を食べる時に色々質問しましょう。

【質問?】

 サクリさんが普段何を食べているか・・・発育に良さそうな食事とか・・・。

【目的変わってるわよ?】



・PM12時10分:黒場家・リビング


「素晴らしいですわ」

「ロックギアの寿司は何度食べても美味しい」


 サクリさんの退院祝いも兼ねたお食事会、レナちゃんも来てくれたので近所の回転寿司の持ち帰りで買った寿司を買ったけど、堪能してくれてよかったです。


「レナちゃんとサクリさんはどの具が好きですか?」

「私は白身魚系が特に好きだな。中でも真鯛は見た目も美しいし甘いがしつこくないのが特に気に入っているぞ」

「ワタクシはエビ系が特に好きですわ。でも他の具も甲乙付け難い程ですわ」

「気に入ってもらって良かったです」

「アイちゃんはこのイクラがお気に入りなのです!」

「あたしはこのサーモンね」

「マーティはネギトロが好き~」


 マ・ペットの3人も堪能してくれて良かったです。 

 マーティちゃんは体格の関係で一貫だけですが。


「ワタクシの退院の為だけにお寿司をご馳走していただき感謝いたしますわ」

「本当は手作りと思ったんですが、お祝いレベルの料理はまだ難しいので・・・」

「何言ってんのよハルちゃん。貴方のお義母さんと作ったお弁当をよく義兄の職場に届けに行くじゃない。あたしも何度か味見で食べさせてもらったけど不味かった事無かったわよ?」

「そうなのです! ハルちゃんの手料理は美味しいのです!」

「すご~い。マーティも食べてみた~い」

「ハルの手料か。私も食べてみたいな」

「ワタクシもですわ!」


 わわわ、なんだか話が大きい事に・・・⁉

 しかも皆さんが期待の眼差しを⁉


「さすがラクーンのアーク王子に求婚されただけはあるな」

「れ、レナちゃん、どうして知っているのですか?」

「もうラクーンやファエストの王族の者達には知れ渡っているぞ。一応国家内の話題だからファエストやラクーンの一般市民には伝わっていないがな」

「そそそ、そんな大規模な事に・・・?」

「あのアーク王子が女を食事に誘うのだから本気だろう。まあハルなら結ばれても問題ないだろう。多少の年の差はあるが私は応援するぞ」

「あの、本当にまだ告白されただけで付き合うつもりは・・・」

「そうなのか? だったら早めに断った方が・・・と言いたいところだがハルに婚約者がいるくらいの理由が無ければ簡単には諦めないだろうな」

「そうですわね。ハルさん程心身共に美しい方は滅多にいないですし、7宝具の所持が認められる人材、マ・ペット耐性とむしろ不満点探すのが難しいですし」

「うぅ・・・そう言われると余計に断り辛いです・・・。かといって失恋の連続のアーク王子の誘いを断ったらさすがに可哀そうですし・・・」

「ハルは優しいな。アーク王子は権力を利用して振った相手に罰を与えるような事はしないというのに」

「本当ですわ。同じ学校に通い、常に一緒に戦っているクロス=リュウさんは何故ハルさんに興味を持たないのでしょうか?」

「なんだサクリ、リュウの家にエアヴィアがいるのを知らないのか?」

「まあ、エアヴィアさんが? もしやクロスさんはエアヴィアさんに夢中に?」

「あの、そのエアヴィアさんって? 初耳なのですが?」


 ・・・というかレナちゃんとサクリさんの言い方からしてその人女性・・・それもかなり黒須君好みに聞こえるのですが・・・。


「エアヴィアはラウジーと同じ人型の7宝具だ。リュウはそのエアヴィアの契約者なのだ」

「つつつ、つまり黒須君が生きている限りずっと一緒という事ですか・・・?」

「だ、大丈夫かハル?」

「まるで恋人に浮気相手が発覚したかのようですわよ?」

「だだだ大丈夫です・・・ッわわわ、わたしと黒須君はつつつ、付き合っている訳ではななな無いので・・・!」

「いやハル、手に持っているコップの中身が手の震えで全て零れ落ちているぞ・・・」

「すすす、すみません・・・ッ!」

「ちなみにその子どんな容姿~?」

「確かに気になるのです!」

「手元に映像は無いので・・・これから黒須さんの家に行くのはどうですか?」

「そういえばリュウの奴、もうすぐ妹が生まれるからできるだけ遠出はしないようにしていると聞いたから家にいる可能性は高いな」

「ならさっそく黒須君の家にGOなのです!」

「あたしもそのエアヴィアって子見てみたいわね」

「マーティも見たい~」

「で、でもいきなり家に押し掛けたら迷惑では・・・」

「大丈夫だ。エアヴィアには私は会う予定があった。この前、エアヴィアはファエストのテロリストを捕らえてくれたから近々例を言おうと思っていたのだ。エアヴィアもラウジーと同じくテロを防ぐ活動をしてくれている」

「なら決まりねハルちゃん。恋敵の正体を見極めなきゃね♡」

「ままま、まだ恋人と決まったわけでは・・・ッ」

「ハルさん、さっきから風邪ひいたかのように震えていますよ?」

レクイエムのマストダイ、最高難易度クリアに1ヵ月くらいかかった・・・。

運要素強すぎてマジでキツかった・・・。

・・・おや、レオンの各形態も記録に残るのか・・・?

通常とウルフモードは最高難易度クリアしたけど他はまだ低難易度しかクリアしてないなあ・・・。

か、体が勝手にコントローラーに・・・。

また寝不足に・・・。

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