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WORLD ~wepon and magic~  作者: MASTER━T
The devil who takes a
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6/24

待ち受ける試練

今更だがゲームに関する簡単な説明なんだけど

このゲーム機は頭を左右から挟む形でヘッドホンのようなものがついている

それは両側から脳の信号をキャッチしゲーム内部へ伝えるというもの


だから現実世界で動こうとしても信号は機械により吸収されるため、現実世界でからだが動くことはない

よくもまぁこんな大変なシステムを作り上げたもんだ


そして俺はいまWORLDの世界をぶらぶらと歩いているわけだが、装備もなにもないときた

お金があるかメニューを頭で意識し開くとまさかの0

つまりだ、お金や装備も自力でどうにかしろということだ


「こんなんでどうすんだよ・・・。あれはなんだ?」


酒場のような建物の柱にチラシが張ってあった

『至急!モンスター討伐のため人員求む!

どうやらフリークエストのようだ


「けどなぁ~、装備もなしでどうやって・・・・」


いや待てよ、前作だったらたしか格闘技スキルがあったはず・・・・

ってことは素手でも戦えるのか?


「えーっと、村の出口は・・・・・あった!」


すこし歩くと外には森があった

だが森というには大きすぎる

樹木は200mはあろう大木ばかり生い茂る草むらは俺の背とあまり代わりのない長さだった

その先に小さくだが鹿?の角が鋭くとがり、足の筋肉がかなり発達した生き物が群れを成していた


「さっそくレベル上げといくか!」


堂々と走ってモンスターに近づいたのは完全に迂闊だったと言える

その鹿のような生き物は陽夏に気づくなり頭をすこし下げ突進するかのように蹄を鳴らしている


「え?嘘でしょ?まさかこいつらアクティブモンスターなの?いや嘘だろ・・・・・にげろおぉおおぉぉお!!!」


アクティブモンスターとはこちらからなにもしなくても攻撃してくることで、普通のゲームなら最初はいないもの

普通のゲームならね

なんて説明してる場合じゃねぇよ!


「くっそ!なんかスキルないのか?これじゃレベルあげどころじゃないだろ!」


だがモンスターは容赦なく追いかけてくる

はずだった

陽夏が気付くと追いかけてきたモンスター達はに三匹になりあとは戻って餌を食べ始めている


「やるなら今しかない!」


頭のなかでスキルを思い浮かべるとひとつだけ出てきた

【パワーナックル】

これだ!

そのパワーナックルを頭のなかで思い描くと自分の右拳にオーラのようなものが出てくる


「この辺は前と変わってないようだな・・・・。いっけぇぇぇぇぇ!」


構えた拳をモンスターと当たるタイミングで思いっきり振りかぶった

ゴッ!

とまるで木を殴ったような音が響くと同時に、モンスターがぶっ飛び赤い砂嵐のような模様に包まれ砕けて消えていった


「よっしゃ!って!まだいるの忘れてたー!」


気づいたときには素手に遅く、モンスターの角が深々と体に突き刺さった


「グッ、これほんとに痛いな・・・・。けど・・・もう一発だ!」


さっきと同じように思いっきりぶん殴る

また一匹仕留めた


やばい、HPがたった一発で半分とすこし持ってかれてる

このままだと確実に村に戻されるな

最後の一匹はこちらに向かって突進を始めている


逃げるのが無理ならこうするしかないじゃんかよ

陽夏は子供の頃受けた柔道の構えをとった


「始めてすぐにやられてたまるかよ!」


モンスターとぶつかる瞬間、相手の角を思い切り掴んだ


「悪いな、俺は負けず嫌いなんだよ」


相手を背負い地面に叩きつけるとそのままスキルを発動させ力任せにぶん殴った


「はぁ~、お、終わった~」


陽夏はドロップアイテムを確認してすぐ目の前にある村へ戻っていく


「これが料理アイテムでこっちは・・・・ただの素材かぁ~」


最初からそんな都合よくアイテム落ちるわけないか

メニューを開きステータスを確認すると必要な経験値の10分の1も達していなかった


「勘弁してくれよ・・・・あとなん匹倒せば上がるんだよこれ」


予想通りといえばそうだがまだまだ先は長いようだ

明日までにフリーフィールド行けるかな~・・・・

心配と不安だけが心に残りつつもクエストの繰り返しを何回もこなしていった


そして翌日、昼の12時

どうにかレベルを13まであげてフリーフィールドへの侵入許可証をNPCから受け取り

村をあとにしようとした時思い出した


「そういやあのでっけー武器ってどこでてに入れるんだ?」


お金は5000程たまっているがスキルはいまだに増えず、ひたすら素手での戦闘を強いられていた

武器やを探していると村の大通りにそれはあった


「こんにちはー!」


中へはいるとNPCが一人いるだけだった

壁にかけてある武器はどれも通常用のものばかりであの巨大な武器は見当たらなかった


「あの、鬼族専用の武器ってありますか?」


仏頂面のNPC に話しかけると会話用のログが出現した


「残念だけどあれは店じゃ扱ってるとかはねぇよ。あんなもん重くて保管すらままならねぇんだからよ。わりぃけど他あたってくれや」


え?じゃあどこで手にいれればいいんだ?

武器すら無いと俺この先進む怖いんだけど・・・


「どこか扱ってる場所とか心当たりないですかね?」


NPC の分際でめんどくさそうな顔をしてから話し始めやがった


「どうしてもほしいなら村の外れにある鍛冶屋にでもいってみればいいんじゃねぇか?あっこなら素材さえあれば作ってくれるぞ」


鍛冶屋かー、素材そんなにないけどいってみるか


「ありがと、またくるよ」


イライラがたまりにたまってるのを押さえくそ親父の店をあとにした


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