流れる日々
それからというものバイト三昧の毎日だ
睡眠時間なんて2、3時間あればいいぐらい
朝は新聞配達、学校が終われば居酒屋で深夜3時まで
休みの日はティッシュやチラシ配りなど
死んでもおかしくないんじゃないかというほど働きづめていた
「ハル?大丈夫?」
声をかけられて意識がはっきりしていく
どうやら2限目の最中に寝てしまったらしい
「ハル最近無理しすぎじゃない?てっちゃんに聞いたけどバイト掛け持ちいっぱいしてるんでしょ?」
この男が
佐山 銀之助
てっちゃんに無理やり誘われてWORLDをやらされた犠牲者
「働かないと買えないんだからしょうがないんだよ。俺もみんなとやりたいし」
いつも銀とてっちゃんと俺の三人でやるのが当たり前だった
二人は買ったのに俺だけ買えないなんて絶対無理
「それより銀とてっちゃんはお金大丈夫なのか?」
俺がこれだけ働いても足りないんだから、二人はもっとヤバイんだろうな
「僕は親が大学のお金出してくれてるし、元々バイト代は基本的に全部貯金してたから大丈夫」
そういえばそうだった・・・・
銀の家は典型的な大富豪の一家で大学のお金も出すといって譲らなかったらしい
「てっちゃんは親の働いてる土建屋さんで働いてるみたいだよ?日払いだしお金も結構もらえるってはしゃいでたから」
てっちゃんは昔っから力だけはあったからな~
神様はなんと不公平なんだ!俺にもなにかいいとこくれよ!
「それでさ、ハルに相談なんだけど・・・」
言いづらそうに切り出してくるとこっちは心配でしょうがないからやめてくれよ~
「僕のお父さんの職場で働かない?たしかハルはプログラミングかなりできるよね?」
いやまぁできると言えばできるけど・・・・
「そんな難しいのはできないけど大丈夫なのか?」
心配なんてもんじゃないぐらい心配すぎて心臓止まるっつーの!
「それは大丈夫!お父さんにもいってあるからさ。じゃあ今週の土曜日の朝七時にきてね。そのかわり他のバイトはできなくなるからよろしく!」
他のバイトできないって・・・・やめる手続き今日してくるか~
それから数日経って土曜日
銀の家の前で待っていた
ちゃんとスーツまで着てきたんだからな!
「ハルおはよ!」
銀が到着してすぐに迎えの車がきた
「なんでスーツ着てるの?」
銀がまさかの質問をしてきた
「そりゃ着てくるだろ!友達と言えど仕事紹介してもらえるんだから!」
これだから金持ちってーのは・・・・
「そうじゃなくてさ、スーツ着て仕事してる人なんていないよ?」
「は?」
え?なんで?普通着ないの?
「プログラミングって物によっては泊まり込みしても追い付かないことがあるから、基本的に私服の人しかいないよ」
マジかよ、俺だけ場違いな服装になるのか・・・
そんな話をしつつ仕事場についた
「お!君が期待の助っ人か!待ってたよ!会長から話しは聞いてるから入って入って!」
少し小太りで背の低めのおっちゃんが出て来るなり中へ引きずり込まれた
「それじゃあ頑張ってね!」
銀のやつもう帰っちまうのかよ!
それからの時間はあまりにも早くとても疲れる時間を過ごした
内容はファイヤーウォールの最新型の穴を見つけてそこを直すことだった
いろいろ教えてもらいながらなんとかという感じ
お金は予想以上の額を貰ってついに集合の日になった




