いつもの日常
それからというもの、ダンジョンを放浪しながらサユナと買い出しに行ったりとかしながらも確実に残りのダンジョンの数を減らしていく
今日は食材の買い出し
2人分だとなくなるのも早いらしく一週間のうちに2回ほどつれていかれるんだけど・・・・
「まだ買うのか?これだけあれば足りると思うけど・・・・・」
両手にどっさりと袋がぶら下がっている
「2人分だよ!?それに私1人じゃないから手抜きもできないし」
たしかにそうだろうけど早くダンジョンいかなきゃだし・・・・
「そうかもしれないけど俺はこのあとダンジョンに行こうと・・・・」
サユナの動きがピタリと止まる
こちらを振り替えるサユナの顔には不吉な笑顔が浮かんでいる
「なにか言ったかなぁー?ハルぅー?」
こ、恐すぎる
これは謝るのが先決だ
「い、いや、なんでもないよ。今日は料理手伝おうかなあって・・・・・」
サユナの顔がいつもの顔に戻る
危うくここで死ぬとこだった・・・・
「そっか!じゃあ今日は奮発しちゃおっかな!」
鼻唄混じりに嬉しそうに歩いていく
こんなことしてたらいつまでたっても帰れないな・・・・
銀も怒ってるだろうし、制圧部隊は大丈夫かなー
そんなことを考えつつ、俺達は帰った
その夜、俺はベッドを抜け出しダンジョンに向かった
サユナを起こさないよう細心の注意を払いつつだけど・・・・
「あと行かなきゃいけないのは4ヶ所か・・・・。それ以外になると緊急発生のクエストでしか出てこないんだよなぁー」
緊急発生クエストとはダンジョン攻略中に起こる突発型のクエストだ
内容的にはボスクラスのモンスター出現とかアイテム収拾がメインになっている
「こっちにきてもう2ヶ月過ぎてるし早くしないとウィドたちにも迷惑をかけることになる・・。そろそろ出ないかなー・・・」
ダンジョンの手前までくると誰かが後ろからついてきていることに気づく
たぶん音で確認できるのは1人だけ
これなら万が一襲われてもぎりぎり倒せるはず
「そこにいるのは誰だ!ついてきてるのはわかってるぞ!」
大きな声でいい放つと木の影から出てきたのはサユナだった
「なんでお前がここにいんの!?なんでついてきたんだよ!」
声が自然と大きくなる
こんなところへサユナが来たらモンスターとのレベル差がありすぎてすぐさまやられてしまう
「・・・・・・・だって、いっつも1人で夜中に出掛けてるんだもん。私は心配でついてきただけだよ・・・・」
すごく落ち込んだ様子のサユナだがここは本当に危険だ
俺1人で守るのは少し辛い部分がある
「そんなこと言ったって俺1人じゃ守りきれないんだよ・・・・。俺だって何回も殺されかけてるんだ。本当にあぶないんだぞ!」
俺1人だったらいくらでもやりようはあるがもう1人を守らなきゃいけないとなると話が別だ
「わかってるよ・・・・それでも・・・・・・それでも一緒に行きたいの!」
どうするべきか・・・・
この様子じゃ帰れって言っても聞かないだろうし。
一緒につれてくにも俺が守れないとサユナが・・・・・
「今レベルいくつだっけ?」
この返答次第で決めるしかない
「・・・・・・・・21。」
これは無理だな
制圧のベースレベルがこの辺だと40は必要だ
ダンジョンなんて無理すぎる
「わかった。じゃあダンジョンには行かずこの辺でレベルあげしよう。ダンジョンは行かない」
これでわかってもらえないなら帰らせるしかない
「うん、がんばる・・・・」
少しは元気になったように見えた
けどここでレベルあげとなると俺が前衛やらなきゃ無理
それに後衛って経験値少し下がるからなぁ・・・・
どのくらい時間がかかるかが問題だ
「よし、じゃあいくぞ」
俺達は別の場所へと移動した




